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研究室NOW


小川・三浦合同ゼミ

2016/06/30 19:12 に Asako Miura が投稿   [ 2016/07/29 17:56 に更新しました ]

8/4に小川・三浦合同ゼミを開催します。

日時:2016年8月4日(木) 13時~
場所:F号館103教室
内容:
(1) 小川・三浦ゼミの大学院生(各1名)による研究発表と議論(1時間×2) 13時~15時
  • 中村早希(三浦ゼミD1) 2者から異なる説得を受ける場面においても説得の2過程モデルは適用されるか?
    • 被説得者の態度変容プロセスを説明する主要な理論として,説得の2過程モデルがあります。しかし,このモデルを用いた研究の多くは,ある1人の送り手から1人の被説得者へ説得を行う状況下で検討しています。そこで,本発表では,2者から異なる説得を受ける場面においても,説得の2過程モデルによる説明が可能であるかを検討した,2つの研究について紹介します。説得者が1人から複数へと増えることで,被説得者の態度変容プロセスがどのように変化するのか,その相違点について皆様と議論させていただければと思います。
  • 小川ゼミ院生 TBA
(2) ゲスト討論者による「今面白いと思っている研究」ネタ披露と議論(40分×3) 15時すぎ~
  • 清水裕士(関西学院大学社会学部) 心的概念の実在論と測定論
  • 高橋英之(大阪大学基礎工学研究科) 対人コミュニケーションにおける一人称的視点と三人称的視点(借)
  • 松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) 誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい、研究が嫌になった時のすべてについて教えましょう Everything you always wanted to know when you had been tired of research (But were afraid to ask)
→そのまま,総合討論へ(~18時終了予定)

(3) 懇親会(上記が18時までに終了予定なので,18時半~予定)

懇親会の参加申込は締め切りました.ゼミへのゲスト参加は歓迎しますが、収容定員に限りがありますので、ご希望の方は事前にご連絡ください。

問い合わせ先:小川洋和三浦麻子

心理科学各論B・ゲスト講義 『社会心理学と犯罪予防』(報告)

2016/06/28 1:06 に Asako Miura が投稿   [ 2016/07/04 17:12 に更新しました ]

6月28日に,科学警察研究所の島田貴仁先生をお招きして,ゲスト講義をしていただきました.
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心理科学各論B・ゲスト講義
『社会心理学と犯罪予防』
島田貴仁先生(科学警察研究所)
6月28日(火)11:10~12:40 C号館103教室

当該科目受講生の他に1年生から大学院生までの希望者20名ほども参加しました.島田先生からは,犯罪予防研究の実状をご紹介いただくと共に,ご自身の実験室実験,現場実験,計量テキスト分析といったバリエーション豊かな手法を用いた具体的な研究知見をわかりやすく明解にご紹介いただき,皆とても熱心に聴講していました.多くの質問やコメントが寄せられ,学生たちの関心の高さがうかがわれました.

プレゼン資料は,島田先生のresearchmap「資料公開」で公開されています.また,当日質疑に対するコメントも頂戴しました.ただし,講義動画は研究室内限定公開とさせていただきます.ご了解下さい.

島田先生,どうもありがとうございました!!

論文公刊

2016/06/27 14:01 に Asako Miura が投稿   [ 2016/06/27 14:04 に更新しました ]

博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)の田渕恵を第1著者とする以下の論文が公刊されました.

Tabuchi, M., & Miura, A. (2016). Intergenerational Interactions when Transmitting Wisdom from Older to Younger Generations. Educational Gerontology. doi: 10.1080/03601277.2016.1205392

The purpose of this study was to examine the effects of young people’s reactions on changes in older people’s generativity when wisdom is transmitted to the younger people. Participants included 48 male adults aged 63–77 years. Each participant was assigned to either the “wisdom from experiences of failure” or the “wisdom from experiences of success” condition. Participants expressed narratives to younger “listeners” or recipients, who were confederates and were instructed to respond either empathetically or neutrally. Results showed that only in the “wisdom from experiences of failure” condition, generativity was promoted when young recipients responded in an empathic manner and decreased when the young recipients responded in a neutral manner. Based on these results, the differential effects of responses from younger individuals to older persons’ transmission of stories about negative experiences are discussed.

高齢者から若者への知恵の伝達に際する世代間相互作用について,要因を統制した実験室実験で検討したものです.実験参加者である高齢者が,若者に対して自らのもつ「知恵」を語る際に,自身の成功/失敗のどちらにもとづくものについて語るかと,聞き手である若者の反応の関わり合いが,世代性(次世代へ有為な貢献をしようとする特性)にどのように影響するかを調べています.実験の結果,失敗経験にもとづいた語りの際は,若者の反応が共感的であることが世代性を高めることが示されました.

