人口が減っています。
わが町でも例外ではありません。
ついこの間まで7600人といっていた鷹栖町の人口が4月には7400人を割りました。
人口の減少はすなわち町勢の衰退ですから早急に手を打たなくてはなりません。
そこで私はこの対策の一つとして若い男女が出会える場の設定を提案したいと思います。
私たちは男女共学で学生時代を過ごしますが、一旦社会に出ると、その職業によっては実にせまい人間関係の中で働かざるをえません。
中小・零細になるにしたがって、その傾向は強くなりますし、小規模経営の農家もやっぱり同じことがいえるでしょう。
そこでまじめに一生懸命働けば働く程、気が付けば一人ぼっちというようなことになりがちです。
かつては仲人を趣味とするような人もおりました。
独身者を地域が放っておかなかった時代もあったのです。
国が昇り調子の時代には自分の相手ぐらい自分でみつけるという勢いのいい若者も少なくなかったことでしょう。
しかし時代は変わったのです。
私の周囲にも実に多くの未婚者がおりますが、話をすると別に積極的に独身を貫こうという意志があるのではない、ただただ相手がうまく見つからないままいたずらに時が過ぎてしまったということのようです。
いい相手さえいればいつだって結婚したいという本音も聞かれます。
とにかく出会う機会がないんだと言います。
そう言われればたしかにその通りです。
高齢者に老人大学があり、主婦層に女性サロンスクールが用意されていて、それぞれに結構楽しくやっているようです。
私は青年層にもそのような職域を超え全町的に横に繋がる出会い・集いの場があってもいいのではないかと考えています。
そういう場がうまく機能すると婚活にかぎらず、情報交換や異業種交流の機会も生じるのではないでしょうか。
私たちは今、そのような場を自分たちの力で実現できないかどうか鷹栖・北野両農協青年部の代表や商工会青年部の仲間たちと意見交換しているところです。
私たち商工会青年部は東川・東神楽と広域連携をしていますし、鷹栖の農協青年部は東鷹栖、北野の農協青年部は旭川とそれぞれ強い絆がありますので、それらを集合させると実に豊富で新鮮な人的交流が可能だろうと考えています。
町にもぜひ積極的な後押しをお願いしたい。
商工会青年部では毎年異業種交流として15万円の予算でボウリング大会を実施します。
これをもっといろいろな人たちが集まれる会に拡大して男女の出会いの場にというところまで展開できないものか私たちは相談しているところですが、いずれにしろこれはこのままでは一発イベントで終わらざるを得ません。
いかにももったいない話です。
なんとか通年的に青年が出会い集える場を設定できないものか、ご意見をおたずねします。