__iGEMとは?__________________________________________________________

iGEMとはthe International Genetically Engineered Machine competitionの略で、学部生が主体となって行う最も規模の大きい合成生物学の国際大会いわば生物版ロボコンの大会です。毎年11月頃にアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で開催され、今年の大会は11/511/8に開催されます。

 合成生物学Synthetic biologyとは、科学と工学の融合した新しい学問分野で、iGEMでは遺伝子組み換えの技術を応用することで、新しい生命機能あるいは生命システムをデザインし、組み立て、従来の生物にはなかった機能や働きを持つ生物をつくります

iGEMは、2003年の冬にMITで授業の一環として開催されたIndependent Activities Period(IAP)Microsoft社のバックアップのも と2005年に国際化し、年々その規模を拡大しているものです。昨年は世界各国から112チーム、1000人以上の学生が参加しました。残念ながらiGEMは日本であまり知られていませんが、海外ではCNNNational Geographic誌などで大会が紹介され、今後ますます規模が大きくなり、世界中から注目される世界大会になっていくと考えられます。

 

__活動内容_____________________________________________________________

 iGEMでは、何をテーマにしてどのような生物を作るのかというところから全てを学生が決めていきます。
他にも、学生は実験のための専門知識・実験環境・実験資金・実験機器をそろえる事を要求されます。
学生は、夏の初めにiGEM本部から送られてくる基本的な実験パーツと、自分たちで考案し本部から認可を受けたパーツを用いて、
夏季期間に実験を行います。これらのパーツを大腸菌などの生物に組み込ませることで従来にはなかった
独創的な動きをする生物を作ります。そして、11月にMITでプレゼンを行い、そのアイディアを競います。

 iGEMでは、いかに面白いアイディアを出すかといったことが重要になります。

 過去の大会を見ると、去年の大会で銅メダルを受賞した東京大学チームはテーマの1つに「付加価値食品」を選びました。
具体的には「栄養分を作る生物を食品(パンなど)に付加することで、その食品にビタミンなどの栄養素を持たせることや、
自然といろいろな味のついた食品つくる」また、2008年の京都大学チームは「細菌が生み出すガスによる浮力と
鞭毛の運動による推進力でタイタニックを引き上げるだけの力を得る」というテーマに挑戦しました。


__iGEMに参加するメリット__________________________________________

 この大会を通して、学生は合成生物学について興味と理解をより深めることができます。
iGEMには世界中の大学が参加しているので、様々な学生と意見を交換することで世界観を広げることもできます。
また、京都工芸繊維大学にとっても、このような世界的なイベントに挑戦することは大変名誉なことだと考えられます。

 日本では、これまで東大や京大、阪大、東工大、千葉、農工大が参加していますが、
金メダルより評価が高いグランプリや準グランプリなどを手にいれてはおらず、私達は日本では誰も成し遂げていない世界一を目指します。


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