ゲーム会レポ(2012/12/14):テネキー、イル・ベッキオ、ステステマーケティング、グレートジンバブエ、メルクリウス、ステップバイステップ

2012/12/14 18:56 に Jun Shin が投稿   [ 2012/12/14 20:36 に更新しました ]
地元のUDAゲーム会(クローズのゲーマーズゲーム会)へ参加させて頂きました。前回はツォルキンやキーフラワー、蟻の国などの話題作を遊んだので、今回はそれ以外の新作などを中心に。UDAゲーム会では、基本的に自分が持ってないゲームをたくさん楽しめることが多いので、レポートの最後に「このゲームが欲しくなった!賞」を決めたいと思います。笑

まずは軽く3人でテネキー。AMIGOの小箱カードゲーム。いくつかのトーテムポールをみんなで伸ばして行き、誰がいつ取るかを牽制し合う。伸ばしてからとった方が得点が高いが、その前に誰かに取られてしまうと…という感じ。列を取るのと、手札を出してどこかの列につける感じはコロレット、誰かと手札がかぶってしまうと、思わぬしょっぱい結果になってしまう所は、ニムトみたいな所があるのかな? 最初に配られたたくさんのカードの中から、毎ラウンド3枚だけ使うカードを選ぶというのが面白いです。戦士カードの使いどころがいまいち分からなくてすごく単調になってしまったのだけど、今、ひとつ使い方を思いつきました。これ、手元に頂上カードを仕込んだ状態で、真っ先に他の列を戦士カードで閉じてしまえば、他の人は他の列を伸ばすしかなくなって、ウマーってなるのでは? まぁ、他の人も頂上カード持ってたらただのアシストにしかなんないですけど。やっぱジレンマとしては「他の人が頂上カード出してくるか…?」ぐらい? 割と評価の高いゲームだそうなので、自分らが楽しみ方を理解してないだけだと思いたいです。


イル・ベッキオ。これも3人で。エッセン2012話題の新作のひとつ。キーフラワーやテラ・ミスティカなどの傑作の影に隠れて、あまり話題にならないが、BGGではなかなか評価が高いようです。ゲームでは、「EDO」のように複数の手駒をマップ上で「一歩一金」で動かして、その場所の資源を得ます。その時、そこに「管理官駒」がいないと取れず、資源を取ると管理官は次の場所へ移動してしまう…という感じで、管理官の次の移動先を読みながら、場所取りの妙味を楽しむのかなーとのだけど、「司教タトークン」を使うと、管理官がいない場所でも資源を得る事ができ、しかもこの司教トークンは割と頻繁に、たくさん取れるので、あまりジレンマとして機能していないように感じます。さらに、「馬車トークン」というのもあり、これはマップ上の任意の場所に無料で移動できる、というもの。これも司教トークンと同程度に取りやすい為、マップの移動のジレンマもかなり薄まっている気がしてなりません。何かルールを間違えているんじゃないかと思ったぐらい。集めた資源は、マップ上の三カ所の都市か、中央の「サン・マロ」で、能力付タイルや勝利点と交換するのだけど、これは早い者勝ちになっているのでここで駆け引きが生まれます。とはいえ、前述の理由で割と大味なプレイ感となっており、軽めのゲーマーズゲーム、という感じになっていました。

基本的には、能力アップをどのへんでやめて勝利点へ向かうか、という見極めだと思うのだけど、結構、最初に貰える技術タイル一枚でもなんとか戦える気もします。その能力と、あと一枚ぐらい技術タイルを取ったら、あとは周辺の都市にガンガン置いて行った方が、基本的にはいいのでは、思いました(というか、その戦略で勝ちました)。

