リハビリテーション栄養指導士制度

日本リハビリテーション栄養学会のリハビリテーション栄養指導士をご紹介いたします。

英語名:Japanese Association of Rehabilitation Nutrition-Certified Instructor (JARN-Certified Instructor)

日本リハビリテーション栄養学会では、2019年から「リハビリテーション栄養指導士」制度を開始しました。対象となる職種は医師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、臨床検査技師、社会福祉士、介護福祉士など日本の医療・福祉に関する国家資格を有する方,および海外で同様の資格を有する方(国家資格ではない場合を含む)です。「リハビリテーション栄養指導士」の申請要件は以下の通りです。

 

下記1(1)~(4)をすべて満たしていること(詳細はリハビリテーション栄養指導士規則を確認してください)

(1)会員:日本リハビリテーション栄養学会の正会員A(有料会員)で年会費を完納していること,または国際会員であること.

(2)研修会受講:TNT-Rehabilitationを受講していること。

(他学会が行っているTNT研修会やTNT-Geri研修会とは異なり、日本リハビリテーション栄養学会が行っている研修会です)

(3)筆頭発表者:申請時点で,日本リハビリテーション栄養学会学術集会(研究会時代も含む)で筆頭演者として1回以上発表していること。

(4)著者/報告:リハビリテーション栄養に関する査読付論文が筆頭著者もしくは連絡著者として1本以上あること注1、もしくはリハビリテーション栄養ケアプロセスを使用した症例レポートを申請時に提出し,症例レポート内容の質が指導士にふさわしいと認定委員会の査読にて判定されること注2。

 

注1: リハビリテーション栄養に関する査読付論文は,当学会認定委員が当該論文の内容についてリハビリテーション栄養と関連性の有無を審査します.関連性が無いと判断された場合には,別の査読付論文もしくはリハビリテーション栄養ケアプロセスを使用した症例レポートの提出を求めます。

注2:リハビリテーション栄養ケアプロセスを使用した症例レポートでは、レポート内容の審査を行います.必要に応じてレポート内容の修正を求めることがあります。修正後も症例レポートの質が低いと判定された場合には不合格となります。

◎現行の制度において、「リハビリテーション栄養指導士」では筆記試験を実施しないため、リハビリテーション栄養に関する査読付論文もしくは症例レポートの内容が、試験に相当します。

注3: TNT-Rehabilitation研修会テキストの著者は、(3)および(4)の認定要件を満たしているものと認めます。


【申請期間とその後の流れ】

◎ 2023年の「リハビリテーション栄養指導士」申請期間は「 2023年9月1日 ~ 9月30日 」です

◎ 症例レポート提出者への査読結果通知期限は「2023年11月1日(予定)」です

◎ 症例レポート修正後のレポート再提出締め切りは「 2023年12月10日 」(以下,再提出締切日)

◎ その後、直近の理事会、社員総会で合否を決定します。合否結果のメールは決定後1か月以内に申請者に送付されます。合格者には後日、リハビリテーション栄養指導士の認定証が郵送されます 


【申請方法】

リハビリテーション栄養指導士の認定を申請したい方は、申請期間に以下の書類[ A, B, C, D,  E(論文または症例レポート), F ]を、下記記載の申請受付窓口にメールで提出してください。メール件名は、「リハ栄養指導士申請」としてください。

 

A.     申請書 [ ① 申 請 書 ]

B.     略 歴(本学会会員番号を記載)[ ② 履 歴 書 ]

C.    TNT-Rehabilitation受講証の写し(スキャンしたものをPDFファイルにして)

D.    日本リハビリテーション栄養学会学術集会で筆頭演者であることが証明可能なプログラムもしくは抄録の写し(会期について分かるページを含め、スキャンしたものをPDFファイルにして)

E.     リハビリテーション栄養に関する査読付論文(別刷や全体の写しのPDF)もしくはリハビリテーション栄養ケアプロセスを使用した症例レポート [ ③ 症例レポート 様式1 ][ ④ 症例レポート 様式2 ]

症例レポートの文字数は2,500字以上3,000字以内としてください。

F.     審査料振り込み(10,000円)を証明する書類の写し(スキャンしたものをPDFファイルにして)

 

[ 受験料振込先 ]

三井住友銀行 大阪本店営業部(店番号101)

普通口座 8642983

口座名称 一般社団法人日本リハビリテーション栄養学会

(イツパンシヤダンホウジンニホンリハビリテーシヨンエイヨウガツカイ)

* 年会費の振込先とは異なりますのでご注意ください。

*一旦お支払いいただいた審査料は、いかなる場合でもお返し出来ませんのでご了承ください。

 

【申請受付窓口】

日本リハビリテーション栄養学会

事務局 認定士申請係

E-Mail:rehabnutrition@a-youme.jp

 

