釉薬原料の精製工程
まる工房陶器の特徴は手作りの釉薬。通常、石灰などの工業製品が使われるが、まる工房は釉薬の原点に帰り、草木灰や自然の土石を原料とし、約一年半かけて独自の色と質感を作り出す。
土石の精製
自宅の山肌が風化して下に溜まった土を精製して「大磯土」と命名し、 鉄分を多く含んでいるので、黒い釉薬の原料に使っている。 また、裏山の岩を細かく砕き精製して「大磯長石」と命名し、鉄分を少し 含んでいるので、黄色い釉薬の原料に使えると考えている。
大磯土採集現場
大磯長石採取現場
原土と精製品と100%酸化