堀内・平安古・城下町

 維新の志士が往来した当時の風景を今も残すまち

堀内は、萩城三の丸に位置し、藩の重臣が住んでいたところで、町筋に沿って土塀や石垣、長屋や長屋門が残っています。禁門の変の引責で切腹した悲運の三家老、益田右衛門(ますだうえもんのすけ)・福原越後(ふくはらえちご)・国司信濃(くにししなの)の屋敷跡もあります。
外堀の外側に位置する平安古(ひやこ)・城下町地区は、中級武士・町人が住んでおり、御成道(おなりみち)には豪商が軒を連ねていました。町筋は碁盤目状に画され、なまこ壁の土蔵や土塀、志士の旧宅などが残っており、幕末の面影をよく留めています。改革を推進し雄藩へと導いた村田清風の別宅跡や、常に時代の先頭に立って活躍した明治維新の英傑 木戸孝允(きどたかよし)(桂小五郎(かつらこごろう))、奇兵隊を組織し維新回天の扉を開いた幕末の風雲児 高杉晋作、尊王攘夷(そんのうじょうい)の急先鋒となって活躍した松下村塾の英才 久坂玄瑞(くさかげんずい)などの誕生地があります。
激動の幕末期を駆け抜けた志士たちの足音が、今にも聞こえてきそうな当時の風景を残す町並みと、彼らにまつわる史跡や物語を、堀内・平安古・城下町地区のおたからとして推薦します。