町民のみなさんの手で制作された「たかす未来予想図」
(2019年3月定例会での一般質問原稿です)
第8次鷹栖町総合振興計画が動き出しています。
これは2020年から10年間のまちづくりの指針を定めるものです。
策定にあたって、町民の意見をできる限り取り込みたい、これが町の意向でもあります。
住む町のことは住む人が決める、それが本当に実現したらどんなに素晴らしいことでしょう。
そのことに関して、いくつか町長にお尋ねしたいと思います。
たかす未来予想図は見ていてほっとするような楽しい絵です。
絵の真ん中あたりに「人と人とのつながりが豊かなまち」のメッセージ、その周りにも人との関わりを大切にしようと言うコメントに溢れています。
あなたにとっての「豊かさ」とは、とのアンケートでも上位3つは「心も体も健康な状態」「円満な家庭、家族の幸せ」「家族や友人との関わりが充実していること」でした。
7総のスローガン「みんな笑顔で あったかす」はこの10年間でずいぶん浸透したと考えてよいのかもしれません。
しかし実際のところ、7総ではどのような成果があったのか、どこかもう少し頑張ったほうがよかったところはなかっただろうか、当然、役場内ではPDCAサイクルに従って、その総括もされていることと思いますが、これを内部に留めるのではなく、一般町民にも公開なさるつもりはありませんか。
私は8総を考える上でも7総の評価は重要な意味があると考えています。
町長のご意見はいかがでしょう。
町では8総立案に向けて、いろいろな方向から町民の参加を促しています
中学校や高校の生徒会への働きかけもその一つでしょうし、コミュニティーデザイナーの山崎亮氏やきらりよしじまネットワークの高橋由一氏の講演やその後のワークショップも当然、狙いはそこでしょう。その時植え付けられた芽は何とか育っているとの担当課の話です。
それを大きく育てるには町長の手腕が問われるところです
それについて、町長のお話をいただきたいと思います。
町には東京大学の地域プログラムや、北海道銀行、旭川工業高等専門学校の鷹栖版ヨノナカテラスなど、外部からも面白い企画が持ち込まれています。
しかしこれが町職員や一部関係者との交渉にとどまっているのはいささかもったいない話ではないかと思います。
さらに一歩進めて町民との意見交換の機会を作ることはできないでしょうか。
若い人たちの斬新な発想、経験を踏まえた年配者の感想、そしてきらめくような優れた頭脳が交差する時、また一歩、鷹栖町は未来に向けて踏み出すことができるのではないでしょうか。町長の考えをお話し下さい。
先だってアンケート調査がありましたが、これは対象を18歳以上74歳以下に限定したものでした。
今日、若年層の活力を取り込もうと言うのは全国的な傾向ですが、町でも時代に沿った対応が見られます。それを考慮すれば、あまり例のないことですが対象を15歳以上としてもよかったのではないかと考えます。
今回10代のサンプルは16人ですが、統計学的には30名以下のサンプルはブレが大きいと使用を躊躇すると言う話も聞きますが、このことを念頭に町長のお考えをお述べください。
このアンケート実施時、鷹栖町の町民は6952人、そのうち1219人が75歳以上で17.5%にあたります。これを対象外とするのは先の例とは逆に全国的にも極めて稀なケースです。前回との比較がしやすいようにとの担当課の話ですが本当にこれでよかったのでしょうか。町長にお尋ねします。