CombineZM(ZP)の使い方

 
画像を多層撮影して深度合成するソフトにはいくつかあるが、このCombineZMはそのなかでも無料かつ最も精度の高い画像が得られる優れたソフトである。しかし、使い方が分からずに使用を躊躇される方、止められる方が少なくないようだ。ここではその使用法について説明する。
 
1.ダウンロード、インストール
下記のページよりダウンロード・インストールできる。「Full Version CombineZM.msi」というのをインストールすればよい。

*最新版としてCombineZPがある。CombineZP.msiをインストールされたい。
 
2.元画像のフォルダ
ダウンロード後に注意すべきは、元画像を置くフォルダである。Windowsの日本語版では、デスクトップやマイドキュメントにそのフォルダを置くと、フォルダが認識されない。「Program Files」に「Alan Hadley」というフォルダがあるので、その中に適宜フォルダを作り(ここでは「CZM_Original_Pics」と名付けている)、そのフォルダのショートカットをデスクトップやマイドキュメントに置くようにする。「Program Files」に元画像を置くフォルダを作ってもよい。また、フォルダ名は日本語ではダメで、半角ローマ字で
 
 
 
3.CombineZMを起動する
インストールすると自動的にデスクトップにソフトのアイコンができるので、それをクリックすると、下記のような画面が立ち上がる。
 
 
 
4.画像を取り込む
「File」の「New」をクリックする。
 
 
 
ファイルを指定する。ここで、画像の深度と画像番号か一致していることが必要。とにかく、順番に深くなるか浅くなるかが重要。
 
 
 
5.合成の開始
画像が取り込まれると、以下のような画面が現れる。これは一番若い番号の画像ファイル。この時点で、画像間の標本の位置のズレは補正されている。それもこのソフトのすごいところ。右端のボケは補正された部分。
 
 
 
次に、「Macro」の「Do Stack」をクリックすると合成が始まる。
 
 
 
こういう標示が出たら、無事に合成開始。最初に画像を取り込む際にもこの画面が現れる。
 
 
 
6.画像の保存
 
合成が終了すると、合成された画像が表示される。
 
 
「File」の「Save Frame/Picture As」をクリック。
 
 
 
保存したい画像のファイル形式を選び、適宜名前をつけて保存する。デフォルトはTIFFファイル。ここで注意すべきは、画像の保存をデスクトップやマイドキュメントに行わないこと。元画像のあるファイルか、「Program Files」に新たにフォルダを作って、そこに保存する。また、Windows Vistaでは、内蔵ハードディスクにうまく保存できないことがある。その場合、外付けのメモリーに保存する。
 
 
 
JPGの場合、画像の圧縮率を選ぶことができる。
 
 
 
以上、わかりにくい点はご指摘ください。
 
 

 
附:CombineZMとHelicon Focusの比較
 
画像合成ソフトとして有名なものにHelicon Focusがある。ここでは両者を比較してみた。
 
結果、Helicon Focus(上)ではゴースト(輪郭のもやもや)が目立つのに対し、CombineZM(下)のほうがずっときれいで、ブレもなく正確に合成できている。ゴーストはPhotoshopのような画像加工ソフトで消すこともできるが、それには馬鹿馬鹿しいほどの手間がかかる、
 
CombineZMの欠点は、精緻な計算を行うだけに、合成に非常に時間のかかること。参考までに私のPCはRAM2ギガだが、2.5メガのJPG画像10枚の合成に5分程度かかる。一方、同じものがHelicon Focusでは1分で済む。しかし得られる画像の鮮明さを最優先するのはもちろんのことで、あとはPCの性能が問題となる。
 
完全無料である点と得られる画像の質から考えると、私は断然CombineZMを勧める。
 
Helicon Focus
 
Combine ZM
 
*背景色(6色)を作りました。A4の厚紙に、印刷設定「きれい」で打ち出してください。下記よりダウンロードできます。
ċ
haikei.jpg
(196k)
Maruyama Munetoshi,
2010/06/20 3:53
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