宮崎大輔(ハンドボール)


「身体特性を活かす」
  • ハンドボールには身長は余り関係ないと思います。身長が低いならば(宮崎選手は175cm)、低い選手ならではの利点を活かしたプレーがあります(スピードや大きい選手の陰からシュートを打つ)。自分の身体の利点を見つけて、活かすことがが大切です。
  • 走るのは速いですが、そのスピードを活かすためにはボールをもらう前の動きが大切です。トップスピードに近いところまで乗せていれば、そこでフェイント動作のように緩急をつけることがとても有効になる。動きが悪いときは、ボールをもらう前の動きがバタバタするだけで、次の動きができていない。これらは意識すればできることで、練習で培われるベースになる部分です。「気がついたらできていた」というのは、このような小さな意識が積み重なって生じるものだと思います。
  • 1対1で対峙する際に強い選手、優れた選手というのは、ステップとフットワークがうまい。スピードが大切な僕の場合も、ステップとフットワークがとても大切です。
  • ジャンプは私の代名詞のようになっていますが、バレーボール選手のスパイクのように最後は両足で踏み切って跳んでいます。この跳び方にしてジャンプが高くなったのは確かです。

「駆け引き」
  • 恵まれた体格ではないだけに、相手とどう駆け引きをするのかが僕自身の楽しみであり、その工夫が選手として生きる道と言っても過言ではないと思います。
  • 身長の高い選手といっしょに跳んで、「1,2,3」で打てばブロックされてしまうので、「1,2」あるいは「1,」のタイミング、クイックで打つ場合が多いです。また相手が最高到達点に達する前に打ってしまうとか、相手が跳んだのを見てからもう一度タイミングをずらして跳ぶというように、微妙なズレをつくりだし、間を生み出すようにしています。人が密集している場所を避け、わざとゴールから離れた場所から打ったりします。
  • 視線をある方向に向けて、相手に次のプレーを予測させておいて実際には違うプレーをする。目で印象づけて、目で振り切ります。
  • 相手のパス回しなどをじっくり観察すると、パスを投げる際に横を向くとか、行かせたくないと思っている方向に自然に足が出るなどのクセが見つかります。それを駆け引きに利用します。

「練習」
  • 日頃の練習のなかで、身体が動きを覚えるというのは確かだと思います。(パスの場合は)「ここが見えているということはボールが通る」というように、感覚として身についてきます。
  • 集中力が高まっているときは、(考えて判断しているというより)気づいたら、自然に相手をかわしていたとか、スペースが空いたと思った瞬間にクイックフォームで絶妙のコースにシュートを打っていた、などということがあります。身体が覚えているというか、自然に身体が反応している感じです。
  • 超一流のレベルでは相手をかわしたと思っても、とっさに手が出てくることがあります。どんなプレーでも、「とっさに動く」というレベルまで練習をつめているかということが大切なのです。

                                                                                「トレーニング・ジャーナル」2007-1)
Showing 0 items
OwnerDescriptionResolutionComplete
Sort 
 
Sort 
 
Sort 
 
Sort 
 
OwnerDescriptionResolutionComplete
Showing 0 items
Comments