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「ビジュアル系」はいかが?

YOHIO — スウェーデンの親日ビジュアル系

2014-03-08

はじめに

これまでの「雑記帳」ではいろいろな話題を取り上げてきましたが,特定のアーティストひとりだけを取り上げることはしていませんでした. でも,今回はちょっと趣向を変えて,最近私が注目している,歌手兼ギタリスト兼作曲家をとりあげます. 昨日,3/7(金)の日本テレビ系の「なんでもワールドランキング」でも紹介されたので,ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません(もっとも私は,このテレビ番組そのものは見ていません). 一応言っておきますと,私はこの番組以前から注目していたのですが,特定歌手を「雑記帳」で紹介するるのはどうかな? なんて迷っているうちに,ここで紹介が遅くなってしまいました.
YOHIO

YOHIO

ともかく今回は,メタル・ロックファンの私としてはこれまであまり聞いてこなかった,「ビジュアル系」を紹介します. 彼(!)の名前は YOHIO(ヨヒオ).1995年生まれのスウェーデン人でまだ18歳です.

うだうだ文章で説明する前に,「ビジュアル系」なんですから,まずはともかく見てみましょう! 日本のアニメやビジュアル系に興味があって,独学で日本語を勉強したとのこと. まずは彼の歌とギターをご覧ください!

お父さんがメタル・ロッカー,おじいさんもギタリストの音楽一家で,6歳からピアノ,11歳からギターをやり初めたとか. もともと女の子とよく間違えられていたみたいで,日本の「ビジュアル系」を知ったとき,「自分に合うのはこれだ」と思って,ロリータ・ドレスを着たみたいです.
メイクや衣裳に目が行きがちですが,ギター・プレイも悪くないです. なんせ16歳のときにこんなプレイをやっているのですから…….
彼のプロフィールなどについて書かれているページはいろいろあるのですが,とりあえず次の,スウェーデン大使館投資部(!)ニュースレターの WEB ページを紹介しておきます.


上の「大使館」ページに埋め込まれている YouTube 映像では,スウェーデン人である YOHIO が,ストックホルムの野外ステージで,スウェーデン人の観客に向かって,日本語で歌っているので,なんというか「不思議」な気がします. 日本語の書かれたカードを掲げているファンもいますね(字の感じからすると,書いたのは日本人じゃないと思います).

歌を聞くだけでは彼の日本語能力は分かりにくいですが,この WEB ページでしゃべっているのを聞くと,なかなかうまいですね.

独学で日本語を勉強して日本語で歌って何度も日本に来ていて,しかもこのルックスなのだから,もっと日本で話題になってもいいと思うのに,一部のファンだけにとどまっているみたいに思います. 日本の複雑な芸能流通システムに,うまく乗っていないのかな? K-POP はうまく日本の芸能界に入って大きく話題になったけど,その分,その芸能界システムのせいで,収益のかなりが日本側に取られて,韓国にはあまりお金がいかなかった,という話も聞いています. それを思うと,あまり既存のシステムに乗らないほうがいいのかもしれません. そういえば,ボーカロイドの楽曲作品も,従来の音楽産業システムとはちょっと違った流れになっていますね.

ともかく,「伝統的」な情報チャネルだけに頼っていると,見落としている音楽情報(音楽に限らないけど)がまだまだたくさんある,注意するとまだまだ私の気づいていないすてきな音楽作品があるはずだ,と私は思っています.

そうそうボーカロイドといえば,YOHIO を知ってからあとで分かったことですが, YOHIO の声を使ったボーカロイド製品 YOHIOloid が,スウェーデンの Power FX 社から発売されています(日本では クリプトン・フューチャー・メディア社が扱っています). このボーカロイドは,英語と日本語の歌に対応しています. スウェーデンのソフトウェア会社が,英語はともかくとしてなぜわざわざ日本語にも対応したボーカロイド製品を発売したのか? それは,ボーカロイド製品を買うのは日本人が多いから,とのこと. (やはりボカロは日本文化!)

日本語を独学で勉強して日本語で歌っているスウェーデン人がいるのですから,みなさんもちょっと聞いてあげてください. まだ18歳ですし,彼の歌やギターやピアノ,そして日本語が,これからさらにすばらしいものになっていくことを期待してます.


Signature of Grotle