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新型コロナウイルス感染症による希少・難治性疾患患者当事者・家族への影響調査 〜 調査への参加のお願い 〜

2020/07/20 17:01 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿

NPO法人ASridが、この度、ヨーロッパ希少・難治性疾患患者協議会であるEURORDISが23ヶ国語で実施している調査「新型コロナウイルス感染症による希少・難治性疾患患者当事者・家族への影響調査」の日本版調査を実施します。
調査対象:希少・難治性疾患の当事者・ご家族であればどなたでも参加していただけます
回答フォームはこちらから:http://shorturl.at/LNX35
この調査では、アンケートにて広く希少・難治性疾患当事者やご家族の声やニーズを収集いたします。調査にご回答いただくことにより、下記のメリットがあります。
・希少・難治性疾患患者に対する新型コロナウイルス感染症の影響の
実態が明らかになります。
・ヨーロッパ各国と日本の状況を比較でき、よりクリアに日本の状況を把握することができます。(別調査ですが、米国との比較も一部実施いたします)
・調査結果を今後の医療提供体制の改善や創薬開発への提言基礎資料として活用することがきます。
なお、本調査研究は倫理審査委員会の承認を得て実施します。また、調査で得られました個人情報の取扱については十分注意いたします。調査結果は、難病フォーラムやRare Disease Day、学会や市民公開講座などで広く発信します。

【岡山県支部HP開設のお知らせ】

2020/07/07 20:04 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿

全国パーキンソン病友の会神奈川県支部では、この度公式ホームページを立ち上げました。応援のほどよろしくお願い致します。 URL:https://www.jpda-okayama.com/

新型コロナウイルスの脅威を克服するために

2020/04/01 2:58 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿   [ 2020/04/01 2:59 に更新しました ]

新しい年になって新型コロナウイルスの脅威は急速に広がり、いまや新聞もテレビもこの話題を抜きに語れないほどです。アメリカやフランスでの死者の増大はこのウイルス性肺炎が、日本にとっても歴史上経験したことにない感染症として私たちの前に立ちはだかっていることを示しています。若い人は大丈夫とか持病がなければ安心といった楽観論も影をひそめるような勢いです。オリンピックも延期が本決まりになり、あらゆる会議や集会が中止されていますが、まだまだ本当の意味でのこのウイルス性肺炎の持っている脅威をどの程度に自覚すべきか、私たち難病者のなかにさえ半信半疑の情報があふれている実態があります。

そんななか、千葉県支部で「緊急対談」を企画し、鎌ケ谷総合病院の湯浅先生に「新型コロナウイルス」の問題とどう向き合うべきかについて語ってもらうという貴重な企画を実施し、全国の会員にメッセージとして発信していただきました。
聞き手は千葉県支部の加藤百合枝支部長です。


<緊急対談のポイント>
COVID-19 (コロナウイルス)感染と素早く気づくにはどうすればよいでしょうか。
大事なのは冷静に疑うことです。軽い風邪症状があって、初期から倦怠感、微熱、
そして、今回報道されたように、強い嗅覚障害(味覚障害)がある場合は、疑い濃厚です。
但し、ここで問題なのは、通常の風邪であってもしばしば匂い障害がおこりうるわけであり、
ましてや、パーキンソン病の患者さんには、元々匂いが落ちている方があります。
ですから、初期から強い嗅覚障害がある場合は要注意でしょう。
 
日頃から簡便に出来る自分なりの匂いテストを行なっておきましょう。
マニキュア、コーヒー、カレー、納豆、ニンニクなど手近な材料を用いて、
日頃の程度を軽度、中等度、高度に分けて(自己判断で結構です)記録しておくとよいでしょう。同時に、平素から検温して平熱を記録しておくことも大切です。
 
匂いテストと検温の組み合わせは自宅で出来ることです。
感染していない今のうちから始めて下さい。

緊急対談新型コロナウイルスとどう向き合う、パーキンソン病患者さんへのメッセージ
(全国パーキンソン病友の会千葉県支部会報誌「菜の花」原稿「緊急対談3/31」より)

鎌ケ谷総合病院 湯浅龍彦先生
千葉県支部長  加藤百合枝

はじめに
加藤:新型コロナウイルス感染が世界的な規模で拡散しています。こうした状
況に私たちパーキンソン病友の会の会員はどう対処すべきか、鎌ケ谷総合病院
湯浅先生からお話を伺うことと致しました。

