Lübeck
2002-2003年の1年間、北ドイツにあるリューベック 大学( Universität zu Lübeck)に留学していました。リューベックはハンブルクから北東へ鉄道で40-50分のところに位置し(地図中の赤印) 、Schleswig-Holstein州に属しています(州都はKiel)。リューベックから列車で15分ほどで北欧への玄関口となる港町トラベミュンデ(Travemünde)に着くことができ、そこで夜出発するフェリーに乗ると、翌朝、南スウェーデンに着きます。トラベミュンデは短い夏の間、海水浴場となり、水が冷たいにもかかわらず多くの人でにぎわいます。下の地図からもおわかりのように、ドイツではそもそも海に面した町自体が少ないのです。 海辺が少ないことが原因なのか、実際、海に対して特別な思い入れや憧れをもっている人は少なくありません。
リューベックは東西ドイツが統一されるまでは西ドイツに属していたのですが、聞いた話によると、東ドイツとの国境に近かったため、統一直後は東ドイツから人が押し寄せ、スーパーに並んでいる日用品などを大量に買い占めたため、一時的に空っぽになってしまったそうです。そのような状況も1週間もすれば、完全に元通りに復活したそうですが。
僕の留学先の大学は、当時リューベック医科大学という名前の単科大学だったのですが、滞在中にリューベック大学という名前の総合大学に変わりました。総合大学といっても、やはり医学部と大学病院が主体の大学です。滞在当時は知らなかったのですが、ここ数年は医学教育のレベルはドイツ国内1位、医療技術に関してはドイツ国内2位、ヨーロッパ全土で6位とのことです。
簡単な観光案内
リューベックはハンザ同盟の盟主として中世の時代はヨーロッパを代表するような町であったそうで、その当時の繁栄ぶりがいたるところからうかがえます。なんと、旧市街全体がユネスコ世界遺産だそうです。旧市街はゆるやかな丘のような地形になっており、町の回りを囲む運河のほとりを散歩すると、のどかな雰囲気が楽しめます。リューベック駅から街の中心までは徒歩5-10分。駅前の建物の反対側にある中央バス乗り場(ZOB)からバスに乗れますが、旧市街だけ訪れるなら徒歩で十分です。見るべきポイントとしては、ホルステン門、マリエン教会、市庁舎ぐらいだと思います。ペトリ教会は現在、展覧会やコンサートなどの催し物の会場として使われているのですが、上に展望台があり、町全体が一望できるのが魅力的です。展望台まではエレベータで登れます(展望台の入場料2ユーロ)。教会音楽(Kirchenmusik)のコンサートは、定期的にイギディエン教会(St. Aegidien)、大聖堂(Dom)、ヤコビ教会(St. Jakobi)、マリエン教会(St. Marien)で行われています。