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イチゴ

材料

今日は、スーパーでイチゴを買ってきたのでこれを観察してみることにします。


イチゴの種はどこにあるのか

イチゴのつくりは結構変わっていて、私たちがふだん果実だと思って食べている部分は、じつは果実ではなく花托(かたく)です。花托は花床(かしょう)とも呼び、被子植物において、がく・子房・雌しべ・雄しべの土台となっている部分です。
なお、このようにイチゴの可食部は果実ではないため、偽果とも呼びます。

表面のゴマのような粒が、実際の実です。実の中に種が入っています。
よく見ると、実からは太い毛のようなものが1本生えています。実は子房からなったものと考えると、この毛は昔、雌しべだったもののはずですね。さっそく顕微鏡で見てみましょう。


顕微鏡観察

表面のゴマのような粒(果実)に生えていた雌しべを切り取って観察したもの。ふーむ、何やら太い紐をらせん状に巻きつけたような形をしています。

柱頭の部分。ちょっと大きなゴミや泡が入ってしまっているのは気にせず……。

続いて、花托の表面を削り取って観察してみます。ふだん私たちが「イチゴの実」と呼んで食べている部分の表面ですね。

左側の大きな黒い丸は、入ってしまった空気の泡なので気にしないでください。
イチゴの表面は、やはり赤い細胞でできていますね。そして長く細い毛のようなものが生えています。イチゴを食べたときに舌に感じるざらつきは、この毛のせいでしょうか。

同じく、表面を観察したもの。


ヘタ

次に、イチゴのヘタの部分に注目してみます。イチゴのヘタは真ん中が凹んでいますが、その周りを取り囲むように細くて白い毛がたくさん生えています。

この毛の部分を切り取って観察してみました。

毛が生え出す根元の細胞が、ちょっと面白い形になっています。六角形のタイルを貼り合わせた、人工物みたいに見えませんか。


こちらも毛の根元。

最後に、イチゴのヘタの裏側をカミソリの刃で切り取って観察してみました。

う、また泡が入った……。

気孔など見えるかな? と思ったけど観察できず。それよりも、ここにも細い毛がいっぱい生えています。


まとめ

ということで、結論。
イチゴは、毛だらけ。

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