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ミリングカッタ比較

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記事日付:2013/02/10

CNC3040を使った基板切削ができるようになった。
ここで、工具によって基板切削がどう変わるか確認してみる。

★テスト対象

今回試験してみた3つの工具は以下の通りである。

① CNC3040付属のV型半月カッタ たぶん100円/本
 似たようなレベルのものがebayなどでも手に入る。安い。
 今回使用したカッタは先端が太めだが、もっと細い製品を使えば細かいパターンが描けそう。

② KEMMER エンドミル φ0.4 500円/本
 比較的低価格なエンドミル。
ドリ太郎で購入できたが、今は通販をしていないよう。
 加工の深さが変わっても切削の太さが変わらないのが良いところ。
 もともと刃長5mmだったが、そのままだとすぐにおれてしまう。
   そのため、刃を折って刃長1mm程度にしてある。

③ オリジナルマインド 土佐昌典VC 2980円/本
オリジナルマインドの基板切削用カッタ。
 基板の穴開けとパターン切削を、ひとつのカッタで工具交換なしに行うコンセプトの製品。

以下は各カッタの刃先の拡大写真である。
左から、 ②エンドミル φ0.4、③ 土佐昌典VC、 ①V型半月カッタ

中央の土佐昌典が明かにシャープである。
右のCNC3040付属のカッタは先端がφ0.3程度である。
加工の深さで切削の太さが増えることを考えると、もう少しシャープであってほしい。
なお、左下にあるのはノギスの先端で、間の隙間が約0.3mm。


★テストパターン

線幅1.0mm、0.5mm、0.3mm、0.2mmを試してみた。
特に線幅0.2mmはピン間2本に必要である。
加工の深さは0.15mmとした。

★試験結果

① CNC3040付属のV型半月カッタ
ランド間のパターンはすべてうまいこと加工されているが、
ピン2本のパターンが消えてしまっている。
先端は0.3mm程度であるが、切削の幅はおよそ0.4mmであるようだ。
ピン間1本はなんとか大丈夫そう。



② KEMMER エンドミル φ0.4mm
もともとφ0.4のエンドミルなので、切削の幅は安定している。
しかし、一部の細いパターンが消えてしまっている。
また、バリも目立つ。



③ オリジナルマインド 土佐昌典VC
上の二つと比べて明かにプレシジョンな感じ。
ピン間2本も問題なし。
切削幅は0.15mm程度。
土佐昌典VCは先端が53°なので、切削の深さと切削の幅がほぼ同じとなる。


★まとめ
・細かいパターンが必要であれば、土佐昌典がよい。
・ピン間1本までであれば、比較的適当なV型半月カッタでもOK。

以上

なお、今回の拡大写真撮影に使用したのは以下のUSB接続顕微鏡。


似たような見た目でもっと安いものもある。こっちもよいかも。
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