瓜田に履を納れ、李下に冠を正す(その2) 2013-09-08 Sun 03:43

「瓜田に履を納れ、李下に冠を正す」(その2)

 毎日のように催眠誘導をしていた私は、細心の注意をはらい、倫理規定をつくり「僕を弟子にしてくれ」と言ってきた同級生に、理論と注意事項、禁忌事項を教え込み、さらに誰かを誘導する時は常に同席させ、監視させることにしていた。
 (この件については前回の「瓜田に履を納れ、李下に冠を正す」 でふれた)

 このような徹底ぶりであったが、時々「番外編」のデモンストレーションをやったりもした。

  興味ある人20名ほどを集めて、教室で集団催眠をやることもあった、高校生は催眠感受性が高いので、その約20名のうちのほとんどが「後催眠暗示」に反応 し、解催(催眠から覚めた)後、私が手を叩くと、みんな一斉に教室の窓を閉めるために走りだしたりする。「どうして窓をしめるの?」とたずねると、みんな 「???」という感じで、きょとんとした顔をしている。そんな中、気の強い子は「寒いから」と理由をつける。(真夏で、みんな汗をかいているんだけど (^^;)
 人間、自分の行動にあとからもっともらしい理由をつけるものだということも、ここで勉強した。他にもたくさん考えることがあったが・・・、話がそれた。

 こういうデモンストレーションの場面は、先生たちがチラッと見ても「なんか楽しくやってるな」、とか「演劇の練習かな」と思ったかもしれない。当時、催眠の研究の他にも、生徒会活動をしてたし、演劇部の部長でもあったから、高校時代からけっこう忙しかったのだ。

 デモンストレーションはちょっとした息抜きともいえるが、それとは別に、毎日先輩・後輩に協力してもらって研究を深めていたことは前述のとおり。

 そのくらい、日々の生活が「催眠」と関わっていたので、冒頭に書いたような注意事項の他、他の基本的なこともきちんと守っていた。

 そのうちの一つが、「食後は必ず歯磨きをする」だ。
朝晩だけではなく、昼食後にも歯を磨く。気になる時は、催眠誘導前にも磨く。
また、手の爪は最低2日に一回は切る。
・・・ということについても、徹底させていた。

 だから、私はいつも洗面用具や爪切りの入ったバッグ(小脇にかかえる方式のもの)を携帯していた。

 そして、このバッグが原因で・・・

 またまた余談が過ぎて、長くなりすぎた。

 いよいよ次回は完結。(すると思う)
 次回は簡潔に。

「瓜田に履を納れ、李下に冠を正す」(その3)
「瓜田に履を納れ、李下に冠を正す」(その1)

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