緑茶はカテキン類やビタミンCなど抗酸化物質の宝庫

●概要

お茶に含まれる成分が、がんの予防に高い効果を表わすことが多くの
実験で発表されています。
また、日常的にお茶の飲料を習慣化していることで、
がんの再発及び転移に多大な効果を発揮することが報告されており、
期待が高まっています。

1日に5~10杯ほど飲むことが理想で、お茶の種類は緑茶がいいとのこと。

では、がん予防に効果的なお茶についてまとめてみましょう。


●がんが少ない人達はお茶を飲む習慣がある

がんの発生率とお茶の関係は大きく関わり合いがあるようです。
お茶の産地でもある静岡ですが、がん死亡率が低いのです。
その中でも、お茶の生産率がトップの地域では胃がんの死亡率が特に低いことも
分かっています。

緑茶の飲用とがんの発生率の因果関係を調べた結果です。
・緑茶を1日10杯飲む人はがんのリスクが減っている

また、愛知がんセンターで治療を受けた乳がん患者の再発に関して統計を
とったところ、ステージⅠ~Ⅱのがんの場合の人で1日3杯以上、
緑茶の飲用を続けた人は再発が統計的に減ったとの結果が出ています。
(約40%ほどに減少)。
しかし、それ以上のステージの進行がんには残念ながら効果がなかったとのことですので、
早期がんの状態の時には効果的であることが分かります。


●動物実験でも実証された緑茶の成分とは

動物実験では、緑茶の成分が効果的であると明らかとなっています。
動物実験では、発がん物質を投与することで、大腸がん、胃がん、
皮膚がん等といった
がんを動物に発生させることが可能です。
このがんに対して、さまざまな成分を試すことで、
その成分ががんに効果的かどうか
の実証となるので、がん治療においては、
このような動物実験はとても有益であります。

多くの実験において試された、お茶の成分にはがんの作用を消滅する作用や、
がんの進行を
遅くする作用が働くことが分かっています。
そのお茶の成分は、緑茶及び茶ポリフェノールです。

また、マウスの実験では緑茶及び茶ポリフェノールががんの進行を
抑制するということが実証されていたとの報告があります。

また、緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートは、
他の物質と同時に摂取することで
がんの予防効果を高めることが実験で分かりました。
このように、お茶の相乗効果及び相加効果が、がんには有効であるのです。


●抗酸化物質が多量に含まれている緑茶

がん細胞を発生させたり、できてしまったがんの成長を抑制するのには、
活性酸素泳ぎフリーラジカルの害を弱くすることが有効です。
その有効成分が緑茶には含有されているのです。

では、緑茶の成分はどういった種類の成分が含まれているのでしょうか?
・カテキン
・ビタミンC

上記の成分は、抗酸化作用とラジカル補捉作用を持ち合わせています。
また、茶ポリフェノールの含有率は茶葉の状態時に約15%ほど含有しております。
ですので、お茶を約1杯飲むことで100mgの摂取が可能です。

そう考えると、10杯飲んだ人は1gの抗酸化ポリフェノールを体内に取り入れて
いることとなります。

また、お茶の葉自体には熱する事で消えてしまう成分も含まれています。
・ビタミンE
・ベータカロチン
・食物繊維

これらは、お茶葉に含有されていて、熱湯を注いだ時に「お茶」としては
抽出されないので、せっかくのがん予防成分がもったいないと考えられます。
そのため、近頃ではお茶の葉をそのまま食べる摂取方法も
大いに注目されているようです。

お茶としての飲料もいいですが、お茶の葉を食べることで
さらなる効果が期待できるという事です。

そう考えると、成分をそのまま飲料としても飲めるので
近頃スーパーでも多くみられる「粉末タイプの緑茶」は有効と考えられます。


●まずはお茶を飲む習慣を身に着けよう

お茶にはがんの予防効果だけでなく、香りによるリラックス効果も
あることで知られています。気持ちがくつろぐ点では、
がんの発生がストレスでも関係するため、こうしたリラックス効果を
日常的に摂り入れることは重要であるとも言えます。

日本人は、お茶を飲む習慣が多いとは言え、まだまだお茶の習慣が
ない方も多いですから、まずはお茶を日常的に飲んでみましょう。

そもそも日本人がお茶を知る事となったのは、平安時代。
当時のお茶は薬として用いられていたようです。
飲むことで長寿になると摂り入れられていたお茶。
古くから、長生きできるものとして親しまれてきたことが分かります。


●過度な飲用はどうなのか?

「健康に効果的」と聞くと、そればかりを試してしまう方も多いでしょう。
しかし、身体に良い影響を及ぼすものも適度に摂る事が大事であって、
飲み過ぎ、摂り過ぎは悪影響を及ぼすので気を付けましょう。

お茶に含まれる茶ポリフェノール成分は、極度の飲用により胃腸障害を
引き起こす危険性も危惧されていますし、お茶に含まれるカフェインが
不眠を招くリスクも考えなければなりません。

適切な飲み方としては1日10杯くらいとされています。
まずは、このような適切な量を守って飲用する事をお勧めします。


●生活習慣を改善しながら、茶の効果も期待しよう

アメリカの研究においても、お茶の飲用が胃がんの発症を低下させている
ことが分かっていますので、予防としてはお茶が効果的であることが
分かります。

ただ、調査結果をうのみしてしまい、その結果だけに着目してしまう
傾向があるようです。

お茶を飲むことでがんのリスクが軽減されるとは言っても、
体の体質は一人一人の個人差があります。
また生活背景も違っています。

つまり、がんが発生するには様々な要因が重なって起こる訳です。
お茶を飲んだからリスクが減るということではなく、他の生活習慣や
食事にも気を配るべきなのです。

その中の一つの手段としてお茶の飲用をするべきであると考えた方がいいのです。


●がんの予防効果に効果的なコーヒー

コーヒーに含有されるクロロゲン酸が抗酸化作用があり
発がん物質の予防効果があると報告されています。
コーヒーは、がんの予防効果も期待できますが、砂糖の
摂り過ぎには注意が必要です。



Comments