概要Arduinoの各ピンの値を表示して、様々なセンサーの値を観察できるようにします。
目的Arduinoの入力を理解する
準備- ScrattinoでScratchとArduinoをつなぐ
手順
ピンの値を表示するまずは、アナログ入力ピン「A0」の値を表示してみましょう。この値はピンA0に加わっている電圧の大きさです。 ネコに次のスクリプトを組んで、吹き出しに表示されるアナログ入力の値を観察してください。
ピンの値にしたがって上下する数値を言わせているだけでは値が激しく変わって、変動の様子がよくわからなかったと思います。 数値にしたがって画面上の絵を上下させると、変動の様子がわかりやすくなります。 scrattino_monitor-y_move.mov先ほどのスクリプトを以下のように書き換えてネコを上下させてみましょう。 ここで、基板の裏のA0のあたりを触ってみるとどうなるでしょう? 静電気で値が大きく変動して、ネコが天井に張り付きましたね。こうならないように、演算ブロックを使って10くらいの数で割っておきましょう。
ピンの値の変化をグラフ化するネコの上下で「今この瞬間」の値はわかりやすくなりましたが、時間経過の中でどのような変化をしているかはまだわかりづらいですね。 値の変化を線で記録しながら横に移動させると、値の変化がグラフ化されてずっとわかりやすくなります。
まず以下のスクリプトを追加して、ネコをX軸方向に一定速度で移動させます。右端まで来たら左端へ戻します。 次に、このスクリプトに線を引く機能を追加してください。
以上の手順を経てできたネコのスクリプト全体は次のようになります。
デジタル入力の変化をグラフ化するアナログ入力のスクリプトを少し変更するだけでデジタル入力の値をグラフ化できます。 アナログ入力のスクリプトを以下のように変更してください。
ArduinoのD2ピンとGNDピンを導線でつないだり離したりして値の変化をみてみましょう。
完成プロジェクト参考に、アナログ入力とデジタル入力のモニターを実装した完成プロジェクトをここに置いておきます。Scrattinoを起動しておくと、ダウンロードしたファイルをScratch2オフラインエディターで実行できます。 ArduinoMonitor.sb2
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