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食文化


マテ茶


ウルグアイ人の日常生活で特記すべき食文化は「マテ茶」である。ウルグアイ人で「マテ茶」を飲まない人はいないと言われるほど定着している伝統的な飲み物である。しかし、「マテ茶」とは何かご存知だろうか? 


「マテ茶」とは、ジェルバ・マテ(Illex paraguayensis(モチノキ科常緑樹)の葉を乾燥・破砕したもの)をマテ(ひょうたんを乾かし中をくりぬいた容器)にたっぷり入れてお湯を注ぎ煎じたものを、ボンビージャ(濾し器付きの金属製のストロー)で飲むお茶のことで、その源はグアラニー文化と呼ばれる先スペイン期にまでさかのぼる。17世紀、ヨーロッパでお茶を飲む習慣が定着していった頃、ウルグアイでは「マテ茶」を飲む習慣がヨーロッパから移住したひとのあいだに普及し始めていた。マテ茶はミネラルの宝庫で、消化を助ける作用もある。 

最初は農牧畜に従事するガウチョ(牧童)たちの身近な飲み物だったが、時代とともに都市部にも広がった。 

煮沸器(釜)を放棄し、ポットを携帯するというウルグアイ人が導入した習慣により、マテ茶は住宅に縛られなくなった。その結果、現在マテ茶は様々な公共の場で飲まれており、ウルグアイの典型的な日常風景となっている。 

この習慣は、パラグアイやアルゼンチンなどの近隣諸国以外ではほとんど知られておらず、ウルグアイ国外でも、ポットを腕の下に抱えマテ茶を飲みながら歩いている人を見かければ、ウルグアイ人だと思って間違いないだろう。 

また、親近感を表す一種の儀式として、友人間で回し飲みをすることもある。 


下記サイトで、日本にいながらマテ茶を購入することが可能。
(原産地:アルゼンチン、パラグアイ)





肉料理


ウルグアイ料理では、独特な味と焼き方で世界的に有名な伝統的焼肉「アサード」が代表的である。

牛や羊の肉を大きなブロックのまま、専用の鉄製のパリージャ(グリル)で豪快に炭火(あるいは薪)で焼く。余分な脂が落ち、素材そのものの旨みが燻されながら凝縮され、風味を際立たせるこの焼き方が、美味しさの秘密である。

内臓や腸詰めなども一緒に焼かれ、その盛り合わせは「パリジャーダ」と呼ばれる。 


元々は、パンパ(大草原)を放浪するガウチョ(牧童)のワイルドな野外料理だった。 

この料理は、ウルグアイのワインとともに食すのがお勧め。 


ワイン


南緯30度から35度にかけて位置するウルグアイは、気候、風土がワインの生産に理想的であり、多種類のワインを製造している。 


特に原産地がピレネー地方のバスク・フランス系ワインで19世紀末に持ち込まれたタナ種の生産に適し、世界最大の生産国となった現在では、国際コンクールでも金賞を受賞するような高級ワインを作り出し、多くのコンテストでベストテンに入っている。タナは、力強くしっかりとしたボディを持ち、厳粛であると評される(日本でもウルグアイのタナ、「ウルタナ」としてプロモーションが行われている)。 

ボデガ(ワイナリー)の大半は家族単位の小規模経営で、代々受け継がれてきた製法で高品質のワインが造られ、高い評価を受けている。最近では、無農薬と有機栽培にこだわったヘルシーなワインも日本に輸出されている。 


ドゥルセ・デ・レチェ


牛乳と砂糖を、キャラメル状に煮詰めたもの。クレープに包んだり、パンやクラッカーに塗ったりして食べる。ケーキやお菓子の材料、プリンやアイスクリームのトッピングにも使われ、ウルグアイのパティスリーの主役である。 


他国で生産されたものと大きく異なる風味豊かな味わい、クリーミーな食感、光沢、そして色合いが特徴的なウルグアイのドゥルセ・デ・レチェを召し上がれば、決してそれを忘れることがないだろう。 

スプーンですくってそのまま食すのは行儀がよくないので誰かに見つかると叱られるが、誰もが一度はこっそり行ったという経験を持つほど甘くて香ばしい。

日本では、「ミルクジャム」、「ミルクキャラメル」、「キャラメルクリーム」と呼ばれることもある。 


パスクアリーナ



ホウレンソウと卵のパイ。当初はイースターの時に作られていたものだが、今では日曜のランチなど、時間に余裕があるときに作られる家庭のご馳走。味付けはシンプルな塩味。 


その他


ウルグアイでは、ヨーロッパからの移住者が伝える各国の伝統的料理を味わうこともできる。そのオリジナリティを生かしたスペイン、イタリア、スロバキア、ユダヤ料理店ではメニューが多様で、注文に迷うほどである。 


また、リキュール、アルファホール(ジャム/チョコレート/ドゥルセ・デ・レチェ等を挟み、チョコレートや砂糖でコーティングされた菓子)、新鮮な果物のジャム、そして発達した酪農業から生まれた高品質のチーズ/乳製品などの嗜好品も有名である。