なお,本研究の一部は2014年度三浦ゼミ卒業生の田中琴子さんの卒業論文研究「失敗経験を中心とした語り場面における世代間相互作用の実験的検討」として行われたものです.

本研究に関する問い合わせは,第1著者の田渕恵まで.

2016/6/21 シャープさん(@SHARP_JP)ご来訪

2016/06/21 15:17 に Asako Miura が投稿   [ 2016/06/21 15:20 に更新しました ]

シャープ株式会社の公式Twitterアカウント担当の「シャープさん」(https://twitter.com/sharp_jp)が研究室を訪問されました.2016年6月10日の毎日新聞掲載記事「シャープ 自虐ネタ評判 フォロワー30万人超」にコメントを寄せたのがきっかけです.どういうきっかけでTwitter担当になったのか,どういう思いで日々ツイートしておられるのか,フォロワーが爆発的に増えたきっかけは何か,ソーシャルメディアにおける企業広報のあり方についての思い,などなどたくさんのお話を,Twitter研究を長らく一緒にしている共同研究者・小森政嗣さんと一緒に伺いました.シンプルでありながら奥深い,いくつかのポイントをご示唆いただきました.
シャープさん,ありがとうございました.是非機会をあらためてさらにいろんなお話を伺い,なるべく数多くの心理学者やメディア学研究者の方々と議論ができる場を設けたいと考えています.今後ともどうぞよろしくお願いいたします.

心理科学各論B・ゲスト講義 『社会心理学と犯罪予防』

2016/05/18 16:26 に Asako Miura が投稿   [ 2016/05/25 17:46 に更新しました ]

6月28日に,科学警察研究所の島田貴仁先生をお招きして,ゲスト講義をしていただきます.
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心理科学各論B・ゲスト講義
『社会心理学と犯罪予防』
島田貴仁先生(科学警察研究所)
6月28日(火)11:10~12:40 C号館103教室

犯罪・非行に対する社会の関心は、新聞やテレビでの報道が典型例であるように、加害者の生育歴や性格に向きがちです。しかし、犯罪や非行を理解し、犯罪被害を防ぐためには、加害者・被害者の双方を合理的な行動主体としてとらえる社会心理学の視点が有用です。
このため、今回のトークでは、社会心理学の視点からの犯罪被害防止の研究について、2つの研究例を紹介します。ひとつめは、ストーカー事案における加害者・被害者の相互作用に関する分析結果です。ふたつめは、説得的コミュニケーションを利用した、窃盗や性犯罪に対する潜在被害者の予防行動を促進するための社会実験です。これらの研究結果は、警察や行政における犯罪予防実務で活用されています。
警察、裁判所、刑務所(少年院)といった刑事司法機関の中では、大学や大学院で心理学を修めた専門家が、その専門性を生かして仕事をしていますが、仕事の内容は十分に知られているとはいえません。このため、今回のトークでは、刑事司法における心理学専門職の職域についても簡単に紹介して質疑応答を行いたいと思います。学生のみなさんがキャリアを考える一助になれば幸いです。

島田貴仁先生・プロフィール
科学警察研究所 犯罪行動科学部 犯罪予防研究室 室長
1996年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。2005年カーネギーメロン大学公共政策経営研究科(犯罪政策専攻)修了。1997年から科学警察研究所で勤務。2011年より現職。犯罪の未然防止の立場から、アンケート調査や統計データを用いた犯罪被害に関する研究や、実験法による各種犯罪対策の研究を行っている。

科目受講者以外の聴講申込を受け付けます.関西学院大学の学生であれば,学部や学年等は問いません(※ただし,当該コマに正規に受講する科目のある人は,申し込むことができません).希望者は前日までに担当教員・三浦(asarin@kwansei.ac.jp)にメイルで(1)お名前,(2)学部と学年をご連絡下さい.ただし教室定員がありますので,先着順で30名に達した時点で募集を打ち切ります.

※講義(質疑応答部分を除く)は,録画したものを後日公開します.

