プロフィール

丸岡 武二

2000年5月定年退職後、直ちに三余庵陶房(御嶽窯)松岡 哲氏に師事し、成形、釉薬、施釉、焼成など陶芸全般の基礎を学ぶ。

陶器の風合いや色合いは、土と釉薬が高温で焼かれて反応し合って創り出される。釉薬作りは自分の理系の経験を生かせると考え、原料を身近の自然から調達する事で独自の釉薬を作り、温かみのある陶器作りを目指している。

良質の灰を得る為、2002年灰専用炉を築窯した。剪定した木や葉、刈り取った葦やススキをそれぞれ単独で燃やし純粋な灰を作り、釉薬の原料としている。

また、黄色や黒の釉薬には、大磯の山肌の土や岩石を精製して使い、独特な釉薬を目指している。

従来、電気窯で焼成していたが、2011年、炭(オガ炭)を燃料に使うミニチュア穴窯を自分で築窯した。焼き締めと釉薬もの、両方に使っている。


丸岡 久子

1978年シンガポールで英国人ミセスモーリスについて陶芸を始める。その後、坂井輝夫先生に成形を学び、アートスクールで絵付け、更に松岡哲先生にロクロの技術を学ぶ。

シンガポールでバテイックアート、アメリカで水彩画、中国で中国画、日本で日本画の基礎を学び、現在は大和修治先生(自然をテーマに海景、野の花などを描く、立軌会同人)に師事し油絵を学ぶ。

これまでの種々の絵を学んだ経験が、陶芸作品の特徴である絵付けや釉象嵌に影響している。