「まばたきスケッチ」とは 2012年1月28日(土)〜2月26日(日)に3331 Arts Chiyoda二階、ゼロダテアートセンタートーキョーにて開催された 展覧会です。 本展は、東京藝術大学大学院美術研究科壁画第一中村研究室の修士1年、遠藤麻衣、大絵晃世、佐々木紘子の 3人が企画・構成・展示を行ないました。 3人の平面作品、映像、インスタレーションの新作により構成されています。 開催趣旨 私たちは何気なく日常を過ごしていますが、過ぎ去って行く一瞬は二度と戻ってこないものだということを、昨年3.11と い う大きな衝撃により痛感いたしました。 多くの人は、時間を大切に残しておきたいという思いから、写真を撮ったりスケッチをしたりして時間を留めようとして き た のではないでしょうか。 まばたきのように意識しない一瞬、その見えていない間にも後から思えば大切だった時が含 まれているかもしれません。 “まばたきスケッチ”というタイトルには、観ている現実だけではなく、まばたきのうちに入り込んでくる私たちの想像や 夢 や過去をもスケッチする、という意味が込められています。 3人のアーティストがそれぞれの視点で捉えた ”まばたきスケッチ” を提示することで、普段は観る事のできない夢と現 の 境界を共有できる空間を展開します。
−あいさつより抜粋− 作品概要 遠藤麻衣 身近なところから常に作品のアプローチをする彼女は、自分の部屋の物が増えることに対する喜びとともに嫌悪の気持 ちが存在することに着目し、そのアンビバレンスな感情を視覚化しようと試みました。 大絵晃世 「新宿御苑のためのレクイエム」という曲を作曲し、映像作品とライブパフォーマンスとして展開しました。新宿御苑という ロケーションは、作品を作る上で、”別れの場所” ”無常を感じる場所” として喚起されたものです。 佐々木紘子 ある街を取材し、撮影した写真からコマ撮りアニメーションを制作。そのアニメーションをもとに、沢山の収集した 風景を一つの映像インスタレーション作品として展開することで、それぞれの日常に含まれる物語の共有を試みました。 |
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