情報操作が行われている


 
 
2006年、2009年、に続き今年の2月12日に行われた北朝鮮による地下核実験に対して日本やアメリカを始め世界中が北朝鮮を非難をしています。
そしてこのサイトを開いた皆さんもさぞかし北朝鮮を非難して軽蔑、憎んでいることでしょう。
 
しかしこの北朝鮮の核実験をめぐる状況は相当おかしなことになっているのです。
 
 
【アメリカなどの核実験経験国が北を批難しているという事実】
 
マスコミの報道を見ているとまるで世界で北朝鮮だけが核実験をしているかのような錯覚に陥ってしまいます。
しかし当然この核実験を行っているのは北朝鮮だけが行っているわけではありません。
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、パキスタン、インドが過去に核実験を行っています。
そしてなぜこれだけの核実験国があるのに北だけが核実験を行っているかのように見えるのかと言うと、これらの核実験経験国のうちアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国が北を非難しているからなのです。
明らかに話がおかしい。
一体北を非難している国々はどの立場で北を非難しているのか。
 
さらにこのうちアメリカによる核実験に関して言えば、直近のものだと北朝鮮の核実験のわずか2ヶ月前となる12年12月6日に行われているのです。
そしてここ2~3年で6回も核実験を行っているのです。 
12年12月の実験では爆発を伴わない新しいタイプの核実験を成功させたため、アメリカはますます核技術が進歩したことになり、世界の脅威も増したことになるわけです。
このようにアメリカをはじめ核実験経験国が北朝鮮の核実験に対して非難をしているのです。
【参考サイト】
アメリカ
ロシア
フランス
中国
 
これは完全な笑い話でしかありません。
これらの国々は一体どの立場で北を批判しているのか。全く説得力がありません。
 
 
 
【矛盾した日本政府の対応】
 
しかし笑い話はこれだけではありません。
下の記事を読んでください。
【参考サイト】
 
この記事の中に参議院で「「国際社会に対する重大な挑戦であり、唯一の被爆国の我が国として断じて容認できない暴挙」と抗議する決議案を全会一致で採択した」 とありますが、その被爆の加害者がアメリカです。
そのアメリカに対して日本政府を始め世界の反核団体などがこれまで毎度毎度抗議を続けてきているのです。
【参考サイト】
 
そのような日本政府がわずか2ヶ月前に核実験を行った加害者であるアメリカと一緒になって北朝鮮を非難をしているのです。
【参考サイト】
 
 
もう呆れるしかありません。
しかし呆れるのはこれだけではありません。
このアメリカによる12年12月の実験に対して日本政府は「爆発を伴わないため包括的核実験禁止条約に違反していないため抗議はしない」としているのです。
【参考サイト】
 
しかしこれは抗議をしない理由としてはむちゃくちゃな話で、アメリカはこの新技術の実験に成功したせいでますます核技術が進歩して世界への脅威も増したことになるわけで、それに対して抗議をしないという日本の対応はそれまでとってきた日本の立場とは全く矛盾している行為になるわけです。
 
という具合になぜか最近になって日本のアメリカに対する態度が急に変わってしまったのです。
さらに今回の北の実験に対して日本政府は制裁をすることを検討しています。北の実験に対して制裁をするのに今までアメリカに対して制裁をしてこなかったのはなぜなのか、という話にもなるわけです。
しかもその制裁がアメリカと連携して制裁を行うようなことを言っています。
もう話がめちゃくちゃであることがお分かりいただけると思います。
 
 
 
【マスコミがアメリカの核実験情報を封印】
 
さらにおかしいのは政府だけではありません。
そもそも12年12月のアメリカで核実験が行われていたことをご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
ほとんといないのではないでしょうか。
 
これは日本のマスコミがこの実験をほとんどまともに取り上げていなかった証拠です。
上に掲載した【参考サイト】を見ればわかるように日本にとって重大なニュースのはずなのにわずかな事実だけを載せて政府の不自然な態度に対する批判などは一切ありません。
※一部の地方紙などでは抗議している模様
 
しかしマスコミはその2ヵ月後の北の実験に対しては実験のだいぶ前から大々的に取り上げて大騒ぎしているのです。
おかしいですよね。
なぜ日本のマスコミはこれまで非難してきたアメリカの核実験や日本政府の対応に対しては全くと言っていいほど騒がず、北の核に対してだけ大騒ぎして非難しているのか。
 
