【鉄拳7FR_R2】初心者狩りバスター

『鉄拳7FR』初心者のための、対初心者狩り講座です(順次加筆していっています)。


本作から鉄拳シリーズを始めた人にとって一つの壁になるのが、「2000勝 餓狼」といったような、「あまり上手くはないものの、プレイ経験は豊富」なプレイヤーだと思います。

言い方は悪いですが、「上手くはないし、細かいゲームの知識はないけれど、雑に強い行動を知っており、なおかつ平気でセオリー外の行動を取ってくる」というタイプ。セオリーを学びはじめたばかりの初心者にとっては、かなり厄介な相手でしょう。

その手の相手に対して負けが込むと、ぶっちゃけゲーム辞めたくなることもあるでしょう。

でもまぁ、折れずに頑張っていきましょう……というのが、本記事の趣旨です。


■基本方針 :「手癖」を狙い撃ちにする

初心者であれ上級者であれ、「対戦中についつい頼りがちな動作」というものがあります。

対戦格闘ゲーム界隈では、このような「無意識的にやってしまう行動」を「手癖」などと呼びます。

何千試合もやっているのに、低い段位帯にとどまっているプレイヤーには、だいたい何かしら露骨な「手癖」があるので、それを見つけて狙い撃ちにしていきましょう。


とはいえ、 漠然と「狙い撃ちにしよう」と言っても「どうやって?」と疑問に思うはず。

というわけで、以下に簡単な例を挙げながら、手癖の暴き方を説明していきます。


▼隙の少ない技をガードさせてみる

基本的に、人間は焦っている状況ほど手癖に頼りがちになります。

ステップインアッパー系の技(3LP)や、ワンツーパンチ(LP,RP)といった隙が少なく、展開の早い技をガードした後は、手癖が出やすいポイントです。


相手は……


【1】ジャブ(LP)などの発生の早い技で暴れる

【2】しゃがむ

【3】姿勢の低い技(しゃがみパンチや、姿勢の低い下段)で暴れる

【4】リターンの大きいジャンプステータス技(9RKなど)で暴れる


……といった行動をしてくると思います。


【1】が多い相手には、小技のあとに姿勢が低くなる技を打っていきます。

リターンが大きく、瞬時に姿勢が低くなる下段技(リーのシルバーローなど)があればベストですが、出始めのモーションで上段をスカすタイプのアッパー(ポールやロウの3RP)も有効です。


【2】【3】が多い相手には、ライジングトゥーキック系の技(9RK)のような、「下段を潰し、しゃがみ状態に相手を浮かせられる技」をぶっ放していきましょう。

精神的な余裕があるなら、下段捌き(キーを前斜め下に入力)を仕込んでおくのも有効です。

※中級者ぐらいだと、たまに知らない人がいるのようなのですが、「しゃがみパンチは下段捌き可能」です。


【4】を多用してくる相手には、小技からの3LP(発生が早く、隙の少ない中段技)などが有効です。


▼起き上がりを攻めてみる

起き上がりも、手癖が出やすいところです。

低めの段位帯だと、スプリングキック(仰向け・相手に足向けダウン時にWK)や、起き上がり下段キック(ダウン中にLK)を打ってくる相手が多いと思います。


かなり鬱陶しいと思いますが、


【1】相手が遠くでダウンしたら、走って近づき、各種起き上がりキックの間合いの外くらいで様子見(ガード)。

【2】相手が近くでダウンしたら、低い位置に攻撃判定があり、隙が少ない技(3LPなど)を出す→様子見(ガード)。


……とやってみると、相手の癖を見つつ、ある程度代表的な選択肢に対処できると思います。

もし起き上がりキックをガードできたら、反撃を入れましょう。起き上がり攻撃の隙の大きさは、種類によってかなり差があります。

最初のうちは、


一八の魔鐘楼(66RK)や、デビル仁の鬼鐘楼(4RK)、ポールの浴びせ蹴り(66RK)のような、「威力が高く、ガードされても反撃を受けず、ダウン状態にも当たる中段攻撃」を持っているキャラは、ダウンを奪ったら、難しいことを考えずにその手の技を振り回すのも有効です。


一番マズいのは、攻めようかどうしようか迷って手を出し、起き上がり下段キックをカウンターでもらってしまうパターンです。


▼やや隙が大きい技をガードさせてみる


▼有利になる下段技を当ててみる