用語集


 「初出」欄は、リパライン語での表現が(現世において)悠里世界OSプロジェクトを初出とした表現であるかどうかを記載する欄である。すなわち、悠里世界OSプロジェクト開始以前にすでに現世で造語されていた語・語法である場合には✗、そうでない場合は✓を記入する。
リパライン語での表現にユーゴック語由来の表現が入っているかどうかという基準に基づいて、「非ユーゴック語系語彙」と「ユーゴック語語彙流入後の語彙」という風に表を分割している。phil.2003年前にユーゲ人との言語的接触はほぼないので、「ユーゴック語語彙流入後の語彙」は必然的に2003fの時代には存在しなかった語彙ということとなる。ただし、xarzni'arvenについては、xarzni'arが比較的早期の借用に由来するため、2003fの時代にも存在しうる。

非ユーゴック語系語彙
 日本語  リパライン語  ユーゴック語  パイグ語 初出  説明
 パンクワテール  panqateel  Pankuateer   -   ✓  OSのコードネーム(2017/8/19時点)
 イエロースクリーン  pevustol  pebwustor  如止; em muo1   ✓  ブルスクのこのOS版、理語は直訳では「黄色状態」
 アスペクト比  nistanerten leium  hootis jommeir
 広別; zie1 pau1  ✓  アスペクト比、縦横比。紙の規格に影響を受け、1:√2に近いアスペクト比が用いられることがある。PMCFの一部ではnistanと略され、言語にうるさい方々が苦言を呈したりしている。
 レジスタ  firjal  eton  激付; gak1 kun2  ✓  CPUが頻繁にアクセスするための小容量のメモリ。理語は直訳では「メモ」
 EIPレジスタ  xeumon xelal (xx)  chebimoo  下付; ut2 kun2  ✓  次に実行する命令のアドレスを保持するレジスタ。x86などとは違って露わにkrzなどでいじることができる。
 プログラムカウンタ  noon xelal (nx)  kensoyo  軸付; la1 kun2  ✓  実行中の命令のアドレスを保持するレジスタ。機械語側から直接いじることはできず、xxに書き込んだものがnxへと伝播することによってジャンプが実現される。
 右辺値  krantergerl  utreyo  目端; ta1 tau2  ✓  理語は「読む対象」だがkranteerlだと「本」なので-rg-を挿入した。
 左辺値  akrantirgerl  itrayo  筆端; kua2 tau2  ✓  理語は「書く対象」だがakrantierlだと「本」なので-rg-を挿入した。
 2003処理器  2003'd ferlesyl (2003f)  Yeskamasy   -   ✓  連邦情報処理研究所が開発している『革命的計算機』(イェスカ同志の御言葉)
 ライブラリ  jujojel'd akrantierl (JA, jera)  kittab fo torchaadis  律集; iak1 dat2  ✓  頻出する関数などをまとめ、再利用しやすくしたもの。理語は「料理の本」。パイグ語ではjuakと略されており(発音は/juak/または/yak/)、パイグ人エンジニアの多くはこの略称がリパラオネ人にも通じると思い込んでいる。
 関数;サブルーチン  cersva  zenjurom  律; iak1  ✗  理語は「指令;公官庁から発せられる命令」。
 命令文  xlaiso  zenjur   -   ✓  理語は「命令すること」で、cersvaと比べてもっと基本的な、機械語や高級言語の代入命令といった小規模な命令を表す。
 CPU  ferlesexiayl  masy  裁軸; xy1 la1  ✗  理語は「ferles(対処する)-e-xia(〜の中心の)-yl(道具)」。
 通常命令  farfelen xlaiso  stam zenjur   -   ✓  元々はアセンブリ言語において「xxの読み書きを行わない命令」という意味。転じて、命令型言語においてジャンプや関数呼び出しなどの制御構造的要素を持たない単純な命令のことを表す。
 関数呼び出し;サブルーチン呼び出し  fenxeo cersva  disdagugdis   -   ✓  fenxeは「食事を運ぶ;食事を提供する」の意。ライブラリがjujojel'd akrantierl(レシピ本)と呼ばれるようになった後に、逆生成的に定着した表現。
 メモリ  setistafar  kitasy  筆付; kua2 kun2  ✗  主記憶装置とも。「アドレスの箱」を略した語。
 符号なし(unsigned) / 符号付き(signed)  ny snakxaz / snakxazasyk  wijathi   -   ✓  最上位ビットを符号ビットとして用いるか用いないかという区別。理語はそれぞれ「非負の」と「負が可能な」。
 「計算する白色」(ubpl)  lex litarle flan  reikesdis kvin
  -   ✓  固定長命令による高速化を図ったバイナリとアーキテクチャ。2003fとのバイナリ互換はないがアセンブリ互換はある。専ら科学計算用。
 悠里アセンブリ(2003lk)  2003f'd lkurftless (2003lk)  Rang fo Yeskamasy   -   ✓  2003fの機械語に変換される目的で設計されたアセンブリ言語。理語は「2003fの言語」。ubpl用バイナリも2003lkをベースとした設計になっている。
 番地  setival  ansumba   -   ✗  理語は「住所」の意味の語sietivalをもじったもの。ファイルパスとかも同じ語。
 ワード  lysolass  ryusoras   -   ✓  データ量の単位。具体的に何ビットを指すかは状況によって異なるが、2003fでは専ら32ビットを指す。理語は「スイッチ」の意味の語lysolの複数形。一意的でないこと、「スイッチ」そのものと紛らわしいことなどから、後に多くの場合においてユーゴック語由来のmejに取って代わられるようになった。
 エンバグする;バグを埋め込む  hynaumares  -   -   ✓  バグが混入してしまうこと。理語は「毒を入れる;毒が混入する」。
 デバッガ(ソフトウェア)  afnaryl  -   -  ✓  バグを取り除くためのソフトウェア。理語は「除去する道具;解毒薬;消毒」。デバッグするための人はafnaryler。
 構文解析  kakitercenust  -   -  ✓  
 (リンカが)リンクすること  melsrolfeno  -   -  ✓  mels【〜に関する】-r-【合成語】olfen【通信の;連絡の;接続する〜;】-o【名詞化】。
 実行時に ingglim -  - ✓ 理語は「道中で・途中で・道すがらで」。
 擬似命令 xlaiso'd xalergerl -  - ✓ 理語は「命令に似ているもの」。
 ラベル・(その先頭がラベルによって表される)関数・サブルーチン firsykaloa -  - ✗ 理語は「栞」。
 間接アドレス参照・間接参照・逆参照 yst firsykaloa -   - ✓ なんかこれもfirsykaloaと呼ばれていたが、紛らわしいので分離された。
 Webキャッシュ wounsa -  - ✓ 理語は「ポケット」。CPUキャッシュに対しても同じ語が使われるようになるかどうかは要考察。

