これまでの実験研究では、主に認知や感情の認識が当該の文化におけるコミュニケーションの様式や慣習に影響を受けていることを明らかにしてきました。現在の関心は、このような文化差がどの程度頑健なものなのか、情報処理のプロセスのどの段階において見られるものなのか、さらには社会化のどの段階で表れてくるものなのか等です。こういった関心に加え、いくつかの国際比較のプロジェクトに協力し(ウィスコンシン大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、デラウェア大学、ペンシルバニア大学、アルバータ大学、トロント大学等に所属する研究者と一緒に比較文化実験を行い)、幅広い視点から心の性質の社会・文化依存性を探求しています。

比較文化的な観点から一緒に研究してくれる大学院生や学部生、日本学術振興会特別研究員(PD)を募集しています。お気軽にお問い合わせ下さい。

連絡先
657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
神戸大学大学院人文学研究科
石井 敬子
E-mail: ishii [at] lit.kobe-u.ac.jp

Upcoming news
・2017年9月30日 成田さんが日本グループダイナミックス学会第64回大会でポスター発表をします。
・2017年9月21日 日本心理学会第81回大会で発表をします(昨年、国際賞を受賞したため)。
・2017年9月10日 共著論文が出ました。学部生(松浦くん)の卒論がベースになっています。Masuda, T., Ishii, K., Miwa, K., Rashid, M., Lee, H., & Mehdi, R. (in press). One label or two? Linguistic influences on the similarity judgment of objects between English and Japanese speakers. Frontiers in Psychology.
・2017年8月19日 科研(国際共同研究強化)をいただき、University of Virginiaにしばらく滞在します。
・2017年8月15日 しばらく更新できていませんでしたが、前回の更新以降、以下の論文が出ました。
Eisen, C., Ishii, K., & Inoue, D. (in press). Independence and number of choices moderate the choice effect in implicit object preferences. 認知科学.(これは第3著者の井上くんの卒論です)
Ishii, K., Mojaverian, T., Masuno, K., & Kim, H. S. (in press). Cultural differences in motivation for seeking social support and the emotional consequences of receiving support: The role of influence and adjustment Goals. Journal of Cross-Cultural Psychology.(これは第3著者の桝野さんの卒論です)
Matsunaga, M., Ishii, K., Ohtsubo, Y., Noguchi, Y., Ochi, M., & Yamasue, H. (2017). Association between salivary serotonin and the social sharing of happiness. PloS ONE, 12, e0180391.
・2017年8月3日 成果報告会「社会心理学・神経科学・内分泌学の連携による文化差の遺伝的基盤の解明」を開催しました。
・2017年5月17日 森くんが電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)研究会(沖縄産業支援センター)で発表をしました。
・2017年3月16日 カリスさんが学生表彰されました。
・2017年3月15日 セロトニン2A受容体の遺伝子多型と時間割引との関連を調べた論文が出ました。Ishii, K., Matsunaga, M., Noguchi, Y., Yamasue, H. Ochi, M., & Ohtsubo, Y. (in press). A polymorphism of serotonin 2A receptor (5-HT2AR) influences delay discounting. Personality and Individual Differences.
・2017年2月28日 主観的社会的地位と時間割引との関連を比較文化的に検討した論文が出ました。Ishii, K., Eisen, C., & Hitokoto, H. (in press). The effects of social status and culture on delay discounting. Japanese Psychological Research.
・2016年11月6日 日本心理学会国際賞奨励賞を受賞しました。
・2016年10月30日 共著論文が出ました。Tybur, J. M., Inbar, Y., Aarøe, L., Barclay, P., Barlowe, F. K., De Barra, M., Becker, D. V., Borovoi, L., Choi, I., Choik, J. A., Consedine, N. S., Conway, A., Conway, J. R., Conway, P., Cubela Adoric, V., Demirci, E., Fernandez, A. M., Ferreira, D. C. S., Ishii, K., Jakšić, I., Ji, T., van Leeuwen, F., Lewis, D. M. G., Li, N. P., McIntyre, J. C., Mukherjeez, S., Park, J. H., Pawlowski, B., Petersen, M. B., Pizarro, D., Prodromitis, G., Prokop, P., Rantala, M. J., Reynolds, L. M., Sandin, B., Sevi, B., de Smet, D., Srinivasan, N., Tewari, S., Wilson, C., Yong, J. C., & Žeželj, I. (2016). Parasite stress and pathogen avoidance relate to distinct dimensions of political ideology across 30 nations. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 113, 12408-12413.
・2016年9月14日 共著論文が出ました。Eom, K., Kim, H. S., Sherman, D. K., & Ishii, K. (in press). Cultural variability in the link between environmental concern and support for environmental action. Psychological Science. [APSサイトでの紹介]
・2016年9月13日 分担執筆した社会心理学概論(ナカニシヤ出版)が出ました。「コミュニケーション」の章を担当しています。
・2016年7月13日 論文が出ました。第3著者の木村さんの卒論です。Masuda, T., Ishii, K., & Kimura, J. (2016). When does the culturally dominant mode of attention appear or disappear? Comparing patterns of eye movement during the visual flicker task between European Canadians and Japanese. Journal of Cross-Cultural Psychology, 47, 997-1014.
 ・2016年6月25日 カリスさんの論文が出ました。Eisen, C., Ishii, K., Miyamoto, Y., Ma, X., & Hitokoto, H. (2016). To accept one’s fate or be its master: Culture, control, and workplace choice. Frontiers in Psychology, 7, 936.
・2016年4月23日 論文が出ました。学部生(三輪さん)の卒論がベースになっています。Ishii, K., Rule, N. O., & Toriyama, R. (in press). Context sensitivity in Canadian and Japanese children’s judgments of emotion. Current Psychology.
・2016年4月2日 共著論文が出ました。LeClair, J., Sasaki, J. Y., Ishii, K., Shinada, M., & Kim. H. S. (in press). Gene-culture interaction: Influence of culture and oxytocin receptor gene (OXTR) polymorphism on loneliness. Culture and Brain.
・2015年10月16日 学長表彰されました。
・2014年12月26日 第11回日本学術振興会賞を受賞しました。
・2014年11月10日 課題設定による先導的人文・社会科学研究推進事業(領域開拓プログラム)に公募研究が採択されました。