2月5日(金)

Post date: 2016/02/07 1:24:00

LAの気温はとても暖かく過ごしやすい．時差ボケがひどく，昼間にも眠気がやってくる．そして気だるさも残っている．

大事をとって，お昼すぎにUCLAへ出かける．遅くてなんだか後ろめたさを感じるが，体調の悪さには勝てない．

研究室でおみやげを渡した．持って行った日本のお菓子は大人気で，すぐに消費された．この速さは過去最高である．

抹茶味（Green Tea）が人気のようである．ネスレキットカットやロッテクッキーの抹茶味だと，食べてもらいやすい．「かるかん」も持って行ったけど，特に違和感がなかったようである．

このようなお菓子は，アメリカのスーパーには売っていない．アメリカのお菓子のメインはチョコチップクッキーであり，ピーナッツチョコである．それらからずれたものは少ない．意外にバリエーションはない．

差別化するには，違う食べ物を持っていくとよいが，あまりに馴染みがないと食べてもらえない恐れもある．基本的には少しだけずらす作戦が功を奏した．「かるかん」は結構ずれているが，なぜか問題なかった．

日本に5ヶ月ぶりに帰ったことを振り返ると，全体的には良かった．何が良かったかというと，自分自身が違う考えを取り入れた結果，新しい価値が発見できるようになった点である．

同じものを見たとしても，アメリカと相対化しながら，何が日本の強みかを見出すことができる．ずっと日本にいたとしたら，そこの境地に至ることは難しかった．むしろ少しマンネリ感も出ていたのだ．

見出した新しい価値には，日本のお菓子の質が極めて高く，また需要もあることである．これはアメリカに住んで，喜んで手に取る様子を実際に見ないと分からないことであった．たとえインターネット上でその情報を知ったとしても，実感は湧かない．

日本での外食も極めて安い．日本食については，アメリカの半額ぐらいという感じがある．ラーメンは人気があるので店舗数は多いが，蕎麦やうどんを見つけるのは難しい．

総じて気持ちがリフレッシュしている．留学を終えて日本に帰ったとして，行く前よりも新しい気持ちで物事に取り組める．