『心理学評論』第59巻1号・特集「心理学の再現可能性」掲載予定論文(著者最終稿)早期公開のご案内

2016/05/09 5:38 に Asako Miura が投稿   [ 2016/05/10 15:28 に更新しました ]

『心理学評論』第59巻1号・特集「心理学の再現可能性:我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
掲載予定論文(著者最終稿)早期公開のご案内

2015年,Scienceに衝撃的な論文が掲載されました(Open Science Collaboration, 2015)。
その内容は,過去の心理学の研究論文について追試を行った結果,結果が統計的に再現されたものは追試実験全体のうちの40%に満たないというものでした。
また,2015年の年頭に出たBasic and Applied Social Psychology誌はそのエディトリアル記事で,今後一切統計的検定に関する記載を行わないと「高らかに」宣言して,心理学のみならず幅広い研究者コミュニティの耳目を集めました(Trafimow, & Marks, 2015)。

そして近年,心理学の領域においても,STAP細胞問題に近いようなデータの捏造・改ざんによる研究不正を犯す研究者すら出てきました。
このこと自体,心理学界においてゆゆしき問題です。
しかしかれらの行為を軽蔑する研究者たちも,意識するしないにかかわらず,さまざまな問題のある研究実践 (QRPs)に手を染めてはいないでしょうか。

これらの問題に対する関心は今に始まったことではありませんが,ここ数年、研究者の側もこれらに対して自覚的になってきたというのも事実です。
そこで,再現可能性,統計の問題,QRPsから研究不正まで,という相互に密接に関連しあうこれらの問題に対する現状の認識と展望について,忌憚のない議論を進めるべく本特集号を企画しました。
これらの議論を通して,心理学が今よりさらに一歩前に前進するこ とを強く期待しています。

担当編集委員
友永雅己(京都大学霊長類研究所)・三浦麻子(関西学院大学文学部)・針生悦子(東京大学教育学部)

巻頭言:特集号に寄せて

●原著論文
池田功毅・平石界 心理学における再現可能性危機:問題の構造、現状と解決策
山田祐樹  認知心理学における再現可能性の認知心理学
森口佑介  発達科学が発達科学であるために:発達研究における再現性と頑健性
鮫島和行  システム神経科学における再現可能性
澤幸祐・栗原彬  動物心理学における再現可能性の問題
大久保街亜  帰無仮説検定と再現可能性
小塩真司  心理尺度構成における再検査信頼性係数の評価―「心理学研究」に掲載された文献のメタ分析から―
藤島喜嗣・樋口匡貴  社会心理学における“p-hacking”の実践例
渡邊芳之  心理学のデータと再現可能性

●コメント論文
小島康生 人間の観察研究における再現可能性の問題
松田一希 フィールド研究の再現性とは何か?
平井啓 心理学研究におけるリサーチデザインの理想
三中信宏 統計学の現場は一枚岩ではない
武田美亜 再現可能性の問題から始める心理学研究の「バックヤードツアー」
東島仁  研究公正から見た再現可能性問題
佐倉統  科学的方法の多元性を擁護する

このサイトでは,標記『心理学評論』特集号の公刊(2016年8月予定)に先だって,受理済の掲載予定論文の最終稿を,著者の了解のもとで,担当編集委員の責任において,私的に公開しています。
ダウンロードや印刷は可能ですが,内容の編集やテキスト引用はできません。
本誌刊行後はこのサイトでのPDF提供を終了します。本特集号論文のPDFはオープンアクセスですので,是非改めてそちらをダウンロードして下さい。
Googleアカウントでログインすると,コメントを投稿することが可能です.

第八回ニコニコ学会βデータ研究会で講演しました

2016/04/04 23:28 に Asako Miura が投稿

2016年3月26日に,第八回ニコニコ学会βデータ研究会 ~人工知能と根性で挑むコンテンツの世界~で講演しました.
多くの方からコメントをいただきましたので,それをまとめたページを作成しました.当日資料もダウンロード可能です.

こちらからどうぞ.

論文公刊

2016/03/30 14:53 に Asako Miura が投稿

以下の論文が『メディア・情報・コミュニケーション研究』に掲載されました.

三浦麻子・小林哲郎 (2016).  オンライン調査における努力の最小限化(Satisfice)傾向の比較:IMC 違反率を指標として メディア・情報・コミュニケーション研究, 1, 27-42.

本研究は,オンライン調査における努力の最小限化(Satisfice; 調査協力者が調査に際して応分の注意資源を割かない行動)について,特に教示を精読しないものに焦点を当てて,その出現比率が協力を依頼した対象集団によってどの程度異なるかを検討した。検出項目にはIMC (Instructional manipulation check) を用いて,ネット調査会社,クラウドソーシングサービス,大学の参加者プールの登録者を対象として,7つのサンプルからデータを収集した結果を比較した(n=22,646)。ネット調査会社モニタにおける努力の最小限化出現比率が,クラウドソーシングサービス登録者や大学の参加者プール登録者より高いことが示された。こうした違いは,回答に際する動機づけの差異によるものであり,それはモニタや登録者の管理方法に起因するのではないかと考えられる。

PDFはこちらから参照/ダウンロードが可能です.

