会報2016-10

20161026日(水)発行 宮城善意通訳者の会 会報


仙台七夕ボランティア/体験ボランティア

 M.K

 初めて仙台七夕通訳ボランティアに参加させていただきました。行ってみてまず感じたのは、ブースがちょうど仙台駅の改札の前にあり、外国人観光客にも目に留まりやすいということです。多くの外国人観光客が足を止めてくれました。

 地図のパンフレットが充実していましたが、七夕以外の観光地、例えば青葉城址や松島などへの行き方の問い合わせも多くありました。上手に説明できず、相手が何を望んでいるのかを理解し分かりやすく簡潔に伝えることの難しさを痛感しました。次回は、予想できる質問内容はもちろんのこと、こちらから積極的に観光地やグルメなどをおすすめできるように準備しておきたいと思います。

 短い時間ではありましたが、とても貴重な体験をさせていただきました。機会がありましたらまた参加させていただきたいと思います。来日した外国人の方々が楽しそうに仙台観光へと出かけていく姿が印象的でした。


M.T

国際教養大学のM.Tです。先日は、暑い中貴重なお時間を頂戴しまして、ありがとうございました。七夕ボランティアを通して、特に印象に残ったことは、外国人の旅行客の方々への仙台七夕を伝える難しさです。英語で道順や施設を案内することは、私が考えていた以上にシンプルなものでした。しかし、『仙台七夕の”祭り”はどこでやっているの?』『何時に催しがあるのかしら?』という質問のように仙台七夕そのものの概念を尋ねられたとき、私はなかなかうまく答えられずにたじろいでしまいました。仙台七夕は東北の夏祭りの中でも、最後に開催される祭りであり、かつ新幹線や飛行機など交通主要都市の仙台で行われます。だからこそ、踊りや演出をメインとした他県の祭りとの楽しみ方の違いや、その歴史を的確に伝えることが重要なのだと思いました。

その上で、今回のボランティア活動を振り返ると、地図や交通機関の情報を提供する点においては十分でしたが、外国人向けとして独立したブースを作り、パネルの展示やガイドボランティアの提供などを行えば、この問題点は解消されるように思われます。さらに、公式ホームページを見てみると、外国人向けの情報が最低限のものだけになっておりました。少しずつでも、仙台市として外国人向けのメディアを拡大させる必要性も痛感しました。

 最後になりましたが、今回は二日間のみの参加になりましたが、暖かく迎え入れてくださった宮城善通の皆様方に感謝しております。秋田から、故郷仙台を主観的にも客観的にも見ることができる今の環境を活かして私も自分にできることを今後も少しずつ継続していきたいと思います。来年度の七夕ボランティアやその他の活動に参加することがありましたら、その時は宜しくお願い申し上げます。貴重な時間を割き、お読み下さいましてありがとうございました。

ツアーガイド報告

(1)イスラエルからの旅行者を、塩釜魚市場、松島へ案内して

S.M

 今回のツアーガイドは、異例づくめで終始した。イスラエルのIさんからの最初のコンタクトはMGGCwebsiteではなく、他団体へ依頼したものが元会長を経由したもので、過去の他団体とのやりとりが、全部くっついた大変長々としたメールでした。男性のみの6人のグループ。何度尋ねても、興味、関心がよくわからない。ただ、“popular site”への観光案内を希望。それで、るーぷる仙台バスとタクシーを使っての仙台市内観光案内を提案(Iさん、OKのメール)。

 ツアーガイドの募集も「るーぷる仙台バスに乗っての仙台市内案内」としたが、なかなかガイドが見つからない。そんな中、歴史的な建物、寺、庭園が見たいと言う希望が出てきた。そして、”fish market”と”flea market”それに、「相撲ショー」や「芸者ショウー」の希望が(それぞれについて、インターネットを使って開催日時場所を調べ、連絡する。「相撲や芸者ショー」は無理と、”flea market”はグランディ仙台で開催されるが、遠く、それほど大きくはないと、 ”fish market”は、塩釜が大きいが遠いと、その代りに仙台杜の市場に行くことを提案する。)Iさん、これもOK

 ツアーガイドの10日前になって、Iさん、レンタカーがあるという。でも、るーぷる仙台バスとタクシーで、私が提案したプランでOKと言う。さらに、「茶の湯」の希望が出る。

