練習参考資料(CD,書籍)

2015-02-09

練習の基本は,まずは毎回の練習会場での練習です。 とはいっても,練習会場での練習だけで問題なく歌いこなせるかたはそう多くはいらっしゃらないと思います。ということで,この定例練習の以外の時間をどう使うかも大切となってきます。ここでは,さらに練習を深めてゆくための参考資料を紹介したいと思います。

練習用CD

枚方市民メサイア版 練習用CD

当合唱団では,各パート別に,コーラス全曲が入った練習用CD(500円)を用意していますのでご活用ください。ピアノ伴奏で指導の先生がたに歌っていただいたものです.
詳しくは,練習会場の場でお問い合わせください.

注 意
枚方市民メサイア版 練習用CDについて
2015-07-20

練習として大切なのは,まずは合唱団の練習の場での練習です. この「練習用CD」は,あくまで「練習用参考素材」ととらえてください.

この「練習用CD」は,お忙しい先生がたに無理をお願いし,限られた時間と機材の中で作ったCDですので,市販の練習用CD並の品質は期待しないでください.作成状況を正確に確認したわけではないですが,マルチトラック・レコーディングしたあとミックスダウンしているわけではなく,マイク1本の一発録りだと思います.また,メイン・パート以外の歌に関しても,すべてのパートがもれなくきっちり入っている,というわけでもないです. それから,指導の先生がたには,本来の練習会場での合唱指導以外の「仕事」に対して,ほとんどボランティアの形でご協力していただいた,という経緯も心に留めておいてください.

「当合唱団で作成した」練習用CDとはいっても,このCDでの歌い方が,実際の私たちの練習の場で指示されている歌い方と,必ずしも一致するわけではありません. 細かいことをいえば,年によって歌い方の指示が変わる場合もあり得ます. ですから「練習用CDの歌い方で歌えばよい」というわけではなく,実際の練習の場でしっかりと練習することに心がけてください.

楽譜を見てすぐ歌えるかたはともかくとして,多くの場合,慣れない曲を練習の場でいきなり歌うのはたいへんだと思います. ですから,事前に自分のパートのメロディー&歌詞を練習用CDでつかんでおくのは,ひとつの効果的な練習方法といえます. しかし逆に,本番も近づいてある程度歌えるようになっているのに必要以上に練習CDを聴き込んでしまうと,CDの歌い方にとらわれてしまうので,むしろ好ましくなありません. ちなみに,私(このコラムの執筆者)の場合は,練習用CDが初めてできたときは買って聴きましたが,使ったのは1~2年間くらいだけでした. いまの私の「音響素材」を使っての練習方法は,練習会場での練習をICレコーダーで生録して(周りの音と自分の声とをそれなりにバランスよく録音して)聞き直したり,プロの歌を聞いたりするのが中心です.
市販 練習用CD その1
少し値段は張りますが,市販のバート練習用CDもあります.
パート別練習用CD Messiah (Bass)  Rehearsal Arts, LCC ¥4,310
CDの内容が分かるように,CDについていた文書のコピーを以下に掲載しておきます. 上の WEB ページの説明にもあるように B.35b The sound is gone は入っていませんが,ほかのコーラス曲はすべて入っています(B.34b Break forth into joy も入っています).
練習用CD 説明1   練習用CD 説明2  
2枚組CDですが,1枚目に一通りの曲が入っています. では,「2枚目はなに?」ということですが,2枚目には,B.11 For unto us a child is born などのように 16 分音符の速いテンポでメロディーが動く箇所の「スロー・バージョン」と「標準速度バージョン」が入っています. もっとも,いまどきのデジタル機器を使えば,音程を変えずに再生速度を変えることが可能なので,私にとっては,この「スロー・バージョン」の必要性は低いです. CD 1 枚だけの製品にして価格を下げてくれるほうが,私としてはうれしかったです.