なお,『メディア・情報・コミュニケーション研究』誌は,コンピュータベース・メディア,およびそこでの情報やコミュニケーションに関する行動科学研究,それらに関する研究手法や方法論を主な対象とし,従来の学術雑誌になじまないテーマや萌芽研究も扱うオープンアクセスジャーナルです.私も編集委員を務めております.是非よい論文の投稿をご検討下さい.

論文公刊

2016/03/27 14:51 に Asako Miura が投稿   [ 2016/03/27 14:53 に更新しました ]

以下の論文が日本社会心理学会の学会誌「社会心理学研究」に掲載され,J-Stageで公開されました.

稲増一憲・三浦麻子 (2016). 「自由」なメディアの陥穽:有権者の選好に基づくもうひとつの選択的接触 社会心理学研究, 31(3), 172-183.
有権者に多くの選択肢を与えるインターネットの普及は、党派性に基づく選択的接触研究への注目を高めたが、実際には党派性に基づきメディアを選択する者は少ない。一方、選択肢の増加に伴う偶発的・副産物的ニュース接触の減少により、娯楽・ニュース志向という有権者の選好が直接接触に反映され、政治・国際ニュースについての知識の差が拡大する選択的接触については、党派性を持つ有権者が少なくとも起こる。本研究は、この選択的接触に注目し、インターネット上のサービスが選好に基づく知識の差を拡大するのか縮小するのかについて検証した。オンライン調査による検証の結果、選好に基づく知識の差の縮小に貢献すると考えられるのは「ポータルサイト」「新聞社サイト」「2ちゃんねるまとめサイト」、差を拡大すると考えられるのは「ニュースアプリ」「Twitter」であった。考察において、今後予想されるメディアの変化に対する本研究からの示唆が議論された。
キーワード:インターネット、選択的接触、メディア環境、娯楽志向、政治知識

論文内容の詳細については,第一著者の稲増一憲氏に直接ご連絡ください.
論文内容を平易に解説した記事「知識の差が拡大する?-メディア環境の落とし穴」も是非ご覧ください.

論文採択

2016/03/16 17:07 に Asako Miura が投稿   [ 2016/03/16 18:12 に更新しました ]

以下の論文が『社会心理学研究』に掲載されることが決まりました.

三浦麻子・小林哲郎 (2016; in press). オンライン調査におけるSatisficeを検出する技法:大学生サンプルを用いた検討 社会心理学研究, 32(2).

研究の目的は、オンライン調査におけるSatisfice(調査協力者が調査に際して応分の注意資源を割かない行動;Krosnick(1991))が、大学で研究者から依頼された調査に回答する大学生サンプルでどの程度生じるのかを多様な指標で測定して検討するとともに、Satisfice傾向を示す個人をなるべく効率的かつ正確に検出する有効な技法を探索することである。9大学で実施したオンライン調査の結果、各種検出指標の予測力は総じて高くなかった。また、測定法の差異によりオンライン調査モニタとの直接比較はできないが、大学生サンプルのSatisfice傾向は全般的に低かった。大学生サンプルを対象とする際はSatisfice傾向の検出に「躍起になる」必要はなく、むしろ調査内容によって回答環境を制御することの方が重要であると考えられる。

キーワード:Satisfice、オンライン調査、大学生サンプル、Lasso

第1研究第2研究に引き続きオンライン調査モニタのSatisficeについて実験的手法で検討した論文ですが,今回は大学生サンプルが対象であること,また,Lassoを用いて回答者の映像視聴に際するSatisfice傾向を安定的に予測できる少数の調査項目を特定することを試みたことが特徴です.また,実施に際しては,金政祐司氏(追手門学院大学),木村昌紀氏(神戸女学院大学),小宮あすか氏(高知工科大学),中西大輔氏(広島修道大学),田原直美氏(西南学院大学),竹澤正哲氏(北海道大学),谷口淳一氏(帝塚山大学)のご協力を得ました.記して感謝申し上げます.

provisional PDFとsupplemental materialsをOSFで公開しました.こちらをご覧下さい.
なお,ローデータと変数+値ラベル一覧は,論文公刊後に公開します.

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