加藤:先生、まず新型コロナウイルス感染が何かということからお教え下さい。
湯浅:はいわかりました。このウイルスは、元来は風邪ウイルスの一種なので、
人間にとってそれ程脅威ではなかったはずです。それが、何かの理由で変異を
遂げ、強病原性のウイルスになったのです。同様の事態は、2002 年中国広東省
から始まった重症急性呼吸症候群(SARS)、2012 年の中東呼吸症候群(MERS)な
どが変異コロナウイルスです。他方、インフルエンザウイルスが猛威をふるっ
た例もあって、1978 年のスペイン風邪、鳥インフルエンザ、アジア風邪や香港
風邪などがそれです。
そこで、今回のCOVID-19 感染ですが、重症の肺炎を起こすのが特徴でCOVID-19
肺炎と呼ばれます。昨年、中国の武漢に端を発したこのCOVID-19 ウイルスは、
現在急速に世界中に拡散し続け、未だ拡散を止めることが出来ず、パンデミッ
ク(世界的大流行)の状況にあります。残念な事に現時点では有効な治療薬が
ないのです。

加藤:先生何故流行がちっとも収まらないのでしょうか?私たちはどう対処す
ればよいのでしょうか?
湯浅:流行に関わる因子には2 つの側面があると思います。一つはウイルス側
の要因、もう1 つは人側の問題です。守る側からいいますと、現時点では人類
はこのCOVID-19 ウイルスに対して極めて無防備です。無力といってもよい状態
です。といいますのも、COVID-19 ウイルスに対する抗体を殆どの人間が持って
いないからです。他方、攻めて来るウイルス側の特徴は人類に不利です。まず、
COVID-19 ウイルスが強病原性を獲得するに至った経緯がいささか不明です。そ
して本ウイルスの生物学的特徴が十分わかっていない。その為に、本ウイルス
を退治する有効な治療薬が現在はないのです。
こうした状況の間隙をぬって、第3の問題が生じています。人類の経済活動
や、それに伴う活発な往来に付け込んで、このウイルスが拡散し続けていると
いう社会的現実です。現在の戦況は人類にとって、思わしくありません。極め
て感染力が強く、人から人へ容易に感染する一方、初期は密やかに、風邪症状
程度で済む。或いは特に若い人では殆ど無症状に見える状況で感染し、拡散す
る。COVID-19 ウイルスの挙動は真に巧妙です。油断させておいて密かに広がる
分けです。

加藤: COVID-19 肺炎を早期に発見するにはどうすればよいのでしょうか?
湯浅:皆さんとても心配なさっていると思います。早期に気づくことはとても
大切です。COVID-19 肺炎の初期症状は、発熱、だるさ、痰のない乾いた咳、息
苦しさなどの風邪症状です。そんな中で、COVID-19 感染と素早く気づくにはど
うすればよいでしょうか。大事なのは冷静に疑うことです。軽い風邪症状があ
って、初期から倦怠感、微熱、そして、今回報道されたように、強い嗅覚障害
(味覚障害)がある場合は、疑い濃厚です。但し、ここで問題なのは、通常の
風邪であってもしばしば匂い障害が来うるわけであり、ましてや、パーキンソ
ン病の患者さんには、元々匂いが落ちている方があります。ですから、初期か
ら強い嗅覚障害がある場合は要注意でしょう。日頃から簡便に出来る自分なり
の匂いテストを行なっておきましょう。マニキュア、コーヒー、カレー、納豆、
ニンニクなど手近な材料を用いて、程度を軽度、中等度、高度に分けて(自己
判断で結構です)記録しておくとよいでしょう。同時に、平素から検温して平
熱を記録しておくことも大切です。
匂いテストと検温の組み合わせは自宅で出来ることです。感染していない今
のうちから始めて下さい。早期発見に繋がるのではないかと期待されます。こ
うして、嗅覚(味覚)症状/微熱=肺のCT 検査=PCR 検査を繋げて行きますと
COVID-19 肺炎の早期診断が出来るものと思います。PCR 検査が出来ない場合で
も肺のCT で特徴的な影があれば、診断できます。

