第1回オープンコミュニケーション・ワークショップ開催

オープンコミュニケーション~「個」と「場」をひらく言葉と身体


 二人っきりで話す内緒話。みんなの前で直接語りかける演説やプレゼン。こんな風にコミュニケーションにはいろんなスタイルがあります。でも、そのなかに「コミュニケーションを見せるコミュニケーション」があるのを知っていますか?

 たとえばテレビで漫才を観たことがあるでしょう。どこかのお兄ちゃんたちが二人で立ち話をしているだけなのに、なぜかつい話に引き込まれて笑ってしまう。どうして漫才師たちはこんなことができるのでしょうか?

 私たちが気づいたのは、普通なら「二人の世界」として閉じてしまいがちな言葉のやりとりを、漫才師たちは自分たちの言葉と身体を巧みに使うことで、観客や視聴者に上手に「ひらいて」見せている、ということでした。その結果、話をしている「個人」の興味を超えて、そして言葉が交わされる舞台という「場」を超えて、コミュニケーションがみんなのものへと開かれていくのです。

 私たちはこれを〈オープンコミュニケーション〉と名づけて研究をしてきました。そして今回、そこで分かったちょっとしたことを学会とかシンポジウムとか堅苦しい場ではなく、ざっくばらんに聞いてもらえて突っ込んでもらえる、そんなオープンなイベントにしたいと考えています。取り上げる話題も漫才・じゃんけん・子ども・ダンス・授業などさまざまで、映像あり実演ありの盛り沢山な1時間半です。是非、お気軽にご参加下さい。

(※なお、当日の様子をビデオ撮影させて頂く予定にしております。)


【会期】2011年11月5日(土)17:30-19:00

【会場】subLime吉祥寺北町店(JR・井の頭線吉祥寺駅から徒歩15分/「成蹊学園前」停留所下車すぐ)
 (※吉祥寺駅北口バス乗り場1番・2番から出るバスならどれに乗っても7分程で「成蹊学園前」に着きます)

【参加費】無料

【定員】20名くらい(※なるべく事前にご連絡下さい)

【プログラム】
  1. イントロダクション:オープンコミュニケーションとは?
    • 岡本雅史(清泉女子大学/成蹊大学,認知語用論)
  2. 「漫才を成立させる観客の存在ーボケとツッコミの非言語的役割ー」
  3. 「コント入りの瞬間:観客はその時いったい何をしているのか」
    • 大庭真人(東京工科大学,認知科学)
  4. 「じゃんけんの『拳空間』ー参与者の空間配置はコミュニケーションのオープンネスにどう影響するかー」
    • 細馬宏通(滋賀県立大学,会話・ジェスチャー分析)
  5. 「ビデオカメラを前にした子どもはビデオの中の自分をどう語る?」
    • 岡本雅史(同上)
  6. 休憩
  7. ゲスト講演「曖昧になって際立つアプローチ―言葉の研究とアートの対話」
  8. 閉会挨拶
    • 飯田仁(東京工科大学,オープンコミュニケーションプロジェクト代表)

subLime吉祥寺北町店