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1/49計画 ウルトラセブン12話大全集


  • 初版 2002年8月
  • 二版 2002年12月
  • 三版 2005年8月
  • (現在、品切れ中)

内容紹介

特別付録 カラー口絵 【復刻】ブロマイド大全集

12話スタッフ・キャスト表

第1章 12話のひみつ

ウルトラセブンの12話とは一体どんな物語だったのか?製作の舞台裏はどうだったのか?その謎に迫ってみた。

  • 【グラフィティ】12話フィルムストーリー
  • 【グラフィティ】これがスペル星人だ
  • 【グラフィティ】スペル星人円盤、宇宙時計、12話登場メカ
  • 【グラフィティ】12話登場人物
  • 試験に出る12話解説(鑑賞に役立つ6のキーワード)
  • スペル星人製作日誌(高山良策日記、キヌタラボDB日誌より)
  • 12話を創った男たち(主要スタッフ6人のプロフィール)

第2章 スペル牧場

12話放映当時から、欠番事件が起こるまでの間に掲載された雑誌記事やレコード、玩具などを集大成した。

  • 【グラフィティ】スペル星人スクラップ(雑誌編 玩具編 レコード編)
  • 【グラフィティ】玩具、レコード掲載リスト
  • スペル星人スチールバリエーション考察(目的・撮影者別に分類)
  • 【リスト】雑誌掲載リスト

第3章 712消滅す

当時の抗議文や回答文、新聞記事等を網羅し、今まであまり語られる事のなかった欠番事件の真実を明らかにした。

  • 12話欠番問題「ひばく怪獣問題」事件の経緯
  • 「ひばく怪獣問題」抗議文・回答文再録
  • 「ひばく怪獣問題」雑誌掲載記事再録
  • 【グラフィティ】欠番事件新聞記事スクラップ
  • 【リスト】抗議文・回答文・雑誌新聞記事リスト
  • 【コラム】原爆病について(原爆病[原爆症]の病理学的解説)

第4章 遊星の悪魔スペル星人(ウルトラファイト)

「ウルトラファイト」に登場したスペル星人と、その欠番事件。さらに、謎の怪獣「ドジンゴ」について迫ってみた。

  • もう一つの12話、或いは1/196-ウルトラファイト欠番事件-
  • 【グラフィティ】『遊星の悪魔スペル星人』フィルムストーリー
  • ウルトラファイトとは/事件の経緯
  • 抗議文・回答文再録
  • 『怪獣死体置場』について/サークロラマ&紹介画面
  • 放映日考察
  • ウルトラファイト本放送・再放送リスト
  • プロジェクトXII姿なき挑戦者たち『アトラク怪獣「ドジンゴ」を捜せ』(セブン制作終了後にスペル星人の着グルミ流用で誕生したという幻の怪獣の噂を検証)

第5章 12話を見た

海賊版で出回っている12話ビデオの歴史をひも解き、全てのバージョンを分析してその謎に迫ってみた。

  • 十二話ビデオ完全攻略ガイド
  • 12話ビデオ概論
  • 流通の変遷
  • ヴァージョン解説
  • 通常版/タケダ版/ドラキュラ版/TNT版/MX版
  • ウルトラファイト「完全版」/ウルトラファイト「夕やけロンちゃん版」
  • 円谷ジャンクフィルム
  • 失われた12話をもとめて(ある事情通が語る12話映像入手法)
  • 特別寄稿 宮崎と取引した男(宮崎勤との12話ビデオ取引の実録風フィクション)

第6章 スペル・ゾーン

欠番事件以降の12話掲載記事をまとめ、12話の世間での扱われ方の変遷を研究してみた。

  • 昭和30年代後半生まれが見た12話欠番以降のメディア露出
  • 【コラム】 アメリカの12話ビデオ
  • 【コラム】 スペル星人のネクタイ(一時流通していたスペル星人モノの正規版権許諾商品について)
  • 【グラフィティ】スペル星人スクラップ(81年〜02年)
  • 【リスト】12話関連記事掲載リスト

第7章 海外から来た兄弟

アメリカ・TNTで放映された英語版12話の研究と、各国で放映されているウルトラセブンの現状を探ってみた。

  • TNT版(英語版)ウルトラセブンについて
  • TNT版ULTRASEVEN12話シナリオ紹介(聞き取りによる台本風英文台詞の再録)
  • 海外のウルトラシリーズ
  • ハワイ版ウルトラセブン
  • 広東語版ウルトラセブン
  • 台湾版ウルトラセブン
  • スペイン語版ウルトラセブン
  • 英語版ウルトラマン
  • タイ裁判事情
  • 海外版ウルトラセブンサブタイトルリスト(ハワイ版/TNT版/スペイン語版/広東語版対照式)

第8章 雑学GO!GO!GO!