加藤:先生、COVID-19 肺炎のリスクについてお教え下さい。そしてパーキンソ
ン病がリスクになるかどうかも。
湯浅:ここでいうリスクには2つの面があります。一つは、易感染性のリスク
です。もう一つは、COVID-19 肺炎が重症化するかどうかのリスクです。前者は
COVID-19 ウイルスの性状に依存します。現時点では、COVID-19 ウイルスの感染
力は強く、高リスクな、厄介なウイルスです。大勢の人が感染する可能性があ
ります。他方、重症化するリスクは、ある程度制御できる部分があります。
大切なことは重症化を防ぐことです。そのリスクは、高齢者、そして糖尿病患
者、癌患者、慢性肺疾患、免疫性疾患を抱える人達です。免疫力の落ちている
人。こういう人々では、軽い風邪か、或いは軽い肺炎と診断された人が、数日
を経ずしてあっという間に重症の肺炎となってしまいます。そこで、ご質問の
ように、パーキンソン病が感染リスクになるのかと言いますと現在そうした証
拠はないと思います。但し、パーキンソン病患者さんは高齢の方も多い。また、
不眠、食細そり、誤嚥して肺炎を繰り返す、運動も不足勝ちで、体力面での問
題を抱える傾向が強いので、重症化リスクになるのではと考えて、日頃から日
常の過ごし方をきちんと整えて、体力を温存して過ごして頂きたいと思います。
一般的に言われている手洗いの励行、人込みを避ける、マスクの着用などの
心がけも重要です。都知事の弁にもあった様に3密(密着、密集、密閉)を避
けることとも感染を広げない、罹患しない為にも大切なポイントと思います。

加藤:ところで、新型コロナウイルス感染では、なぜ肺炎になり易いのでしょ
うか?そして、対処法があるならお教え下さい。
湯浅:COVID-19 ウイルスに限らず、一般にコロナウイルスは、鼻粘膜や気道粘
膜、肺に存在する「ACE2 受容体」という足掛かりを通して感染します。ですか
らこうした呼吸器関連の症状が多くなる分けでして、肺炎が多くなる理由もそ
こにあります。
次にCOVID-19 肺炎が急速に悪化する理由ですが、まず、肺炎とは何かを理解
する必要があると思います。肺炎と一概に申しましても、原因は様々です。例
えば、細菌性、ウイルス性、マイコプラズマなどがあります。また、肺炎が起
きている現場ですが、通常は、気管支から肺胞(空気の入るブドウの房状の袋)
の中の炎症が主体です。ですから黄色い痰が沢山でます。ところが、COVID-19
肺炎は、主体が間質性肺炎です。間質とは、肺胞を取り囲む毛細血管があって、
肺胞の空気から酸素が取り込まれていますが、それぞれ肺胞間の仕切り部位の
ことです。ガス交換の現場です。COVID-19 肺炎では、その大事な間質が炎症で
水浸しとなって、酸素が取り込めなくなるのです。血液の酸素濃度が急速に低
下して呼吸苦が現れます。そして一旦始まると急速に悪化しますので(ここは
緊急事態です)、酸素投与と人工呼吸器が必要となるのです。
こうした間質性肺炎が急激に悪化する理由はCOVID-19 ウイルスに対する生体
側の過剰な免疫反応にも一因があるとされます。どういうことかといいますと、
コロナウイルスに対して、強く感作されている人では、COVID-19 ウイルスの感
染を契機として、過剰な免疫反応が生じ、様々なサイトカインなどの障害性の
液性因子が放出されて、間質の組織が破壊される(サイトカインストーム)の
です。COVID-19 肺炎例でステロイド吸入薬が奏功したとの報告もありますが。
こうしたサイトカインストームに効果があったのかもしれません。
COVID-19 ウイルスに対する抗ウイルス剤の現状は、様々な抗ウイルス剤、抗
HIV 剤、抗エボラ出血熱剤、抗マラリア剤などが救命の目的として、特例的に少
数例で使われている状況です。

