2022.9.6
れいんぼうの日常 / 自立訓練の日常
お薬飲めてますか?
病院からもらってきたお薬。沢山ある人もちょっとの人も、欠かさず飲めていますか?
「家族が出してくれるからお任せ」「お薬カレンダー使ってるよ」「薬の時間にアラームをセットしてる」皆さんいろいろな工夫をしながら飲んでいると思います。
高次脳機能障害があると自身で管理して飲むことがうまくいかない人がいます。 毎回お薬を渡してくれる人がいればいいのですが、そうでない方は飲み忘れも多い!なんてことに。一人で飲めていない事を把握したり、必要性を認識できなかったりすることも症状のひとつなので、ご支援されている方は頭を悩ませてしまうのではないでしょうか。
そんな時は”本人が行う負荷は極力下げて、飲める環境を整える”ことでうまくいくようになります。 ”なんでも自分でやれるようになる”のではなく、”できる環境を支援者が作っていく”ことが重要です。
負荷を下げる前のお薬カレンダーです。
何種類もの薬を自分で小分けにしたり、訪問リハのスタッフと一緒にセッティングすることを忘れて入れてしまったり。飲めているかの確認を毎回全残数で確認していました。
生活リズムもばらばらで飲むタイミングを無くしてしまうこともありました。
環境調整した後のお薬カレンダーです。
内服薬調整と一包化のお願いをしたことでセッティングの負荷が下がりました。
併せて「朝起きて日中は活動し、夜しっかり寝る」生活のリズム(食事をとるリズム)を通所をすることで整え、以前より飲めるようになりました。
担当ケアマネジャーさんや訪問リハスタッフさんの協力なしでは出来なかったことです。