今回自分が最初に受け取ったタイルは、「周辺の都市にワーカーを送る度に、本トークンを一枚取れる」というもの。サンマロに入るには本が二つ必要なのだけど、通常、本を取るにはお金の入手を諦める必要があるので、これで本を入手しつつ、お金は普通に得る、という作戦でいく事にしました。本が二つ溜まったら、サンマロで技術タイルを取るなり、勝利点にするなりすればいいか、と。ただ、思ったよりもお金の消費が激しく(都市やサンマロに入るのに結構使う)、お金を得る技術タイルを一枚持って置いた方がいいかも? とはいえ、都市に一人だけ置きまくって、三カ所ボーナスもマジョリティも得て、ぶっちぎりのトップ。他プレイヤーが、都市じゃなくサンマロを狙いに行ったおかげでこうなったのだけど、みんなが都市で拮抗すれば、もっと熱い展開になったかも。

じわっと面白い、という感じの良ゲーでした。


ステステマーケティング。4人。8種類、それぞれゲームに含まれる枚数が異なるカードを何枚かずつ配り、そこから「2枚引いて1枚場にプレイ」を繰り返す。つまりどんどん手札が増えていく。ゲーム終了時に、場に出ているその種類のカードを一番たくさん持っている人が、場に出ているその種類のカードの枚数ぶん、得点できる。つまり、勝つ為に手元にそのカードをたくさん持っているほど、場に出るカード枚数も減り、結果的に貰える得点も減ってしまう。しかも、この時にカード枚数が二番目に多かったプレイヤーは、「1位の手札にあるその種類のカード枚数」が得点になってしまうため、一位が勝つ為に手札にその種類のカードを溜め込むほど、二位へのアシストになってしまう。これはなかなか面白いジレンマで、完成度が非常に高いと思いました。ただ、最終的には、「たまたまかぶった」という事が結構起こる気がして、狙いがうまくハマるかどうかは結局運かな、という点では、ヒリヒリしたマジョリティ勝負というよりはパーティゲームに類するゲームかも? とはいえ、場をよく見ながら手札の陣形を整えていく感じは非常に楽しかったです。「静かなブーム」カードは、あまりジレンマとして機能してない気がするので、もうちょっと何か別のものに変えてもいいかも? プラス3点ぐらいにするとか。


グレートジンバブエ
。4人。なにやらルールブックがややこしいという話だけど、自分が斜め読みした感じでは、そんなに複雑なゲームじゃないんじゃないか? という印象。ところがどっこい、インストを受けてもまったくゲームのやり方が頭に入ってこない難解ゲームでした…w

終わってからの印象は、盤面から資源配達のネットワークが見えにくいタイル配置、という点で「シティタイクーン」、自分の資源の値段設定が、ゲーム全体のバランス調整に多大な影響を及ぼす為、下手な設定をするとバランスが壊れてしまう、という点で「コンテナ」を彷彿とさせました。私はゲームの肝が全然分かっていない状態で最初に置いたタイルと値段設定が最後まで尾を引き、もはや逆転の目がまったく見えない状態で残り時間を過ごす羽目に。まぁ、トップの独走を防ぐ為にキー資源の価格を上げて阻止、とかやろうとはしたんですが、他プレイヤーとの思惑の足並みがそう簡単に揃うはずもなく、あまり意味のない手ばかり打ってた感じ。モジュラーボードなので、たまたまバランスの悪い組み合わせになってしまったのかもしれません。

とはいえ、この視認性の悪さはちょっと自分にはダメです。ただでさえ二次元空間の把握能力が低いのに、ここまで複雑な情報は、お手上げでしたw ある資源を、別のタイル上まで持ってくる経路が「3タイル以内(斜めOK)」でないといけないんですが、その時に中継地を使って範囲を伸ばす事ができ、この中継地は他の人のものも使えるので、盤面に結構たくさん存在します(つまり、経路の組み合わせパターンがかなり多い)。さらに、ある資源を他のタイルへ接続する事で別の資源を産む、という事もあり、しかもそれらの資源やタイルがそれぞれ別のプレイヤーの所有物で、さらにそれぞれ価格が異なる、という。そして、そうやって自分の記念碑まで最大4つも資源を持ってこないといけない為、「えーと、この記念碑を1段積みますには、まずこの場所の資源を持ってくる必要があって、この資源を持ってくるためにはこの資源の所へ別の資源を引っ張ってくる必要があって、その資源は3箇所あるので一番安いのはどのプレイヤーの資源かなー(プレイヤーの前の価格情報を全部見る)、よし、まず1つめの資源は確保。で、2つ目の資源はどこから持ってこないといけないのかな・・・」というのを頭の中だけで辻褄を合わせていくのは、私にはゲーム放棄レベルでございました…w 終始、他の皆さんに教えて貰いながらプレイしておりましたw