加藤:最後になりますが、新型コロナウイルス感染への対応を先生はどのよう
にお考えですか?
湯浅:私自身、70 歳も半ばを超し、現在のCOVID-19 武漢ウイルスによる騒乱を
見ておりますと、真にある意味出るべく時期に噴出した人類への挑戦であると
捉えます。人類がこの地球上にあって、他の生物を押しのけて、わがままに振
舞って来た。COVID-19 禍の前に何があったでしょう、地球の温暖化、海洋汚染、
巨大台風、洪水、熱波、森林の消失、絶滅危惧種の増加など、地球の環境バラ
ンスが著しく歪んでしまい、そうした中でのウイルスの逆襲ともとれるわけで
す。
世界の指導者が「これは戦争である」と警鐘をならしたように、このCOVID-19
感染とこの武漢ウイルスの本質は現在尚進行形の人類が直面する大禍です。人
類が結束して立ち向かわなければなりません。決して油断してはなりませんし、
決して侮れる敵ではありません。まずは、しっかりとCOVID-19 武漢ウイルスの
性状を明らかにし、ウイルスの感染力を如何にすればそぎ落とせるのか、本ウ
イルスに対する抗ウイルス剤の開発、そして、人の感染防備能の向上と免疫系
を含めた生体防御の仕組みの改善を図る。
そうしながらも始まってしまった、COVID-19 戦争をどのラインで収めるかの
見通しを立てるべきです。ウイルスとの戦いは奥深い、困難な道程となりまし
ょう。しかし、英知を結集すれば、必ず落ち着くべき線に落ち着くはずです。
完膚なきまで相手を叩きのめすという道はないと考えます。どこかで、共存す
る方策を立ててゆかなければならないであろう、人類の生きざまも少しく方向
転換をする時期に来たと考えます。
老齢日本に降りかかった今日のコロナウイルス災禍を通して、日々の覚悟を
明らかにし、御一人おひとりの英知を結集して解決に導き、世界の人々に対し
ても、毅然たる態度で希望を与えられる国民でありたいものです。

加藤:先生本日はご多忙の中、時宣を得たお話をお聞かせ頂き、ありがとうご
ざいました(本対談は、加藤百合枝の質問から急遽メール上で実施されたもの
であり、記録編集は岩﨑真樹が担当した)。


「パーキンソン病と脳・神経の病気について知るセミナーin福岡」開催のお知らせ

2018/12/22 19:09 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿

先月、iPS細胞PD治験の第1例目の手術を実施された京都大学の高橋良輔先生が講演されます。

演題Ⅰ「パーキンソン病と脳・神経の病気について」
    高橋良輔教授(京都大学脳神経内科)

演題Ⅱ「パーキンソン病の薬物治療と最新治療について」
    坪井義夫教授(福岡大学神経内科)

演題Ⅲ「パーキンソン病治療における患者さんとの関わりについて(WPC2019に向けて)」
    柏原健一部長(岡山旭東病院神経内科)

日時:2019年1月13日(日)13:00~15:20
会場:アクロス福岡 国際会議場(福岡市・天神)
参加費:無料
申込み:医療セミナー事務局(03-6893-3931)
〆切:1月7日必着
共催:アッヴィ合同会社 後援:日本神経学会





樋口了一「ポストマンライブ」開催のお知らせ(埼玉県支部主催)

2018/10/29 19:05 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿   [ 2018/10/29 19:07 に更新しました ]

ー 病は教えてくれる いたわる思い 苦しみを分かち合う大切さを ー
日時:11月29日(金)13:30~
会場:浦和駅東口 パルコ10F「浦和コミュニティセンター多目的ホール」
定員:先着300名・入場無料です
申し込み:参加申込書にて
 ♪ 樋口了一氏プロフィール ♪
1964年生まれ、熊本県出身
シンガーソングライター
日本レコード大賞作品優秀賞、日本有線大賞音楽優秀賞受賞
パーキンソン病を患い、治療しながら音楽活動をしている

台湾の患者会の会報誌に鹿児島県支部が紹介されました

2018/10/15 21:56 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿

手を繋いで病気と闘い 権利のために戦う

鹿児島パーキンソン病友の会経験交流

()

日本ではパーキンソン病は患者自身あるいは家族を中心に活動している会があり、お互いの経験を交換し合うことはもとより、医師を講演に招いてパーキンソン病についての情報を聞いたり学んだり、同時に患者の権利を政府機関に訴えたりもする。本誌では特別に日本「全国パーキンソン病友の会鹿児島県支部」の前事務局長角のり子(現在は幹事)に台湾と日本の友の会の話を伺った。

台湾では病気の友の会というものは、医療関係者を中心に組織を作っていくものではあるが、海外では多くの場合、病気の友の会は患者たち自身によるグループ発足があり、それから医療関係者を招いて指導を担当してもらう形になっている。4月頃に日本の「全国パーキンソン病友の会鹿児島県支部」の前事務局長角のり子様(以下のり子、敬称略)に本会が228記念公園にて行った世界パーキンソン病活動に立ち会ってもらい、本誌のインタビューに日本バーキンソン病友の会での経験を伺った。

