(2018年9月定例会での一般質問原稿です。)
住民サービスの向上と言う観点からいくつか質問いたします。
まず町営バスの運行に関してです。
町長はことあるごとに、地域は守りたいとの発言をなさっています。これは言い換えると町全域、どこに住んでも対等な住民サービスが享受できるよう町行政は努力すると言うことになるかと思います。
市街地とそれ以外の地域とでは利便性に差があるとの声があります。
例えば公共施設の利用をとっても、徒歩が可能なのと、そうでないのとでは、利用者の自由度は大きく違っています。
町は当然、この差の圧縮に勤めているわけで、はぴねすの福祉バスもその一つなのでしょう。
町営バスの運行も、一時と比べてずいぶん利便性が良くなったとの評価があります。
しかし、市街地を出た途端、乗降場所が自宅前以外にはほとんどなく、これは不便だと言う意見も聞かれます。デマンド化前のバス停程度に乗降場所を増設することはできないでしょうか。利用実績からみて運転手の負担がそれ程、増大するとは考えられず、利便性は改善します。
町長にも現在の姿が町営バス運行の完成形とは考えていない、とのご発言があったかと思います。かつてわが街では試験ごみと言う形で1年間シミュレーションを行って、試行錯誤の末、ごみ分別を定着させた実績もあります。あれこれ机上でいじくってダメを出すより、実験的に運用してみて不都合があれば躊躇せず手直しなり中断を考えると言う方が鷹栖町のような小さな町にはよりふさわしいと思いますが、町長のご判断はいかがでしょうか。
次に風呂優待券についてお尋ねします。
サンホールはぴねす風呂等優待券は70歳以上の高齢者及び障がい者に年間20枚が提供されていますが、この使用実績が長年にわたって低迷しています。
入浴は健康にもよく、そこで集まることでサロンとしての効果も期待できます。
せっかくの事業ですのでより一層の活用がすすむよう工夫できないものでしょうか。
かつて私は優待券を介護者1名まで使用できるようにしたらどうかと言う質問をして却下されたことがありますが、一般的に障がい者手帳を提示すれば本人と同伴者1名は美術館でも博物館でも動物園でも無料になります。そんなことから考えても介護者1名の優待券同時使用は無理な話だとは思えないのですが、改めてご検討いただけないでしょうか。
また高齢者、障がい者それぞれに交通費助成もあり、どちらもとりあえずもらってはいるが有効に使えていないという例もあります。風呂等優待券と交通費助成を組み合わせ可能になれば、その人に合った利用が出来るようになるのではないでしょうか。町長のお考えをお聞かせください。
今般販売されたプレミアム付き商品券は例年に比べ完売までに時間がかかりました。
今年度、ガソリン、軽油、灯油に使用できなくなったことも理由と考えられます。担当課でこのことについて質問しますと、プレミアム付き商品券は地元商工業の利用促進と町内消費の拡大といった地域経済の活性化が目的であり、これらに使われていた分を町内でのその他の消費につなげたいからとの回答でした。
事業の目的としてはそうかもしれませんが、ガソリン、軽油、灯油を有利に購入できることは住民サービスに寄与していた面もあると考えます。1つの事業で2つ以上の効果があるのであればそれはそれで評価してもよいのではないでしょうか。町ではこのことについてどう捉えているのかお聞かせください。