用語辞典、ロケ地、音楽、フィルムの行方等、12話に関するあらゆる話題を取り上げてみた。

  • 12話用語辞典
  • 百窓徹底解剖(スペル星人の本拠地として使われた実在の前衛的住宅建築の紹介)
  • 他の作品にもでていた百窓(12話以外の様々な作品から百窓のロケ撮影場面を紹介)
  • 百窓撮影ミニチュア集(様々な作品から百窓のミニチュアセットを紹介)
  • 【グラフィティ】スペルフィギュア大集合!(スペル星人ガレージキット人形のカタログ)
  • 12話ロケ地探訪
    • 田園調布
    • TBS局舎
    • 都立砧公園
    • 東宝ビルト
    • 世田谷区岡本
    • 未解決ロケ地
    • おわりに
  • スペル星人差し替え全集(欠番措置後に書籍のスペル星人掲載頁の変更を図版で対照する)
  • 放映リストの軌跡(欠番措置後に放映リストがどう変遷したかを検証する)
  • 音楽について(12話で使用されたBGMの解説)
  • フィルムについて(欠番措置後にフィルムはどうなったか等の考察)

第9章 12話無法地帯

12話に対する地道なファン活動の紹介、そして12話以外の代表的な欠番特撮作品を紹介する。

  • 総力特集 歴代12話同人誌大集合!!
  • 12話関連サイト・ネットで暗躍する12話伝道師達(12話を扱ったHPの紹介)
  • まだまだあるゾ欠番作品(12話以外で欠番となっている作品の紹介)

第10章 史上最大のインタビュー

アンヌ役のひし美ゆり子さんに、12話の撮影秘話、思い出話など、当時の貴重なエピソードを語ってもらった。

  • ひし美ゆり子 12話スペシャルインタビュー
  • 【グラフィティ】ひし美ゆり子 フォトギャラリー
  • 【コラム】追悼 成田亨

第11章 12話は誰のために

12話復活に向けて、これから我々はどのように考えていけば良いのか。その歴史背景などを探りながら考えてみた。

  • 12話復活への模索
    • 復讐するは我にあり
    • 「12話解禁」ウルトラ五つのちかい
    • むすびにかえて

第12章 遊星より愛をこめて

12話の研究に欠かす事の出来ない貴重な資料の中から、ダイジェストだけでは物足りない作品群をここに紹介する。

  • 【復刻】マンガ1(テレビコミックス第4集・68年3月20日)
  • 【復刻】マンガ2(たのしい幼稚園・70年9月増刊号)
  • 【復刻】マンガ3(幼稚園・69年11月号)
  • 【復刻】シナリオ「遊星より愛を(決定稿)」
  • 12話年表(67年)
  • 12話年表(68年〜80年)
  • 12話年表(81年〜02年)

解説

この本が作られるに要したのはわずか一年の事であった。 しかも漠然とした与太話に等しい最初の構想段階を除けば、わずか半年ほどの製作期間であったから異例のスピードに違いない。 もっともそこに至る各執筆陣の蒐集・分類・考察の蓄積があったればこそではある。

また、こうした宿命を負わされた作品であるからして、取材の壁も厚かったのではと読者諸氏はお思いになるであろう。 事実、われわれもそう思っていた、動き出すまでは...。開けてびっくり、芋づる式にズルズルと新発見の資料等が現れて、一番驚いたのはわれわれ自身であった。 やはり「意志あるところに道は拓く」ものである。

まずは本書の最大の売りは豊富な写真資料である。カラーでお見せできるのが表紙と口絵のみで残念なことではあるが、まず他所では全く見る事の出来ないものばかりだと思われる。

つぎに、女優のひし美ゆり子氏よりロングインタビューを頂く事ができた。得体の知れない集団の申し入れに、快く応じていただいた事に感謝の念にたえない。われわれにとっての永遠のマドンナ、友里アンヌ=ひし美ゆり子氏より、撮影当時の楽しい思いで話の数々を直に伺うという栄誉に浴したことは何ものにも替えがたい経験だ。また氏のインタビューを頂いたということはこの本のお墨付きを得たにも等しく、その後の取材活動にも黄門様の印篭のごとく力を発揮したのは言うまでもない。

「ドジンゴ」という大きな謎は、しばしの間われわれ編集スタッフも憑りつかれたようにのめり込んでいった。さんざっぱら資料が出尽くした感のある初期ウルトラ関連で、21世紀の今日までこのようなパンドラの匣(はこ)が手付かずに置かれていた事自体が謎とも言える。エキサイティングな謎解きの過程が上手く表現できたか心もとないが、これは機会があれば是非読んで頂けたらと思う。

「ひばく怪獣問題資料集」に材をとって、欠番問題に包括的に取り組む事ができたのは、先人の研究者の労を忘れてはならない。その意味でこの本においては、それらの基礎研究を発展的継承する事に心血を注いだつもりだ。通り一遍の紹介に終わらせる事なく、この問題の決定版となるよう努めたのであるが、評価は読者諸氏に委ねたい。

雑学集として編んだ章の個々の企画は独立した章として構成するには、ボリュームが不足する為、様々なカテゴリーのものを一つの枠に押し込めたものだが、バラエティ豊かでユニークな小研究発表群になっているのではないかと思う。

巻末にはマンガとシナリオを復刻した。特にシナリオは表紙の紙の質感にまでこだわって再現してみた。これはマニアなら思わずニヤリとしてしまうモノかもしれない。

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