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 平成25年度 九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト(P&P) 特定プロジェクト型研究 
『ナノ界面の構造制御に基づく分子システムの開発と展開』(研究代表者:君塚信夫)

本研究は,シリコン等の基板表面に構造(形状・高さ・厚み)の制御された金属ナノフィン構造を一定間隔で規則配列させた“ナノ界面構造”を構築することによって、特定波長の光をナノ界面に閉じ込める新技術を開発する。次に、この特異な光閉じ込め界面における、有機分子ならびに分子組織体の分光学的特性ならびに光エネルギー変換機能を明らかにして、ナノ界面と分子システム化学との融合に基づく新しい研究領域の開拓を目指す。具体的には、(i)金属ナノ構造を二次元規則配列したナノ界面構造を制御するとともに (ii)理論的に予想されているナノ界面における光閉じ込め現象を、①有機色素の選択的励起や発光増強現象から証明する。さらに、②光閉じ込め現象が三重項―三重項(T-T)消滅機構に基づく可視光アップコンバージョン現象に及ぼす促進効果 を明らかにする。これらの知見を、界面の設計がイノベーションの鍵を握る太陽電池、光学素子、化学・バイオセンシングなどの基本分子システムに結び付け、ナノ界面の構造制御に基づく分子システム科学の新領域を拓く。