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導入&初期設定

TeXって何やねん,という人には,
よみもの

設定の仕方だけ見たければ,
設定例

を見たら良いと思います.

導入

Windows

TeXインストーラ3を使うのが楽.

(他にもいくつか方法はある.参考:TeX installers for Windows

(2012年に確認)


Linux(Ubuntu)

Ubuntu 12.10 以降

コマンド
14.04で確認.
$ sudo apt-get -y install texlive-lang-cjk
入力文字コードはUTF8.
ソフトウェアセンターからGUIでインストールしても構わない(13.10で確認,14.04では見つからなかった).

Ubuntu 12.04 以前

色々と面倒なので推奨しない,研究室では使わないこと.

コマンド

$ sudo apt-get install -y texlive texlive-math-extra ptex-bin xdvik-ja $ sudo apt-get install -y dvipsk-ja dvipdfmx cmap-adobe-japan1 okumura-clsfiles jmpost jbibtex-bin mendexk
参考:
Ubuntu Linux 11.10 - LaTeX環境

入力文字コードはEUC.UTF8は使えない.


Mac OS X Lion

MacTeXのページからMacTeX.pkgをダウンロード&インストール.

詳しくは,TeX Wikiの「MacTeX-2012 & TeX Live 2012 のインストール」を参照.

2014年10月11日現在,MacTeX-2014がリリースされている.


簡単な使い方&諸々の設定など

コンパイル&PDF変換

// tex → dvi
$ platex ファイル名(hoge.tex)
// dvi → pdf
$ dvipdfmx ファイル名(hoge.dvi)

コンパイル(platex hoge.tex)は2回行なうこと
(platex hoge.tex を2回してからdvipdfmx hoge.dvi).

1回では式番号などの各種番号の参照が正常に行なわれない.

試しにテストファイルをコンパイルしてみよう.
以下をコピペして,test.texとでも名前を付けて保存する(文字コードはutf-8で).
もしくは,ファイルを上げているので,このページの一番下からダウンロードしても良い.
¥documentclass[a4j]{jsarticle}

¥title{たいとる}
¥date{2014年4月1日}
¥author{てすと ゆーざ}

¥begin{document}
¥maketitle

二次方程式の解の公式

¥begin{equation}
    ¥label{equ}
    ¥frac{-b ¥pm ¥sqrt{b^{2} - 4ac}}{2a}
¥end{equation}

¥end{document}

保存したら,ターミナルを起動しファイルを保存したディレクトリに移動する.
そこで,以下を実行する.
$ platex test.tex
$ dvipdfmx test.dvi


日本語が文字化けせずに,二次方程式の解の公式が書かれたPDFができていればOK(こんなの).
文字化けしてる場合は下の「メモ:文字化け対策」を参照.

PDFファイル以外にも様々なファイルが増えているはず.
コンパイルの際に,生成されるこれらのファイルについて,
dvi
文書のレイアウトが記述されたバイナリデータ.DeVice Independent の略であり,
ディスプレイやプリンタなどのデバイスに依存しないという意味である.
xdviなどのdviプレビューアを用いて表示させることができる.

aux
LaTeX内部で情報の参照に利用されるデータベース.
目次,参考文献,式・図・表番号など.
1回目のコンパイルでこのデータベースが作られ,
2回目からこれが参照される.

log
名前の通り,タイプセット(コンパイル)のログが記録されたファイル.

toc
目次を作成した際に生成されるファイル.

synctex.gz
TeXソースファイルとPDFを同期する(行ったり来たりする)ためのファイル.


PDF作成後はこれらのファイルは削除しても構わない.

PDFが文字化けしていたり,コンパイルが正常に完了しなかった際に,
もう一度コンパイルするときには,これらのファイルを削除しておいた方がベター.


TeXworks設定

入力文字コードがUTF-8で,ファイルの文字コードもUTF-8とする.
タイプセットの設定をいじる.

まず,pdfplatex(シェルスクリプト)を作る(ファイル名:pdfplatex).

#!/bin/sh
platex -synctex=1 "$1" && \
dvipdfmx "`basename "$1" .tex`"

chmodで実行権限を付加.

$ chmod +x pdfplatex

TeXおよび関連プログラムのパスに存在するディレクトリに pdfplatex をコピー.

