タイニュース日本語訳

シャンバラまつりがタイのニュースサイト「HIP]に取り上げられましたのでご紹介します。
日本語訳は滝口萌衣ちゃんです。



Find these things in shambhala festival

毎年チェンマイ県・チェンダオ郡で行われる、シャンバラ祭に再びやって来た。記憶違いでなければ、今年で6年目だ。そして私自身の参加は3度目になる。今回自分で車を運転し、友人2人を連れてきた。着いたのは19日夜9時、祭はもう始まっていた。20日が最終日ということで、祭の細部までは見れなかったかもしれないが、レポートしてみよう。

(文・写真/hoijor


 [写真]到着したとき、ちょうどmitsukazeという日本からの音楽グループが演奏していた

前回は大した目的もなく、ただ友達と楽しみたくて参加した。だが今回はより深く、シャンバラ祭から何かを見つけたい。その理由は、今年見逃した人が来年を楽しみにできるようにするため、そして、今年参加した人がシャンバラ祭から何を得たか復習できるようにするために、だ。


[写真]2016219日のアーティスト一覧

世界中の友人による音楽と芸術を求めて

 この祭は、音楽グループとアーティストが集まる。特徴的なのは、予め出演者リストがあるにも関わらず、日ごとに特別出演のアーティストがいることだ。ジャムセッションもあり、リスト外の日もアーティストの演奏を楽しめる。私たちはアーティストと知り合いになることもでき、もし日本語ができたなら、さらに親密になれるだろう。なぜなら、祭の主催者とアーティストの大半は日本人だからだ。だが、今後はタイを含む多くの国のアーティストが集まるだろうし、タイ人アーティストもチェンマイに留まらず色々な県から集まるだろう。音楽グループの他にも、ヨガの講師や、ファイヤーダンサーやエアロビクスのグループ、その他様々な物を使ったグループがいた。長い日数滞在すれば、全てを見ることができ、彼らに直接教えてもらえるだろう。


[写真]失われゆく自然から作られた服、料理、アクセサリーなどの店が大半

暗いチェンダオの道を自身の運転で来て、着いたのは夜9時頃だったため、私は先に着いていた後輩グループと合流し、すでに始まっている演奏を急いで聴きにいった。その時はmitsukazeが演奏中で、生き生きとした雰囲気の中、タイ人も外国人も楽しそうに踊っていた。しかし、まだ何がなんだかよく分からないうちに、ステージが終わってしまった。彼らは6時から演奏しており、私たちは来るのが遅かったのだ!しかし問題はない、リストにはまだアーティストが残っていた。


[写真]さよこさんの演奏中

「さよこ」という日本人女性アーティストが、アコースティックギターを抱え、アシスタントの中年男性がリズムをとっていた。彼女は歌の前に、詞か前置きのセリフのようなものを日本語で少し話し、歌い始めた。歌い方は読経に似ているところもあったが、音楽はカントリー調の混じった日本テイストのワールド・ミュージックであり、それがさよこさんのショーの独特さであった。私はリズムの中に身を起きながらも、祭の開場の探索に出かけた。なぜならお腹が空いたからだ!会場のブースの位置関係を把握した頃、ちょうど、特別なこの夜の最後のショーが始まるところだった。見たところ、多くの日本人アーティストの集まりのようだった。この特別な夜のショーを作り上げたのは、Ayamaya doo& friendsというグループだ。


[写真]ドレッドヘアーにセットしてもらえる

ショーは、歌手の読経のような声と、ディジュリドゥという名の円錐型の長い楽器(オーストラリアの少数民族のもの)、太鼓類による、長く響く音から始まった。音は次第に大きくなり、やがてファイヤーダンサーたちが現れ、ハイライトが当たった。彼らは、様々なモノ―火のフラフープ、火の扇、火のヨーヨーなど―を携えて、踊った。ダンサーたちの多くは、毎年のシャンバラでの生活の中で、ダンサーグループ同士で技を教え合い、練習を積んだあとで、ショーに出る。シャンバラで過ごした人それぞれが関心を寄せるのは、自分たちはシャンバラで、自然の中に身を置くのか、火を囲み友人たちと意見を交換するのか、色々な国から来た友人たちと共に自然とリンクしたアクティビティをするのか、どうするのかということだ。


