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中之島図書館「廃止」をめぐる発言

(1)第14回大阪府市統合本部会議

議事録 http://www.pref.osaka.jp/attach/15336/00101097/14gijigaiyou.pdf
動 画 http://www.youtube.com/watch?v=4jU4W8fzijQ (0:40:34)

橋下市長「あと、個別なんですけど、橋爪先生、これ、絵を描いたやつを実現していかなきゃいけないので、美術館も堺屋先生から案いただいてますから、さらにこれ詰めていただいて、美術館、市有地のすぐ横にある同友会の会員さんが地権者になってますので、ぜひそこも、いろんな話も、いや、土地くれということではなく、一緒にいい案になるように、民有地も入ってますので、お願いしたいと思いますし、中之島のミュージアムアイランドですか、あれも中之島図書館、以前から、あそこに図書館どうなんだというのがありましたから、府の中之島図書館あるじゃないですか、あの中身、市立の図書館のほうに全部引き受けても全然構いませんから、あそこの中之島の図書館も全部空けて、ちょっと活用のほうでやってもらえませんかね。いつまでたっても、あそこずっと、僕らが決めなきゃ図書館のままですから、あれも市立図書館に引き揚げますので、公会堂と中之島図書館の建物を活用して、その方向で行ってください。大丈夫ですよ。」
福田府民文化部長「今日はそれに対する責任ある回答ができる方が居ませんので。」
橋下市長「また検討してください。」
松井知事「ただ、スペースはあるんですか。」
橋下市長「市立図書館のほうでも、京極さん、大丈夫ですかね。検討してもらえれば大丈夫ですか。」
京極事務局次長「収蔵スペースとかの余力はまだあるというふうに聞いていますんで。具体的には、やっぱり実務同士で、行政的に詰めていく必要が。」
橋下市長「行政的に詰めてもらって。あそこは空けましょう。」
綛山副知事「別途図書館同士の議論がありますので、市立の図書館と府立の図書館をどうするのか、そことの議論の中で、府立の中央図書館にもスペースありますんで、東大阪、児文館持っていたところですね。多様な形の機能分担をして、基礎は何を担い、広域は何を担うか、そこまでの答えを出さないかん。物を右から左へ持っていくという議論ではおかしいと思うんです。」
橋下市長「中身どっちに持っていってもらってもいいので、中之島図書館の中を空けてもらえればいいわけで、中を空けるということは、その方向で、あと行政的に。じき空けます。」
 ・・・
松井知事「はい。それじゃあ、橋爪先生からのこの御提案、この方向で、統合本部として決定すると。あと、それぞれ今、府市のほうでそれぞれの機関決定を得て、しっかりと実現に向けた、具体的に実現に向けた体制をつくっていくということでよろしくお願いします。」
橋下市長「中之島図書館、もう空きますから、あと利活用、絶対これはお願いします。もう空きますので。」

(会議後)

  • 『西日本新聞』「中之島図書館を廃止へ 橋下市長と松井知事」2012.6.20
    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/308539

    会合後、松井知事は「例えばあそこで事業をしたいという公募事業者は、ものすごい数がいるはずだ。すごいスポットになる」と説明。
    橋下市長も「あんなところに図書館を置く必要はない」と述べ、集客施設などに活用する意向だ。
 

