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越谷市日本語指導員講習会「外国人児童生徒への日本語の教え方」(2011/02/26)

国際交流基金日本語国際センター 根津誠 
  • このページは、2011年2月26日に越谷市で行なわれた講習会の資料を載せています。URL http://sn.im/netsukoshi
  • 時々内容を更新します。
  • 掲示板はこちら(参加者向け、パスワードは当日配布資料の右上参照)
 
 
質問

1.        海外から来た子どもは向こうでも日本語を勉強してきたのか。どのように?

2.        子どもと大人とで教えるときに違いはあるのか?

3.        日本語を覚えるのに母語の支援が関係があるのか?

4.        語彙が足りなくて困っている。どうしたらいい?

5.        読んで理解するのが難しいのは語彙が足りないから?どうしたら読める?

6.        課題が山積みでどこから手をつけていいかわからない。どうしたらいい?

 

1.        海外と日本国内の違い

(ア)  その国の学校教育における日本語教育

       初等教育(小学校)文化 
       中等教育(中学・高校)トピック(後半は試験の影響)

       教師の多くは非母語話者
       限られた学習時間と運用力
       目的、環境、国・地域による違い
   (言語運用力より文化理解能力の向上、視野を広げる、日本との接触の度合いなど)
(イ)  そのほか:日本人学校 補修校 継承語としての日本語 国際家庭
 
 
 
2.        子どもと大人の違い

(ア)  発達途中 全人的発達 

(イ)  本人の意思と関係なく移動を余儀なくさせられる

 
3.        学校言語と家庭言語

(ア)  心理面

(イ)  相互依存的関係 2言語基底共有説  語彙や概念の理解

       来日時の年齢と母国での教育状況

       日本で生まれて育った場合
 
4.        文字 語彙 表現                         
 
一度に一つの読み方を紹介  各種文字教材参照  日常生活の語彙と教育語彙 
文脈の中での文字と語彙  概念の理解  ことばマップ  いろいろな活動
 

5.        読む力

(ア)  いろいろな読み方   読むストラテジー(方略)

(イ)  具体的なものや経験   抽象的な概念

       発達段階

       抽象的な概念を扱う場合でも具体的なものや経験から導入
教材例:『小学校JSLカリキュラム「解説」』実践事例「気候」

       レベルに合った日本語で内容を理解 (『リライト教材』)

       家庭言語で内容理解(『4か国語で読む国語教科書』ほか)

6.        日本語指導員としての自分の立ち位置

 
マッピング:子ども(AB、…)、指導員としての自分を中心に、周囲の構成員(人や団体)を書き出す→
グループ分け→
お互いに協力できそうなこと、頼めそうなことを少し考える→
自分のできることは何か。一つ選んで書く。

  例:生徒の親、同じ言語を話す友達やコミュニティ…、
クラスの友達、担任の先生、スクールカウンセラー、養護の先生、学年主任の先生、PTA…、
市、市教委、SIA、県教委…、
日本語ボランティア、子どものための日本語教室、NGOのネットワーク、近くの大学、大学(院)生…

7.        資料・教材

(ア)  文部科学省「学校教育におけるJSLカリキュラムの開発について」
        http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/001/008.htm
(イ)  外国人児童の「教科と日本語」シリーズ『小学校JSLカリキュラム「解説」』(スリーエーネットワーク)

(ウ)  『彩と武蔵の学習帳』『4か国語で読む国語教科書』(埼玉県教育委員会)
        http://www.pref.saitama.lg.jp/A20/BP00/kokusai/menu.html

(エ)  『ようこそ!さくら小学校へ~みんな なかまだ~』(国際日本語普及協会
        http://www.ajalt.org/kyozai/kyozai6.html

(オ)  『かんじ だいすき』シリーズ
        http://www.ajalt.org/kyozai/kyozai3.html
(カ)  『<中学に向けて>かんじ だいすき ~社会・理科編~』
        http://www.ajalt.org/kyozai/kyozai2.html

(キ)  『<中学に向けて>かんじ だいすき ~国語・算数編~』

(ク)  『国語教科書対応―外国人児童・生徒を教えるためのリライト教材』(光元聰江・岡本淑明 著)
        http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/5845080.html

        関連資料
       

(ケ)  『エリンが挑戦!にほんごできます。』DVDおよびWeb版(国際交流基金)
        http://erin.ne.jp
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/erin/

(コ)  『大学ってどんなところ?』(神奈川大学日本語教員養成課程 2008年メディア教材作成プロジェクト)
   ニューカマーの子供が進学に興味を持つことを目標に学生が作成した
DVD

(サ)  日本語教授法教材 『国際交流基金 日本語教授法シリーズ』
        http://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/jrs_09.html
(読む、書くなど技能別指導法)

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