トリグラフ

概要

トリグラフ(Triglav)は、ヘルハイム共和国に棲む幼年のドラゴン。
"オラグ(不全、未完成)"世代。
三つの首を持っており、それぞれは互いに意思を共有している。体長13.7m、高さ3.6m(翼含まず)。
生まれてから15年ほど経過しているが、その成熟度合いは人間に当てはめると幼年期で6~7歳程度と推測される。
エレアスのヘルハイム出奔の際には、彼が管理していたプル・オーウェルングの内「一番ちびっ子の木」を譲り受けている。

生い立ちと家族

『転源』を経て生まれた若年層のドラゴンであるが、トリグラフの姿は三つ首、色彩の入り混じった体表など奇異な特徴を数多く持っていた。世話係のドラゴンが生まれたばかりのトリグラフを国主であるゴーシュへ届け出たところ、「この同胞はあまりに精神感応が強く、このままでは満足に生きることも出来ない」と判断された。俗にいう身体的、精神的な奇形竜である。

そこでトリグラフはまず最初に、ゴーシュによって三つ頭の持つ六つの目を完全に封印された。これはトリグラフの目が「大陸中の罪と悪を優先的に見つめてしまう」ことで心が傷つくのを防ぐためであった。以来、トリグラフはゴーシュの封印によって完全に視覚を失っている。

その後、トリグラフは他のドラゴンたちに見守られ、ヘルハイム東部の森深くで育てられている。
目は見えないもののその分聴覚と精神感応が著しく発達しており、植物や精霊の声を細かく聞き分けるなど情報収集に長けている。

性格

脆弱、内気。喋るのは得意ではなく、言語障害を持っている(吃音)。
ショック耐性がなく、かつ予想外の出来事や許容範囲を超えた情報量などに遭遇すると泣き喚く、暴れるなどする。普段は森の奥深くに潜み、息を殺して日々何かに怯えながら生活している。
他者が話しかけると、三つ頭がそれぞれ一言ずつ返してくる(それぞれ口調も微妙に違う)ため、会話は主に1対3のような構図になる。

主な能力

・大陸中のあらゆる罪と悪を見つめる千里眼(現在は封印されている)
・より遠くの、より広い範囲の精霊や妖精、自然に満ちた「人ならざる者」の声を聞く

他のドラゴンとは違い、戦うための術をほとんど持っていない。
故に自衛の手段も無く、常にトリグラフはゴーシュを含め他のドラゴンの監視下におかれている。

関連項目

ドラゴン
ヘルハイム共和国
戦竜ユラン
火竜スヴァローグ

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