ユーゴック語語彙流入後の語彙
 日本語  リパライン語  ユーゴック語  初出  説明
 画素  larl  rar  ✓  ピクセル、画素。理語はユーゴック語のrar「点」に由来する。
 ウィンドウ  jerldir  yerdii  ✗  ウィンドウ。理語は「海上戦闘者の元」に由来する「母艦」。-dir「元」という語尾辞はユーゴック語由来であることに注意。
 対話的な  xarzni'arven  rakasrarkas  ✓  ユーザーの入力を待機し、その入力に基づいて動作するプログラム。理語は「静癒士の」であり、その語幹xarz「甘える」はユーゴック語からの借用である。静癒士とは宗教的なカウンセラーである。xarzni'arが比較的早期の借用に由来するため、2003fの時代にも存在しうる。
 コンパイラ言語  akrunftaxmavirle  chemniyandisokku  ✗  akrunftaxm「コンパイラ」に言語名語尾-virel > -virleがついたもの。言語名語尾は「ユーゴック語における言語名語尾に似た物を導入したい連邦が導入した語尾」である。
 アセンブリ言語  ladirvirel  anfimangokku  ✗  理語は「本来の言語」という意味。-virelはユーゴック語の影響を受けた語尾である。-dirはユーゴック語からの借用であると思われていたが、実はladirはdir由来ではない。2003f当時は「アセンブリ言語」という分類の枠組みはなく、具体的なアーキテクチャ名を指して「◯◯の言語」と呼んでいた。そもそも、「本来の言語」という考え方自体が、後世にできた高級言語と対比した呼び方であり、2003f当時にはなかった概念である。ladirvirelylが「アセンブラ」でladirvirelesが「アセンブルする」。
 バイト(8ビット固定)
 オクテット
 mej  mei  ✗  8ビットを1つにまとめた単位。理語はユーゴック語のmei「バイト」の借用である。理語にはもともと「ワード」を表すlysolassという語があったが、アーキテクチャによってビット数が変わりうることと、lysolassは「スイッチ」という語の複数形にすぎず物理的な「スイッチ」と抽象的な「ビット」と単位としての「ワード」が紛らわしいことから、lysolassは後に使用頻度が減り、語形が短く一意的なmejが定着することとなった。
 コアダンプ  arsnus  -  ✓  異常終了したプログラムのデバッグのために、メモリの内容を出力したもの。理語はars nusnevo「強制的排出行為」に由来する「嘔吐」だが、このars「無理やりな」はユーゴック語からの借用である。
 コンパイラ  akrunftaxm  chemniyandis  ✗  akrunftaxmesが「コンパイルする」。実は-axmもユーゴック語のmasy「機械」由来だったのだ。
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