$ sudo cp -p pdfplatex /usr/local/bin

タイプセットの方法を設定する.
名前:pdfpLaTeX
プログラム:pdfplatex
引数:$basename

TeXShop設定

入力文字コードがUTF-8で,ファイルの文字コードもUTF-8とする.

・シェルスクリプトの作成
pdfeptex
#!/bin/sh
eptex -synctex=1 "$1" && \
dvipdfmx "`basename "$1" .tex`"

pdfplatex
#!/bin/sh
platex -synctex=1 "$1" && \
dvipdfmx "`basename "$1" .tex`"

↑の2つのシェルスクリプトを実行権限を与えた上で~/Library/TeXShop/bin に置く.

具体的には,
適当にエディタで上のシェルスクリプトを書いておいてから(ファイルはホームディレクトリに置く),
$ mv ~/pdfplatex ~/Library/TeXShop/bin/pdfplatex
実行権限を与える.
$ chmod +x ~/Library/TeXShop/bin/pdfplatex

pdfeptexも同様.

・設定

TeXShopの環境設定を開く.

書類,プレビュー,コンソール,タイプセット,内部設定,コピー,詳細
と上部に並んでいる.

まずは,書類から.
エンコーディングをUTF-8にする
(当たり前だが,EUCを扱いたいならEUCにしておく).

次に内部設定.
TeX + dvips + distiller の部分を書き換える.
TeX
~/Library/TeXShop/bin/pdfeptex
LaTeX
~/Library/TeXShop/bin/pdfplatex

フォントの埋め込み

フォントの埋め込みって何?とかの話は以下が詳しい.
http://www.antenna.co.jp/pdf/reference/FontEmbedding.htm

手っ取り早く言えば,
環境によってPDFは見栄えが変わるのでフォントを埋め込みましょう,ということ.

TeXで資料作ったのはいいけど他の人に渡したら見栄えが崩れてた,なんてことを防ぐために必要となる.
なので,完全に個人で作って見るだけなら不要(研究室ではありえないことだが).
特に学会に投稿する原稿には必須,たぶん要項に書いてるはず.


具体的な方法は以下3通り.
1.kanji-config-updmap コマンドを利用する.
おすすめ.ただし環境が古いとできない.

現在のフォント埋め込みの状況を知るには,
$ kanji-config-updmap status
と打つと,
CURRENT family : hiragino
Standby family : hiragino-pron
Standby family : ipa
Standby family : ipaex
という具合に表示されるはず(ちょっとだけ時間がかかる).

CURRENT family が現在埋め込んでるフォント,Standby familyが埋め込み可能なフォント.
俺はMacでヒラギノを埋め込んでいるのでこんな感じ.

初期状態で埋め込みの設定をしていなければ,
"hiragino"の代わりに"noEmbed"と表示される.

フォントを埋め込むには,
$ kanji-config-updmap hiragino
とするだけで良い.

Macならヒラギノ,それ以外はIPA-EXで良いと思う
(下の補足を読むこと).

フォント埋め込みをやめるには,
$ kanji-config-updmap nofont
でOK.

Macでヒラギノを埋め込む場合

$ sudo ls
を実行しておいて,
以下,コピペ.
sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino/ cd /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino/ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W3.otf" HiraMinPro-W3.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W6.otf" HiraMinPro-W6.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf" HiraKakuPro-W3.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf" HiraKakuPro-W6.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Std W8.otf" HiraKakuStd-W8.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf" HiraMaruPro-W4.otf sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W3.otf" HiraMinProN-W3.otf sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W6.otf" HiraMinProN-W6.otf sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf" HiraKakuProN-W3.otf sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W6.otf" HiraKakuProN-W6.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ StdN W8.otf" HiraKakuStdN-W8.otf sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.otf" HiraMaruProN-W4.otf sudo mktexlsr sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino kanji-config-updmap hiragino

OK
2.dvipdfmxの実行時に指定する
以下の通り.
$ dvipdfmx -f hoge.map piyo.dvi

3.dvipdfmxの設定ファイル"cid-x.map"を書き換える.
面倒くさいので,他をあたってくれ.

