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公募戦士メルマガ流「研究の抱負」の書き方

Version 1.0

1.抱負とは
 抱負とは「心の中にいだき持っている計画や決意」のことです.計画や決意を書くときは,なんの計画・決意を書くのか,つまり,どんな公募かを知ることが重要です.
 公募によって,計画や決意を微調整しなければなりません.特に,分野が少し異なっている公募に出すときは,どんな人を採りたいのかを自分の言葉で書いてみてから,それに対する抱負を書くことになります.


2.抱負の書き方
 抱負には,どんなことをしたいのかを具体的に書きます.また,なぜそれをしたいのか,それをやる必要性はなにか,実現性やその根拠を書きます.
 公募戦士メルマガでは,以下の手順を提案します.

手順1:公募を分析する.
(1)公募の要点を書く.
募集している職位は何か.
年齢は何歳を求めているか.もしも書いていない場合は,以下から推測する.
  助教の場合,35歳前後まで.
  講師の場合,40歳前後まで.
  准教授の場合,45歳前後まで.
  教授の場合,50歳前後まで.
募集している専門は何か.キーワードで書く.
自分の専門のキーワードに前述のキーワードはあるか.無い場合,それを教えることが出来るレベルか.研究はできるか.
学位は必須か.その学位を持っているか.
社会人歴は考慮されるか.
その他資格が必要か.その資格を持っているか.
その他特殊な条件があるか.その条件を満たしているか.
過去に応募したことがある大学か.
選考の委員等に知り合いはいるか.
推薦状は必須か.推薦状はあるか.意見を言える人が最低2人いるか.
公募開始から終了までの期間の中で,書類を郵送する日はいつにするか.
特任教員か.任期付か.
新設の学科・学部・大学か.
何人募集しているか.

(2)前記(1)を踏まえて,どんな人を採りたいと思われるか.
 採用する人物像を自分の言葉でよいので書きます.採りたいと思われる人に自分がどれだけマッチしているかを調べるためにこの項目があります.

手順2:どんなことをしたいのか箇条書きで書く.
 このやりたいことは,多いほうがよいでしょう.ただし,優先順位は書いておきます.

手順3:なぜそれをしたいのかを書く.
 前述のやりたいことのリストに,その理由も書きます.計画や決意をなぜ持ったのかということです.

手順4:それをやる必要性,重要性を書く.
 前述のやりたいことのリストに,追加します.

手順5:それが達成できる根拠はなにかを書く.
 ここは重要です.自分の専門と過去の実績から,根拠を示します.ここには,研究要素が入ります.これこれの研究を今までやってきて,こういった成果をだしており,その実績を踏まえて,今回の提案内容では,このような課題があるが,こういった方法によりクリアできるはずであり,自分にはその研究が十分に出来る,という感じでしょうか.

手順6:上記内容から,研究の抱負(教育の抱負も同様)を2000字で書く.
 効率よく公募書類を書くためには,テンプレートを準備しておく必要があります.あとは,このテンプレートに公募ごとの応募者像にあわせた修正を行います.公募で求められる文字数は,1000字前後が多いようです.そこで,2000字の抱負を書いておいて,これを削るようにします.


3.見直し
 かならず,見直しましょう.できれば,1日置いたほうがよいです.

(1)オリジナリティについて
 あまりに突飛な内容を記述しないほうがよいと思います.自分の査読論文等から評価された内容をうまく抜き出して書いているか,というような視点で見直しましょう.

(2)公募の委員の先生の分野で評価される内容か
 これは上級テクニックです.これが出来るようになれば,ゴールは近いでしょう.

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