現在のCD市場の状況を思うと,2枚組とはいえ¥4,310 といのは「高い」というのが正直な気持ちですね(それなりの「手間」がかかっているは,理解できますが…).とはいえ,値段だけのことはあると思います. 枚方市民メサイアの WEB サイトから無料でダウンロードできる mp3 データ(歌なし,各合唱パートを楽器音で演奏)や,枚方市民メサイア合唱団が作成し ¥500 で提供しているCD(ピアノ伴奏による歌)に比べると,当然ながら質などはずっと良いです. まぁ,¥500 と ¥4,310 の違いはある (^_^; といったところでしょうか? ただ,そこそこの値段はしますので,ここまでお金を出して買うかどうかは,それぞれのかたのお考えにお任せします.

なお,プロの声楽家が上手に歌っている,とはいっても,私たちが指示されている歌い方と違っているところがあります.音符の長さや歌詞が異なるところもありますので,ご注意ください.
練習用CD
市販 練習用CD その2
次の市販の練習用CDもあります.ただしこちらのCDに関しては中身を聞いていないので,これ以上のコメントは控えておきます..

ヘンデル「メサイア」練習用CD(英語版)CD2枚組み  ¥4,200

プロ演奏のおすすめCD

 練習会場での録音を録って聞きなおすのも勉強になりますが,一流の演奏家によるメサイアを聞くことも勉強になります。 いろいろなCDが販売されており,インターネットの各種サイトでは,それらCDの人気順位,おすすめ順位を知ることもできます。 ここではとりあえず,参考までに2つのCDを紹介しておきます。

Image of CD package

指揮: ニコラウス・アーノンクール
レーベル: ソニーミュージックエンタテインメント
2007/11/07 ¥2,520(税込)
CD/BMG/BVCC-37698
ASIN: B000V2RWPS





Image of CD package

指揮: トレヴァー・ピノック
レーベル: ユニバーサル ミュージック クラシック
2002/6/26
¥3,600
ASIN: B000065E7O


 合唱練習を始めたばかりのときは,自分のパートの音を覚えるのに精一杯で,上のようなCDをじっくり聞く余裕もないかもしれません。しかし,練習を続けていくと,こうしたCDを聞いていて,最初は聞こえていなかった自分のパートの「音」が聞こえるようになってくるはずです。


書籍

「メサイア」ハンドブックの表紙写真
演奏者・鑑賞者のための
「メサイア」ハンドブック
── 発音・文法・解釈・日本語訳・バージョン ──
三ヶ尻 正(みかじり ただし) 著
定価:1,470円(本体1,400円+税)
26cm,130ページ
発行:ショパン
出版年:1998年
ISBN 4-88364-091-4

 副題にある通りの内容です。各歌ごとに詳しく説明があります。発音に関しては,英語の発音を「かな」で表記してあり,「発音記号」による表記や,付録CDによる「発音サンプル」があるわけではないですが,十分参考になると思います。また歌詞の意味を理解するにも,よい参考資料と思います。
 下の「ヘンデル《メサイア》必携」よりは,やや初心者向きで,練習に直接関係する内容も多いです。
 なお,手元にあるものと,amazon で見るものとでは,副題に微妙な違いがありますが,ISBN は同じなので,版による違いだと思います。


Image of the book cover
ヘンデル《メサイア》必携 ~用語の解説と演奏・発音のポイント~
熊木晟二 著
定価:2,520円(本体2,400円+税)
A5判・240ページ
発行:教育出版
出版年:2009年
ISBN 978-4-316-80287-9
[主要内容]
・用語
・《メサイア》のヘミオラ一覧と楽譜
・《メサイア》の楽譜
・《メサイア》演奏法-英語の発音を中心として
・《メサイア》のソリストたち
・ヘンデルの関連年表
・ヘンデル関連地図

 合唱初心者,メサイア初心者のかたがいきなり読むには少々詳しすぎる内容ですが,歌い方や英語の発音についての詳細な説明,そして用語集や年表などの関連資料も豊富で,詳しく勉強したいかたにはお勧めの本です。