商工業振興事業のいくつかについて質問いたします。
まず最初に三鷹、栃木、食べマルシェの出店派遣についてですが、これらは地場産品の販売促進という名目で実際されています。1件について4、50万円の経費がかかっているわけですが、これらの事業は果たして費用にみあうだけの成果をあげているのでしょうか。
販売促進が目的なのですから持参した商品の完売をもってことなれりではすまないでしょう。継続した販路を確保する必要があるわけで持参した商品の再注文の有無など事後の状況把握はかかせないと思われます。事業の継続にはそういう努力なり実績なりが評価されなければなりません。
担当部署の一層の奮起が求められるわけですが、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
食べマルシェは隣町の催事という利便性もあり、始まったばかりの事業ですから発展の余地は充分残されています。
今日ではまだ一般の関心も薄く、したがって利権を奪い合う事態ではありませんが、だからこそ一層の情報の開示、機会の平等は担保されなくてはならないと思います。
官民一体となってなんとかこの事業を発展させて欲しいものですが町長はどのようにお考えでしょう。
さて、星沢幸子氏を起用したクッキンショーに話をうつしますが、これは「地場産品の消費拡大を図る」とうたっています。
しかし現状を見るかぎり、どこがどう、一般の料理教室と違うのかわかりません。
7総にある「地域の特色ある製品の開発」にもっと目にみえる形でつなげる努力が必要なのではないでしょうか。
しっかり認識してほしいのは鷹栖町の地場産品は農産加工品にかぎらないということです。
木工品などといった商品を料理を提供する際に便用するなど、工夫の余地はまだいくらでもあると思います。
星沢氏の人気に頼った集客で事業の成功と満足してはならないでしょう。
今年度から立ち上がる軽トラ市&フリーマーケットに関してもひと言苦言を申さなくてはなりません。
計画立案があまりにも杜撰だからです。
深く考えることもなくそのような事業予算を承認した私も反省しなくてはなりませんが、実行委員会が会合を開いたのが5月、その時7月下旬の実施が決定されたわけですが、この時期になってまたまた実施期日の変更が検討されていると言います。
準備期間に余裕がないことは最初からわかっていたことでした。
私も実行委員の1人として、そのことには少なからぬ不満を持ちながら、それでもやると決まったからには全力でやろうと覚悟を決めていました。
こういう事態は関係者の戦意をはなはだしく喪失させます。
気をつけていただきたい。
私も一商工業者として商品の販売促進がそれほど簡単ではないことは承知しています。
インターネット販売に関してもいろいろな勧誘はあるわけですが、リスクを考えると1業者としてはいま一つふみきれないでいます。
そこで最後に前向きな提案を一つ。
地場産品のインターネットでの紹介・販売を町が先導するということはできないものかどうか、ぜひ検討していただきたい。
地場産センターでの展示が昨年度で終了したわけで、その分の予算5万7千円も浮いています。
インターネット上の店舗を町が開設し、町内事業者に小分けするという方式がもし実現できればリスクは分散でき相互補完の関係も期待できるのではないでしょうか。町長のお考えもお述べ下さい。
まとめます。
この件に関して私がいろいろ聞きとりなどしている間に感じたことは、それぞれが単独で実施され次回につなぐ反省もそこそこに予算を消化して終わる傾向にあるのではないかということです。
関係する業者も巻き込む努力が必要で、事前の検討、事後の反省、情報の開示は明確に実施されるべきです。貴重な町民の税金です。できるだけ有意義な使い方を心がけていただきたい。
なろうことなら各事業を有機的、計画的に結合させ相乗効果を生むような設定はできないものでしょうか。
町長の前向きな決断をお聞きしたいと思います。