[写真] この場所では、ファイヤーダンサーのショーと、それを取り囲む、歓声を上げる観衆を、一度に目の当たりにすることができる

私たちを急き立てたショーの開始時より、ファイヤーダンサーのハイライトは次第に弱まってゆき、最後のダンサーが火を消すと、今夜のショーは幕を閉じた。それ以降は、たき火の周りに集まり、得た経験を確認する、アフターパーティーのような時間だ。ある場所はイギリス人の観光客団体のたき火、ある場所はテントの中でアーティストが集まってギターを弾くたき火であり、そこでは、弱まっていく火を真ん中に、音楽・人生・芸術についての様々な会話が生まれる。大部分が日本人アーティストだが、大体の人は英語がいくらか話せるので、多くの人が、この祭りで外国人の友人をつくることができる。


写真[ファイヤーダンサーは、グループもペアもある]

音楽ショーが終わった後、私と後輩たちは音楽が続けられているテントを探し、視野を広げてくれる新たな友人を求めた。開場中を歩き回り、最終的に辿り着いたのは、メインステージの向かい側にあるテントだった。「きりさん」という名の日本人アーティストに出会った。彼は、サイケデリック・フォーク・スタイルのベーシストだ。


[写真]左が、きりさん。ちょうど寝てしまっているところだ。右は、だいきさん。

オージーの女性「エミリー」は、テント内の皆にあいさつをし、きりさんも、彼の友達で日本人の「たいき」も、私達も、皆で楽しくおしゃべりに花を咲かせ、意見を交わした。その話題は、音楽・芸術からライフスタイルに至るまで、様々であった。私たちは、それがシャンバラ祭りの素晴らしさだと思う。なぜなら、様々な国の人が出会い、物や考えを分かち合うことが出来るからだ。それは「love and share」という、この祭りのコンセプトに沿っている。


[写真]きりさんとエミリーが、長い時間、歌のセッションをしている

それぞれが寝床へと戻る前の最後の話題は、シャンバラ祭りへの、皆の思いについてであった。その時にテントにいた全員が、私たちと同じく、シャンバラに初めて来た時は3度も4度も来ることになろうとは思っていなかったという。皆、チェンダオのことについて、「チェンマイとシャンバラ祭りを愛している」と言い、来年も必ず来る、と言った。


[写真]私たちが寝たテントからの景色


[写真]ある日の朝、死体があった…うわぁ!これは、昨夜テントの前のたき火の周りにおしゃべりに来た外国人だ。(編集者注:死体ではなく泥酔者と思われる)

起床後、私たちはあたりを散策した。コーヒーをすすってから、昨夜のテントに戻ってみた。新しい友人たちに別れを告げる為だったが、結局、叶わなかった。皆いなくなってしまっていたのだ。明日帰る、と、昨夜言っていたので、懸命にきりさん、エミリー、たいきさんを探したが、見つからなかった。まるで、映画が終わった瞬間、これでお話が終わりだとは知らなかった時の気分のようだった。新しい友人たちとあいさつをすることなく別れるという、このような終わり方よりも、もっとハッピーエンディングにしたかった、という小さな願いを、私たちは封じ込めた。


[写真]たき火の周りで、オープンスタイルで寝ている、シャンバラ祭り参加者

何日も、長い時間シャンバラ祭りに来る時間のある人にとって、シャンバラで見つかるモノとは、人生や興味のあることに活かせる新たなアイデアだと、私は思う。プログラムにある活動―例えば、ヨガ教室、マッサージ教室、楽器や舞踊のショーなど―の他にも、周辺の自然を散策することもできる。おまけに、温泉でリラックスすることもできるし、小川の岸辺で自分自身を振り返る時間もあるし、渓流のそばの岩で瞑想をすることもできる。だが、僕自身の目的は、面白い音楽を見ること、そして、外国人の友人たちと話してみたい、ただそれだけだった。


[写真]森へ向かう道に並ぶテント


[写真]シャンバラでは小川を、自然のシャワー、洗濯、リラックスにまで利用する


[写真]朝のヨガ教室


[写真]寝坊せずに起きられた後は、コーヒーを探す


[写真]前の夜にできた新しい友人のテントから見た景色


[写真]ここでは、マッサージをしてもらえるが、時にはアコースティック演奏者がショーをすることもある

新しい友人たちと話してから、私達3人は皆、来年もこの祭りを絶対に見逃さないと言った。次のシャンバラは、何を探すべきか分かっている。新しい友人を探す方が良いんだ!今年のシャンバラに来られなかった人は、来年の2月の時期は予定を空けておいてほしい(毎年、期間が決まっているならば)。今年は12日~20日まで同じ場所で行われたし、シャンバラは楽しい音楽と芸術の祭りだというだけでなく、自然派な生き方にリンクし、様々な筋の友人をつくることもできるのだ。去る祭りの詳細は、以下のリンクからどうぞ。


[写真]Hepopaという名を持つ、この祭りのメインステージ


[写真]温泉へ行く道


[写真]小川の周辺にもテントが立っている