町営バスが営利目的で運用されているわけではないことは先刻承知しております。
しかし、だからといって利用者の利便性や経費削減がおざなりにされていいというものではありません。
そういう話を町の担当課にしても、もう少し様子を見てから抜本的な改革をしたいなどとお茶を濁されるばかりで埒があきません。
利用者は今、今日も不便を感じているわけですし、もし不必要なお金が使われているとすれば貴重な町民の税金がその分、無駄になっているということです。
抜本的な改革も結構ですが、今やれることを一つ、一つ手当していくことも、大切なことではないでしょうか。
そういう観点から町営バスの運用について、いくつか町長におたずねしたいと思います。
わが町では現在、鷹栖循環線と知遠別線の2系統の路線が運行されています。
まず鷹栖循環線ですが、報告書を見ると全2044便中801便が乗車なし便、すなわち空車状態で走行しています。さらによく見ると北斗回りの1便と6便、始発と最終便は利用率が30%を割り込んでいることに気が付きます。
これなどは早急に予約運行にしてもよいと考えますがいかがでしょうか。
また平成25年10月の改正時、13線10号から、13線7号、14線7号、14線10号にかけての凸部の区間について見直しを検討し、変更等が決まり次第周知されることになっていたはずですが、その件はどうなっているのでしょう。
今なお、継続されているのは、当然、調査・検討の結果、その必要があってのことでしょうが、その内容等をお教え下さい。
さて、次は知遠別線についてです。
知遠別線は平成25年10月から完全予約制に移行しましたが、そのせいかどうか利用率が35%から20%へ低下しています。
利用者の話を聞くと、予約の電話、中でもキャンセルの電話がかなり負担になっていると言います。前日予約から当日、さらに3時間前ぐらいに前倒しになるとずいぶん利便性は上がると考えますが、不可能なことなのでしょうか。
また委託業者の事業所と予約のバス停留所との距離はそれ程離れていないわけですし、その確認は業者にしてもらうとして、せめて下り便だけでもキャンセル不要にできないか検討していただけないでしょうか。
また現在、知遠別線でも乗客10人以上の車両を確保すると言う条項にしばられて、バスで運行しておりますが、これもずいぶんもったいないことをしていると思います。
例えば委託業者の車両を利用するとか、そのあたりの簡便化は図れないものでしょうか。
さらに踏み込んで言えば利用率20%ということではすでに路線バスとしての体はなしていないと考えますが、そろそろ完全デマンド制導入などを考えるべき時なのではないでしょうか。
以上4点についておたずねします。
ただ、これらの件はすべて町の計画通りに運行が実施されていることが前提になっています。
この質問をするに当たり私もいろいろ調べさせていただきました。
町としても当然、チェックしていると思いますが、運行状況の確認など、どのようになっているか、お答えください。