2012年8月9日:「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催

2012年8月9日:日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」による研究体験プログラム「血液型のDNA解析」を開催しました。

ひらめき☆ときめきサイエンスとは、大学で行っている最先端の科研費の研究成果について、小中高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。

本研究室では、「血液型のDNA解析 ~なぜA、B、Oが存在するのか?~」と題して、 PCRや電気泳動などのDNAに関する実験と、DNAデータベースとコンピュータを用いた解析からなる体験プログラムを初めて開催しました。本学科の木村成伸先生と木村研の皆さんにもご協力戴きました。段取り等の改善点はありますが、初めてにしては大きな問題もなく行うことができました。

講義 「遺伝学の基礎とDNA実験の初歩」と題して、ABO式血液型の分子的基礎と、本日行う実験・実習に関する説明をしました。

DNA抽出 簡便法を用いて、各自のDNAを抽出しました。意外と簡単に短時間でできました。

電気泳動 自分のPCR産物を電気泳動にかけるところです。マイクロピペッターを用いて慎重にサンプルを入れてます。

データ解析 電気泳動をやっている間に、DNAデータベースのヒトのA型、B型、O型遺伝子の塩基配列を、実際にパソコンを用いて確認しました。

データ解析 チンパンジーとゴリラのABO式血液型遺伝子も解析しました。

電気泳動の結果観察 バンドパターンから、各自のABO式血液型の遺伝子型(たとえば、A型のひとはAAか?AOか?)を推定しました。

科研費の説明 我が国の科学研究における科研費の重要さを説明しました。

集合写真 未来博士号を授与し、最後に集合写真を撮りました。皆さんお疲れ様でした。