でもこれ、こういうのが好きな人にはたまらないゲームじゃないでしょうか。盤面に、「これだ!」というタイルを、ベストの場所に置いて、適切な価格付けができた時の快感は格別ではないかと…私には出来ませんでしたが…w

プレイした一人が、「もう一度やれと言われたら、土下座してでもお断りしたいレベル」と言わしめた、印象深いゲームでした。

私は、もうちょっと視認性が良かったら、またやってもいいかな。リメイクを期待ですw


メルクリウス
。4人。「地味な株ゲー」と評判のこのゲーム。盤面とカードを見ただけでだいたいルールが分かるw けども、やってみると、想像以上に楽しみどころがありました。三枚の特集カードを、いかにうまく使うかが勝負の分かれ目かもしれません。しかし、地味。とにかく地味。買って売っても、せいぜい3、4金ぐらいの儲け。しかも、チャンスにはみんなが群がるか、チャンスを潰されるかのどちらかなので、他プレイヤーとの差でいうと、1、2金ぐらいの差を、じわじわと積み上げていくゲームでした。株の決算が、「自分だけが特定の株をたくさん持っていると有利」なので、他と被らない方向に誘導されるのはうまいな、と思いました。

ゲームを通して、割といい感じで売買できたな、と思ったんですが、終わってみると、序盤に株式に全額突っ込んで、あとはあまり売買せずにじわっと売り買いしていたプレイヤーが10金近く差をつけて勝利。でも株式は全体的にそんなにあがってませんでしたし、正直、何が悪かったのか、何が勝者の決め手だったのか、全然分かりません…w 勝った当人も当惑していました。

そうでなければ、あぁ、序盤にうまく商品で資金を増やして、どこかのタイミングで株に手を出すゲームなんだな、基本はどんどん売買して機会を金に変えていくゲームなんだな、という事で「地味だけどしっかりした構造を持つ良ゲーム」と評価できたはずなのですが、まったく逆のプレイをしたプレイヤーが勝利した事で、評価保留というか、よく分からないゲームという印象になりました…w

あんまり売買しない方がいいのかなぁ。いやしかし、売買ではほどんど損は出してなかったどころか、割といい感じで儲けを出していたのだけどなぁ。終わった後も、勝った人も含めてみんなでもやもやしていましたw


最後に、easy playシリーズのゲーム、ステップバイステップ、を。4人。多分、4人が最適かな? 3人だとちょっと物足りなく、5人だと乱戦すぎる気がします。このシリーズはほんと質が高くて、インストも簡単かつ、考え所も多くて運のバランスも良いという。このゲームも、ダイスをたくさん振っていくつか振り直すだけのシンプルな多面レースゲームなのだけど、めちゃくちゃ盛り上がりましたw バースト要素が熱いですが、「ここは行かなきゃダメでしょー!」というタイミングが結構起こるんですね。なので、ここでドラマが起こるw うまく行っても「おお〜!」だし、バーストすれば爆笑。しかし、最後には、地道に伸ばしていったプレイヤーが勝利しましたw いやー、いいゲームです。実は、今日のベストはこれなんじゃないかとすら…w

というわけで、じわっとくる話題作をたくさん遊んだ後、最後にスカッとするダイスゲームで盛り上がるという、とてもバランスの取れたゲーム会でした。いつもゲーム会を開催してくれる主催者様に感謝です。

今日の「これ自分でも欲しい!」賞は・・・・・


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ステップバイステップ」に決定!


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