そしてここでよく考えていただきたいのは北が核実験を行う理由です。
アメリカは過去日本をはじめ世界中から「核を放棄しろ」と言われ続けてきたにも関わらず、保持し続け、実験を繰り返してきているわけです。
そして北朝鮮が核実験をするのも北の敵国であるアメリカがそのような態度をとり続けていたために、それに対抗するために実験を行っているということはもう明白なわけです。
要するに北の核実験のきっかけを作っているのはアメリカなのです。
またアメリカ自身が今回の北の実験を「挑発行為」と位置づけているわけですから、アメリカの核実験も北朝鮮から見れば挑発として受け取られることはわかりきっているわけです。
ということはタイミング的に考えれば今回の北の実験も2ヶ月前に行われたアメリカの核実験に対抗するために行われた可能性は大きいわけです。
 
なので本来なら日本の立場はアメリカに対して「お前らが核を放棄せず、実験を繰り返しているからこんなことになったんじゃないか」となっているはずです。
しかし実際にはアメリカを一切非難せずに北朝鮮だけを非難しているのです。
またその他の核実験刻が北を非難しているという不自然な事実に対しても、さも当然のごとく報道しているのです。
このマスコミの対応も明らかに不自然で、もうこれは「情報操作」を行っているとしか言いようがありません。
 
マスコミの偏った報道の仕方と政府の対応によって、現在の日本国民はみな「北朝鮮だけが悪」という思い込みをしてしまっているのです。
ということはそうなることを目論んだ情報操作だったということ以外考えられません。
 
意図的にアメリカの核実験には触れずに北の実験だけを大々的に取り上げて大騒ぎすることによってまるで世界で核実験をしているのが北朝鮮だけかのような状態を作り、「北朝鮮だけが悪」と思い込ませようとしたとしか考えられません。
政府と一緒になって国民の北に対する印象を操作をしているとしか考えられません。
 
 
 
【北朝鮮もアメリカの核実験に触れていないという事実】
 
まだ他にもおかしなことがあります。
 
なぜか北朝鮮側の自国の実験に対する声明には2ヶ月前のアメリカの核実験の話が全く含まれていません。
これもおかしな話です。
北朝鮮はアメリカの実験を出して自分達の実験の正当性を主張するはずなのに全く触れていないなどあり得ないことです。
これもマスコミが意図的に北のコメントから除外して報道しているとしか思えません。
なぜ除外するかと言うと北のアメリカの核実験に関するコメント部分を除外することによって、日本国民にアメリカも核実験をしていることに気付かせないようにして「アメリカも悪」ということにならにようにするために握りつぶしているということが考えられるわけです。
 
 
 
【「核の傘」といういい訳も通用しない】
 
百歩譲ってこれらの報道が意図的でなかったとしてもマスコミの報道と日本政府の対応、さらにアメリカやその他の国の対応も矛盾に満ちていることは間違いないわけです。
なのでこれらに対してマスコミ、政府は国民に対する説明責任があるはずです。
「なぜアメリカに対しては報道、抗議せず、そしてなぜアメリカと手を組んで北を非難しているのか」ということに対して
 
の中に、「『核の傘』を含む日本に対する米国の防衛コミットメントは不動であるということを明確に再確認したい」と強調した」という文章があります。
 
これはマスコミや政府がアメリカの核に触れなかったことへの言い訳となるような文章です。
「日本がアメリカの核に守られているからアメリカの核を否定しないんだ」という具合の言い訳です。
 
しかしご存知のように今まで日本がアメリカの核を拒否してきた中には、この「核の傘」を含めて全てを拒否してきたわけです。
なのに記事中ではさも当たり前のように核の傘という言葉が使われていて、それを否定する文章もありません。
 
ではいつから日本側が核の傘を受け入れるようになったのか。
日本政府は「いつ」「誰の許可を得て」肯定するようになったのかという国民に対する説明などしたことなどありますか? ないですよ。
となるとこんな重大なことを国民の同意を得ずに勝手に政府とマスコミが決めて、そしてアメリカの核を肯定してしまったということなるわけです。
そのような馬鹿げたことがあるわけがありません。
 
これは明らかにアメリカの核に触れなかったことを正当化するためのその場しのぎのごまかしのための文言です。
 
これだけおかしなことが起きていれば、当然反核団体や専門家の多くが気付いているはずです。
実際にはネット上ではこのサイト以外にもマスコミや政府の対応に不自然さを感じている人たちが出始めています。
それを察知したマスコミが「核の傘」を持ち出して「アメリカの核実験に触れなかったのは、日本がアメリカの核の傘に守られているからなのだ」とごまかそうとするために後からとってつけた言い訳でしかありません。
子供だましの言い訳です。