古典籍研究会について

古典籍研究会は、1998年(?)に「西洋古典籍研究会」として発足しました。

大学図書館は、もとより大学の研究・教育を支える中心基盤として、また推進母体としての位置を与えられ、資料収集に大きな力が注がれてきました。とりわけ1970年代から1980年代後半は全国的に和・漢・洋の貴重資料の購入が精力的に進められ、収集黄金期の第三期、第四期とも呼ばれましたが、その時期を経て大学図書館の所蔵貴重資料が飛躍的に増大いたしました。そうした時代背景の元で、同時に所蔵資料に対する書誌学的なアプローチの機運が高まったことも当然の成り行きでした。「西洋古典籍研究会」が誕生すべくして誕生したと思われます。

「西洋古典籍研究会」は、当初会員の構成は大学図書館職員がほとんどで、研究対象には西洋古典籍に焦点を据え、研究発表の場も会員相互の研鑽をはかるとして会員を中心に進めるという状況でした。しかし、ほどなく、大学図書館員に限定することなく書誌学はもちろん他の研究領域の研究者や関係者等の参加が見られ、その結果、研究対象はもちろん、相互研鑽をはかるや研究会例会のテーマも多岐にわたるようになりました。そして、その後は西洋古典籍だけではなく日本古典籍にも目をむけ、1998年には、書物・書誌学研究の世界に和洋の区別はないとして、名称も「古典籍研究会」へと変更し、あらたな発展を期すことになりました。

1990年代末からは、その結果、会員数も50名前後から150名余に増え、研究会回数も年3回から年平均6回に増加し、研究テーマも「書誌学」、「古活字、銅活字等活字」、「和紙」、「修復」等々領域を越えて書誌学的な解析と研究はもちろん、今日に至るまで幅広い角度からの研究会活動を展開してきました。

2009(平成21)年6月以降活動を休止していましたが、このたび再開するはこびとなりました。古典籍に興味を持たれる方はどなたでも参加いただけます。今後とも会の発展にご協力賜りますようよろしくお願いいたします。

2012.8



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