モロシヌス研究会について

「モロシヌス研究会」は、今から20年ほど前に(株)日本抗体研究所(足立正一前社長)の支援を受け、我が国のマウス遺伝学分野の交流を促進する目的で設立されました。この研究会の設立時から、元国立遺伝学研究所教授森脇和郎氏を主催者として毎年泊まり込みの研究会を開催し、マウス遺伝学の幅広い分野の研究者の交流を深めて参りました。その後、研究会の名称を「哺乳動物遺伝研究会」と変更して、恒例の研究会の主催を持ち回りとして、マウスフォワードジェネティクスとリバースジェネティクスにこだわらず、また基礎から応用にわたる広範なマウス遺伝学分野での情報交換に大きな役割を果たしてきました。研究会設立から20年という節目を迎えたこの機会に、「ローカルからグローバルへ」というこの会設立以来の精神に立ち戻り、名称を日本産野生マウスの亜種名である「モロシヌス」を冠した当初の「モロシヌス研究会」へ戻すことに致しました。新しい潮流を積極的に取り入れながら、同時に遺伝学の伝統を失わない地に足のついた議論ができるユニークな研究会としてますますの発展をめざしたいと考えております。


皆様の尚いっそうのご支援をお願いしたいと思います。


平成18年2月20日

モロシヌス研究会幹事一同