【 各種様式 ①. ②. ③. ④は、本ページの最下部からダウンロードして下さい 】

【査読付論文の種類】

査読付論文は、和文でも英文でも、原著、総説、症例報告、レターなどいずれの論文種類でも、リハビリテーション栄養に関するものであれば可とします。

リハビリテーション栄養に関するものかどうかは、申請後に認定委員会で判断させていただきます。


【症例レポートの査読】

症例レポートを提出された場合には、認定委員会委員が査読を行います。判定基準に基づき「合格」「要修正」「不合格」を判定します。判定基準は、以下の通りです。 

◎ 対象者を国際生活機能分類(ICF)に基づき評価していること

◎ 障害者やフレイル高齢者など、適切な対象者に対する症例レポートであること

◎ リハビリテーション栄養ケアプロセスに添って記載されていること。リハビリテーション栄養ケアプロセスに関しては、学会誌創刊号であるリハビリテーション栄養第1巻第1号:リハビリテーション栄養2.0―リハ栄養の新たな定義とリハ栄養ケアプロセス、医歯薬出版をご参照ください。

◎「リハビリテーションからみた栄養管理」「栄養からみたリハビリテーション」のうち、少なくとも1つの介入を行っていること(単なる経過観察記録は不可)

◎ リハビリテーションや栄養に関わる適切な評価指標が経時的に示されていること

◎ 症例を特定可能な個人情報(氏名、イニシャル、カルテID、生年月日、施設名等)が記載されていないこと

◎ 考察のパート:

・結果の羅列ではなく、症例の新規性、経過から得られた教訓、課題などが論理的に記述されていること

・症例報告で記述された指標、経過に基づき考察されていること(症例レポートに記載していないことを考察しないこと)


【症例レポートの見本】

症例レポートの見本として、以下の症例報告をご参照ください。今回の症例レポートでは「はじめに」は不要です。

◎ 臨床栄養133巻2号 2018年8月号「CASE No.41 中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告 稲葉久子,吉村由梨」

◎ 臨床栄養133巻3号 2018年9月号「CASE No.42 サルコペニアと低栄養を合併した大腿骨転子部骨折に対する介護老人保健施設でのリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告 西田有里,吉村由梨」

◎ 臨床栄養133巻6号 2018年11月号「CASE NO.44 人工膝関節全置換術後に発症した深部感染症に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告 野﨑彰子,鈴木達郎」

 

【症例レポートの査読後の流れ】

(1)査読の結果「要修正」の場合は、査読結果通知期限までに各申請者に結果が返送されます。

(2)「要修正」を通知された申請者は、再提出締切日までに症例レポートを査読コメントに沿ったうえで修正し,再提出してください。

修正した「③ 症例レポート様式1」「④ 症例レポート様式2」「査読コメントと返答」(要修正通知時に送ります)の3つのファイルを、下記記載の申請受付窓口にメールで提出してください。メール件名は、「リハ栄養指導士症例レポート再提出」としてください。

 

【申請受付窓口】

日本リハビリテーション栄養学会

事務局 認定士申請係

E-Mail:rehabnutrition@a-youme.jp


【更新要件】

リハビリテーション栄養指導士の有効期間は、交付から5年間です。現時点での更新要件は、以下の(1)、(2)、(3)要件をすべて満たすこととなっています。要件の詳細は必ずリハビリテーション栄養指導士規則をご確認ください。更新料は5,000円の予定です。

(1)本会の正会員A(有料会員)で会費を完納していること。

(2)リハ栄養指導士認定期間中に、以下のいずれかの条件を満たしていること。

(2)―1:本会学術集会で,筆頭演者として1回発表,または共同演者として2回発表していること(ただし指定・依頼発表の共同演者は除く)

(2)-2:リハビリテーション栄養に関する査読付論文が筆頭著者または連絡著者として1本以上,または共同著者として2本以上あること(当該論文のアクセプト日または出版日、オンライン公開日のいずれかがリハ栄養指導士認定期間中である論文)。

(2)-3:全国規模の学術団体またはその支部会、あるいは職能団体(都道府県単位以上)が主催する学術集会またはセミナー、研修会における教育講演または、特別講演、学術セミナー等の講師を筆頭演者として1回以上務めていること(ただし、講演の主題がリハビリテーション栄養に関連した内容に限る)。

(3)本会学術集会に認定期間中の5年間で2回以上、参加していること。


【 追記及び修正事項  】

・2021.9.10  申請方法(赤文字) 

【第1回リハビリテーション栄養指導士試験 合格者 2019年度】

【第2回リハビリテーション栄養指導士試験 合格者 2020年度】

【第3回リハビリテーション栄養指導士試験 合格者 2021年度】

【第4回リハビリテーション栄養指導士試験 合格者 2022年度】

下記から申請書をダウンロードしてご利用下さい。

① リハ栄養指導士申請書.docx
② リハ栄養指導士履歴書.docx
③ リハ栄養指導士症例レポート様式1.docx
④ リハ栄養指導士症例レポート様式2.xlsx
リハ栄養指導士規則.docx