2.高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは、脳血管障害・脳外傷・低酸素脳症などによって引き起こされる様々な神経心理学的障害、感情と行動の障害のことをさします。

その症状は多岐にわたり、記憶障害・注意障害・遂行機能障害・社会的行動障害などの認知障害などがあります。
また、脳の損傷部位や損傷の程度によって症状が人それぞれであり、定型的に捉えることは難しい疾患であると言えます。

脳の損傷部位や程度は、MRIで確認することができ、それにより出現するであろう症状を診断することができます。しかし、画像検査では判別できないほどわずかな損傷であっても高次脳機能障害の症状が出る場合があることが確認されています。


また、一度死滅した脳細胞は、現在の医学では再生されないとされており、このような症状がでていて、その原因が分かっていても根本的な治療ができないのが状況です。



ですが、脳細胞は死滅した脳細胞を補うように、別の細胞が活性化されていくことがわかっています。
事故前のように、とはいかなくても、症状を軽減させていくことは可能だと考えます。これは簡単なことではありませんが、日常生活での刺激や、リハビリテーションで、少しずつ失った能力を回復させていくことは不可能ではないと考えています。