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自己紹介

峰尾 恵人(みねお けいと)

現在、京都大学化学研究所特定助教

京都大学農学研究科博士後期課程修了(森林科学専攻 森林・人間関係学研究室)。

専門は林政学(林業経済学、森林政策学)。

連絡先:mineo.keito.78n(@)kyoto-u.jp

研究分野

林政学・林政学

持続可能性科学

農林文化経営論

研究テーマ

森林共生炭素循環社会の実現に向けた研究と実践

林業部門におけるイノベーションの発生と普及

伝統木造建造物用材の確保策

「林業経済学」の総括と展望について

寺社と森林の関係史・日本森林史における寺社の意義

所属学会

日本森林学会

林業経済学会←退会しました

応用森林学会

文化経済学会〈日本〉

中日本入会林野研究会



主な業績

(主著論文)

峰尾恵人・松下幸司 (2021) 国有林における大材生産政策の通史的解明―伝統木造建造物用材の入手難を念頭に. 日本森林学会誌103 (5) : 325-335(査読あり、J-stage

国有林150年の歴史における大材生産の歴史を取りまとめました。書き上げてしまえば『そうだったんだ』という感じですが、とても思い入れの強い論文です。

峰尾恵人 (2021) 伝統木造建造物用材の確保策に関する基礎的考察―特に建築用の大径材について. 文化経済学18 (2) : 27-38(査読あり、J-stage

一般の寺社建築における伝統木造建造物継承や、伝統木造建造物用材と「文化的価値」との関係についてあれこれと論じた研究ノートです。議論のち密さは十分に高めることができませんでしたが、執筆時点での全力を尽くし、問題提起の意味合いも込めて執筆しました。

峰尾恵人(2020)「寺社と森林」研究序説:入会林野研究との比較を手掛かりとして.入会林野研究(40),83-99. (査読あり, J-stage)

私が学部時代から考えてきた寺社と森林の関係に関するあれこれや、農林省山林局編『社寺林の現況』についてまとめたものです。「序説」と銘打っており、それを目指して執筆したのですが、「研究ノート」としたほうが適切だったように思います。

峰尾恵人(2019)企業との連携による森林整備に関する一考察:近畿1府2県の調査から.入会林野研究(39),83-94.(査読あり、J-stage)

いわゆる企業参加の森林整備活動の意義について、3府県の比較から考察したものです。私が筆頭著者の査読付き論文としては初めて公表されたものです。調査設計に若干の反省はありますが、各府県における企業参加の森林整備活動の支援制度の形成過程と、企業参加の森林整備活動の意義についてはうまく取りまとめられたと思っています。

(共著論文)


Tomohiko Ohno, Naoko Hirayama, Keito Mineo, Kengo Iwata, Izumi Inasawa (2022) The advocacy coalition framework in Japan: Contributions to policy process studies and the challenges involved. Review of Policy Research,39(1), 32-50. (https://doi.org/10.1111/ropr.12446)(査読あり)


Takahiro Ota, Katsuki Takao, Takuro Uehara, Keito Mineo, Norio Obata, Kenichi Nakagami, Taisuke Yoshioka, Ryo Sakurai, Takeshi Hidaka, Satoquo Seino (2019) Environmental Economics, Culture, and Negotiation in the Coastal Sea, In: Tetsuo Yanagi (Eds.)Integrated Coastal Management in the Japanese Satoumi, Elsevier, p.131-193. (査読なし)

Wen Luo, Keito Mineo, Koji Matsushita, Mamoru Kanzaki, (2018) Consumer willingness to pay for modern wooden structures: A comparison between China and Japan, Forest Policy and Economics, Vol.91, p. 84-93. (https://doi.org/10.1016/j.forpol.2017.12.003.)(査読あり)

Takuro Uehara, Keito Mineo, (2017) Regional sustainability assessment framework for integrated coastal zone management: Satoumi, ecosystem services approach, and inclusive wealth, Ecological Indicators, Vol.73, p.716-725. (https://doi.org/10.1016/j.ecolind.2016.10.031.)(査読あり)

上原 拓郎・峰尾 恵人(2016)国内沿岸域の生態系サービス経済評価研究のデータベース構築と評価研究への指針. 政策科学23(2), 57-68 (http://doi.org/10.34382/00005077) (査読なし) 


資料

・2013年IUFRO 3.08&6.08 (国際森林研究機関連合 小規模林業部会・ジェンダー部会合同研究大会)発表資料

「寺院による高品質材生産と森林管理の新たな取り組み」ベストポスター賞受賞 ポスター(英文・和文、pdf)

・2013年 京大アカデミックデイ 発表資料

「『木の文化』は持続可能か?お寺から未来を考える」 ポスター(pdf)

・2016年2月自然資本経営研究会 発表資料

 「伝統木造建造物に必要な長大・高品質木材供給の課題」 スライド(pdf)

・2017年11月林業経済学会 若手会研究会発表資料

「『林業経済学』のこれからを考える 基調講演」 スライド(pdf)

「同 補足資料」 レジュメ(pdf)

・その他、これまでの活動についてはこちら

社会活動

社会活動

京都大学体育会OB・OG会連合(京大濃青会)世話人

京都大学体育館・プール連絡協議会事務局長

僧侶としての活動

法華宗真門流研修員(2020年度課題レポート「現代」についての宗教史的考察:一僧侶の立場から

臨床仏教師養成講座 座学課程(関西1期)修了