※ Ubuntu 12.04でIPAフォントを利用する場合
バグがあり正常に表示されないので,以下をもとに設定すること.
http://nanase.hatenablog.jp/entry/2013/04/12/153127

メモ:文字化け対策

latex側とファイルの文字コードが揃っていないと,文字化けが起こる.

文字化けを避けるには,
    1. ファイルの文字コードをlatex側に合わせる(nkfなど.nkfの使い方はUNIXコマンドの所に記している).
    2. latex側の文字コードをファイルに合わせる.具体的には,コンパイル時のオプションで文字コードを指定する.
このどちらかになる.

latex側の文字コードを調べるには,
$ platex -version
e-pTeX 3.1415926-p3.3-110825-2.4 (utf8.euc) (TeX Live 2012)
kpathsea version 6.1.0
-(省略)-

"platex -version"の結果の1行目,(utf8.euc),これが規定の文字コードである.
左側が入力文字コード右側が内部文字コードとなっている.
ファイルの文字コードはこの入力文字コード(この場合はUTF8)にすれば良い

また,latexが対応している文字コードを調べるには,
$ platex -help | grep "kanji=STRING"
-kanji = STRING        set Japanese encoding (STRING=euc|jis|sjis|utf8)
2行目の," set Japanese encoding" の右にあるのが対応している文字コードである.

ファイルの文字コードを変えたくない場合には,
latexコマンドにオプションを付ければ良い.
上記の環境でEUCのファイルをコンパイルしたいとき,
$ platex -kanji=euc hoge.tex
このように入力文字コードを指定してやればうまくいく.


図表の番号(図1,表1)の「図・表」が文字化けする場合,
スタイルファイル(hoge.sty)の文字コードが合っているかどうか確認する.

メモ:文字コード(EUCかUTF-8か)

TeXの初期設定でつまづきやすいのが文字コードの問題.
セットアップの時点で,ファイルの文字コードに何を使うか決めないといけないわけだが,何にすべきか.
EUCUTF-8SJISか.

俺はMacを主に使うのでSJISは論外.
なら,EUCかUTF-8かどちらが良いのか.

TeXでの資料・論文作成に限ればどっちも大して変わらない,というのが個人的な見解.
最近はUTF-8が主流になってきてるっぽい.
昔はEUCが主流だったため,学会で公開されている論文用のスタイルファイルはEUCが多い(気がする)
(Windowsユーザも多いのでSJISも用意されている場合が多い).

TeX Live 2012からはデフォルトの文字コード(入力文字コード)がUTF-8になっているので,
UTF-8の方が設定が若干楽.いや,ほとんど変わらんけど.

ちなみに俺はEUCを使っている.
というのも,2012年にUbuntu 12.04にTeX Live 2011をインストールして,
TeXを使い始めたが,このときはEUCしか扱えなかったので選択肢がなかったのである.
今,敢えて文字コードを変える理由もないのでそのまま使い続けている.

これから新しくTeXを使いはじめるなら,UTF-8でいいのでは.

メモ:統合環境&エディタ

MacならMacTeXをインストールすれば,TeXShop,TeXworksもインストールされる.
Ubuntuならソフトウェアセンターから簡単にTeXworksをインストールすることができる.
WindowsならTeXインストーラ3を使えば, TeXworksが同時にインストールされる.

Windowsの有名なエディタではサクラエディタのマクロがあるので,
普段から使っている人はそれでもいいんじゃないかと.
メジャーなものには大概マクロがあったはず.
eclipseプラグインでtexlipseなんてのもある.

ubuntuなどlinuxならTeXworks,gedit,Emacs,Vim,

MacならTeXShop,mi,Emacs,Vimあたりだろうか.

こだわりがなければ,TeXShop or TeXworks がおすすめ.

TeXとか関係なしにどのエディタが良いか,となったら,
Mac:mi
ubuntu:gedit
Windows:サクラエディタ

で良いと思う.

もちろん勉強してガンガン使っていくならEmacsなりVimが良いけど.
かくいう俺はTeXはTeXShop,普段はVimを主に使っている.

メモ:サーバへのインストール

CentOS
http://be.nucl.ap.titech.ac.jp/~koba/cgi-bin/moin.cgi/TeX%20Live%202013%20on%20Scientific%20Linux%206.4

サブページ (1): 設定例
ċ
test.tex
(0k)
土師優太,
2014/06/22 6:38
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