(2)平成24年(2012年)6月20日 知事記者会見内容

http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20120620.html

○「府立中之島図書館」について
職員「ほか、ご質問ございますでしょうか。朝日新聞の加戸さん、どうぞ。」
記者「朝日新聞の加戸です。府立中之島図書館についてお伺いします。昨日、市長が府市統合本部で、市の図書館をあけると、府立図書館の蔵書を移して中之島図書館を使えるようにするという話があり、知事も終わった後、事業公募をしたらすごい集まるんじゃないかとおっしゃっていましたけれども、かなり既に反響が起きていて、やはり、あの非常に古い歴史ある建物を図書館でなくするというのは乱暴ではないかという意見もかなりあってですね。改めてなんですが、知事ご自身は、中之島図書館というあの建物の価値についてどういうふうに認識されているのかということと、あと方向性として、事業というのが、例えば、民間で何でも営利事業とかをやっていいという話だとすると、かなりこれは反対もあるんじゃないかと思うんですが、具体的に、知事ご自身は、どういう公募事業というのをイメージしていらっしゃるのかという2点について伺いたいと思います。」
知事「これは、まず歴史的価値は十分に認識しているというか、この府庁と同じというか、優劣つけがたい、そういう歴史的建造物だと。これは、僕の持っている、僕自身の受けている感じですけど、そういう価値観で中之島図書館は見ております。
 その後、中の公募については、これは大きな都市魅力の話ですから、ここは都市魅力の会議で、昨日も先生が入ってやってくれていますので、そこで決めていきたいと思っています。橋爪先生のチームで大阪の都市魅力戦略の大きい会議をやっていただいているわけですから、昨日の府市統合本部の議題の中の都市魅力の中にも、この中之島図書館の活用については入っていました。あとの中身の具体的な部分は、今、僕がこの方向と言うよりも、やはり都市魅力、橋爪チームでいろいろもんでもらうのが適当だなと思っています。」
記者「すぐ横に中央公会堂があってですね、それで東洋陶器美術館もあってという、あの中之島地区は、都市魅力の重要な位置づけになっていたわけなんですけども、そういういわゆる文化的な施設としての、具体的なことはもちろんこれからということでしたけれども、中之島の文化とか歴史がいろんな意味で体感・実感し、大阪の都市魅力を上げられるような方向での事業、つまり、何でも営利といいますか、そういう感じの事業というのをイメージしているわけではないということなんでしょうか。」
知事「だから、そういうことも含めて橋爪チームで。やっぱり、僕はどっちかというと、お財布のほうばっかりにいってしまうんで、文化とか、そういう部分については、やっぱり橋爪先生のチームがいろんなものを俎上に上げてもらうことで、そういうものも取り入れていけると思いますんで、そこは橋爪チームに期待しています。」
記者「市長はすぐにでもあけると言っていましたけども、優先的にはやはりそれは早目に進めていく、いつぐらいまでの時期に中之島図書館としては廃止してというのは、イメージとしてはどれぐらいの期間でやりたいというのは、目標はあるんでしょうか。」
知事「来週、図書館を見に行きます。実際に見に行って、自分のイメージを膨らませたいと、こう思ってます。その後に時期的なものは、これはやっぱりお金がかかりますから、その予算の検討も、引っ越し費用を、市長にも半分お願いしたいなと思ってますんで、そういう実際のお金の話も考えながら時期は決めます。」
記者「わかりました。ありがとうございます。」
 

(3)松井知事 中之島図書館視察後

  • 「蔵書維持管理『環境悪すぎ』 中之島図書館で知事」『朝日新聞』2012.6.26朝刊、p33
    「(蔵書の)維持管理に環境が悪すぎる」と指摘 → 市立中央などへの蔵書移転を検討するとした
    (橋下市長の美術館発言に対し)「大阪が美術館ばかりになる」と述べ、専門家会議に検討を委ねる意向を示した。

  • 「中之島図書館転用に意欲 知事が視察」『産経新聞』2012.6.26朝刊、p23
    「貴重な本をどう守るかと、建物を未来のためにどう使うかは分けて考えた方がいい。今のままの使い方にはならないと思う」と述べ、改めて転用に意欲を見せた。
    (橋下市長の美術館発言や今後のスケジュールへの言及は避けたが)「できるだけ多くの人に見てもらえる使い方が必要」と述べた

  • 「中之島図書館の書庫を知事視察 古書保管法を問題視」『読売新聞』2012.6.26朝刊、p25
    「保存という目的からすれば、環境が悪すぎる」
    「貴重な本をしっかり守っていく必要がある」(と述べ、市立中央や府立中央への蔵書の移送を検討する考えを示した)
    (橋下市長の美術館案には)「府庁を美術館にする構想もあり、大阪に美術館ばかりということにもなりかねない」と否定的な見方を示した
 
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