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カイワレダイコン

概要

  • カイワレダイコンの根を観察し、その中に通る道管を確認して巻き数を調べる。
  • 胚軸の表面の気孔を観察し、葉緑体を見る。
  • 葉の裏の気孔を観察し、胚軸よりも多くの気孔があることを確認する。


材料

先日にモヤシを見たので、今日はカイワレダイコンを観察してみようと近所のスーパーで買ってきました。

モヤシやカイワレダイコンなど、発芽させたばかりの新芽を英語ではまとめてsproutと呼びます。では、sproutsの中でもカイワレダイコンを特定して指したい場合、英語でなんと呼べば良いか?

少し調べてみましたが、これは "Daikon Sprouts" が適切のようです。大根はDaikonで良いみたい。


根の観察

まずはカイワレダイコンの根を観察してみることにします。

どの辺を見るかという問題もありますが……とりあえず一番先端の、細いところを切り取ってプレパラートを作りました。サンプル作成の際は特に押しつぶしなどはせず、スライドガラスに乗せて水を垂らし、カバーガラスをかけるのみとしました。

モヤシの根とかなり似ていますね。中に、はしご状というべきかバネのようならせん状と言うべきか、水を運ぶ道管が通っているのが観察できます。

道管の巻き数を測ってみると、だいたい20μmで5巻しています。これもモヤシとほぼ同じ値です。ということは、1cmの根を取ると約2500巻きしているということですね。


胚軸の気孔

続いて、胚軸の表面をカミソリの刃で削り取って観察しました。

胚軸とは、根と子葉の間にある茎のこと。ふだんカイワレダイコンを「食べる」部分です。

胚軸は細長い細胞でできており、そこに気孔が点在しています。気孔は一般に葉に多いのですが、胚軸上にもこんなにあるのですね。

ひとつの気孔を拡大してみました。孔辺細胞と、その中の葉緑体まで確認できます。胚軸は見た目が真っ白で、その細胞内にも葉緑体は見られませんが、気孔の孔辺細胞にだけは葉緑体が存在しているようです。


葉の裏の気孔

カイワレダイコンの葉の裏を観察します。

このハート状の葉の裏側を、カミソリの刃で削り取って表面組織を取ります。

教科書通り、葉の裏側には気孔が多いですね。

こちらも孔辺細胞とその中の葉緑体が観察できます。

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