 ガイド5日前、なかなか結論が見えない中、最後の提案(モデルプラン)を提示する。私はこの段階でもまだレンタカーの実態がよくわからず、とにかく、彼のレンタカーを使っての歴史的な場所を巡る市内観光を提案し、海の杜水族館を含めて、午前9時から19時までのプランを提示し、私の提案は、全て了解されたと思った。少なくとも前日までは。

 ところが、6月4日、当日の朝、ホテルロビーで、「市内観光」から「塩釜魚市場及び松島観光案内」への変更を依頼された。(今まで準備して来た写真や資料はどうなる?)さらにわかったことは、レンタカーは成田ナンバーの8人乗りのミニバンで、聞けば、Iさん自身が、成田から仙台まで運転して来たという。前日(6月3日)は郡山まで仕事の関係で往復し、6月4日当日の夜も郡山へ向かうというから驚く。

 結局、ガイド依頼者が運転するレンタカーで、塩釜、松島方面に出かけることになった。私の勉強不足も大変なもので、塩釜魚市場は、津波の被害を全くというほど受けなかったそうだ。マグロ専門店50店舗以上。店舗数と種類の多さは、東洋最大級とか。マグロの解体は常に見られる。Iさんたちは、生きているウニ、アワビ、ほやにびっくり。サメの心臓はじめ今まで見たことがない魚の部位に驚いたようでした。塩釜魚市場見学の後、マリンゲート内のイタリアンレストランで、ティータイム。次は、松島へ。遊覧船を待つ間、瑞巌寺境内と周辺を歩く。こけし工房でお土産を買い、サザエ、いか焼きにも目を丸くしていた。遊覧船での50分の湾内周遊の後、五大堂を見て、塩釜・マリンゲートのイタリアンレストランに戻り、かなり遅い昼食をとった。レストランのウエートレスとツーショットの写真を撮ったり、レストラン入口で、最後は集合写真を撮り、帰路についた。水族館に寄ることもなく5時前には、ホテルに到着し、私のガイド役は終わった。

 今回のツアーガイドを通して思ったことは、これは、英語担当としての失敗のケースだったと。最後まで、依頼者の希望や意図が理解できずに、私の先入観で物事を判断し、私が作ったモデルプランに固執してしまったきらいがあると。そして、もう1つ、今後、依頼主の運転する車に乗って案内するようなことが増えて来るのではないかと思った。


(2)ICFMA注)学会メンバーを松島へ案内

T.I

98()午後、台風が近づき、夕方からのJRの運休見込みが発表されるなか、表題メンバー約100名の半日松島観光案内にSさんと参加しました。JTBの統括者1名、JTB手配のプロの通訳1名、それにMGGCから2名という体制でした。塩釜から松島まで観光船に乗り、松島では3コースに分かれて時間をずらして主だったポイントをまわり、夕方ホテル一の坊に入るという行程でした。JTBからの当方に対する要請は、往きのバスの中で、スケジュールと夜の懇親会で予定されていた三味線演奏の柴田三兄弟について説明し、松島では現地のガイド説明を通訳するということでした。

雨の中、コースごとにバスに分乗し、各バスに一人ずつガイドが乗り込んで12:30頃塩釜マリンゲートに向けて出発しました。塩釜から松島までのクルージングでは、湾内の島々をハッキリと見ることができ、テープによる英語の案内もあったので、皆さんそれなりに楽しまれたと思います。

松島到着後、私のグループは観瀾亭から円通院、瑞巌寺、五大堂と巡るコースでしたが、雨、風がひどくなり、歩くだけでも大変という状況になったため、観覧亭でお茶をたしなんだ後は瑞巌寺だけを見て早めにホテルに入ることに変更となりました。

コースが短縮され、随行員役の学生達もある程度英語が話せたこともあり、ガイドの「仕事」としては、前述のバスのなかでの説明と、ガイドさんが待機していた瑞巌寺での簡単な通訳程度でした。瑞巌寺は本堂の拝観が再開されたばかりで、宝物類も元の場所に陳列されていました。ウグイス張りの廊下が見どころの一つだったと思いますが、再建後は音がしなくなったとのこと。「以前は建物が古いから音がしただけのようです」という説明には少々拍子抜けしました。他のグループを担当したSさんによると、こけしの絵付けは大いに盛り上がったようです。

風雨の中、皆さんに一カ所に集まってもらうだけでも難しく、ゆっくり説明を聞く雰囲気でもないという状況で、こちらもどうしていいのかわからなかったというのが正直なところです。荒天の時の準備、心構えを考えておかないと、という反省が残りました。

) International Conference of Ferromagnetic Shape Memory