harunohinonakade

春の陽の中で 1993年製作

気づかぬうちに季節はめぐり 凍えた夜も過ぎ去ってゆく

さげすまされたこの痛みも 時間が溶かしてくれるのだろう

酒に酔ってはふらりふらり歩いて 行き着く所を探してる

春を運んだ一陣の風が 僕の心を吹きぬけてゆく

春の陽の中で やりきれぬ心 癒してみるのも悪くないさ

春の陽の中で いつしかきっと 想いが叶うとまた信じて

浮世にまみれて暮らしているが 胸には秘めたる思いがある

今は黙って何も語らずに 頑なにすべてを閉ざして

人にはとやかく言われるし 自分でも情けなく思うこともある

桜花びら ひらひら舞いながら 僕の肩を撫でては落ちる

春の陽の中で やり切れぬ心 癒してみるのも悪くないさ

春の陽の中で いつしかきっと 想いが叶うとまた信じて

*REPEAT

COLUMN~コラム

不定期で更新しているこのSONGSのコーナーはHPを作成管理してくれている高橋和幸氏にソングリストを渡してあってその中から曲を選定してもらっている。なので「こんな曲を・・」と思うこともあるのだが今回はその最たるものです、何せライブを定期的に演る前の時期のものだし、ライブで歌った憶えがほとんど無い(2回くらいあるかも)からだ。まずは古い歌詞カードを頼りに曲をちゃんと思い出すことからスタート(汗)、作りも素人っぽく、部分的に声が出ないほどのとんでもなく高いキーが含まれている!!なので断ろうとしたが「季節柄良いと思って、今のヴォーカル力でやってみて」と言われしぶしぶ承諾したのだ。

聴いてもらえばわかるが曲は「STAND BY ME」をモチーフにしたコードとテンポ、それに当時27歳の忸怩(じくじ)たる思いが込められている・・思い出といえば作った当時に高橋氏と隣町の運動公園へ行って芝生の上で大声でわめき歌っていたことか。「春」を連呼しているので季節限定の曲、問題のハイトーンの中サビ、はたして声が出ているか聴いてみてください(笑)。