のり子自身はパーキンソン病患者ではなく、数十年前にパーキンソン病を患った母親の看病のために「全国パーキンソン病友の会」に入会し、「鹿児島県支部」の事務局長を今日に至るまで9年間担当している。母親はすでにお亡くなりになられたが、看護師であった彼女は退会することなく、患者のために全力を尽くしている。彼女は自身の母親を看病する思いで他の患者を助け、友の会の会員やその家族の質問相談にのり、一緒に感情を分かち合っている。

友の会と家族が中心となって

日本のパーキンソン病患者の多くは内気で、自己表現を苦手とすることがある。医者には十分に敬意を払っているが、パーキンソン病を担当する医者は患者が誰も似たような症状だと思っており、患者の話をしかと聞かないこともあるそうだ。しかし患者はどのような病気を抱えている人であれ、誰でも社会で平等に生活する権利があると思う。会員は「私たちが自分の病気を一番よくわかっているから、組織をつくり、共に主張を訴え、医者に患者のコミュニティーや患者の状態、心の声を聞いてほしい」と思っている。

1973年にパーキンソン病の患者が集まって、合同学習・研究討論会が行われ、1976年には東京都、神奈川県、愛媛県で「パーキンソン病友の会」が相次いで発足し、「全国パーキンソン病友の会」が成立するまでに至った。本部は東京にあり、各地に支部がある。これまでに全日本では46の支部があり、わずか 3つの県に支部がないだけである。本部と支部を合わせて8500名の会員が在籍しており、内訳としては患者とその家族である。その他賛助会員として、会員のサポートをする会員を募っている県もある。内訳は、医療従事者や知人などである。


維持困難に面しながら権利を訴える

友の会の主張は大きく分けて二つあり、「パーキンソン病の社会的認識向上」と「パーキンソン病の医療・研究体制の充実」である。


日本にも台湾のような国民保険制度があり、パーキンソン病も「難病」指定されている。それゆえ治療費はほぼ国が負担しており、患者の自己負担は毎月5000円から1万円ほどで済むが、近年高齢化を受けてパーキンソン病患者数が15~16万人ほどに増え、難病認定の法律上限ー全人口の1000分の1 ( 13万人) を超えてしまったために、国からの補助金がなくなるかもしれない。しかし国の補助金がなくなった途端、パーキンソン病患者は月5~ 15万円の医療費を自己負担することになりかねないのだ。そのため会員は国会請願の集会や抗議デモに参加したりして、政府にその大切さを訴えている。

「このような過程を経て、全国の友の会は恩恵を被っているけど、これを知らない患者も多いの」とのり子は顔を曇らせて言った。彼女がいうには、日本人には患者に対する偏見が根強く残っていて、パーキンソン病患者が入会したがらないのだ。例えば鹿児島県には約3000人の患者がいる。しかし入会しているのはわずか135人である。自分がパーキンソン病を患っていることを知られたくないためだ。本部や支部には会費がつきものだが、各地では会費の差があり、鹿児島県では年間費4500円に本部へ渡す1500 円が含まれている。だが会員数が少ないために、赤字ギリギリで頑張っていくしかないのだ。友の会では本部は法人となっているため給料が出るが、支部は幹部を除いて全てボランティアである。幹部も年間3万円という「お気持ちだけ」の給料だ。支部のアドレスも会長の家や病院、公共の集会所などが多いそうだ。

友の会の出版品台湾と日本では大違い

インタビューの際にのり子に本会の「パーキンソン病の友」を閲覧していただいた。記事は患者インタビューや専門の編集者の手を経て、全て医者が逐字校閲しているのを聞いて信じられないといい、「これは日本ではできない」と驚きを隠せなかった。

現時点では日本「全国パーキンソン病友の会」は本部にて年間4回会報を発行しているといい、鹿児島県支部では年間3回発行している。主な内容として、業務連絡以外にも、医者の講演会のノート、会員の経験、介護情報などである。主なテーマをいくつかまとめた小冊子以外に2006年に日本神経学会より出版された「パーキンソン病治療ガイドライン」があるだけで、医療関係の情報は、各個人で出版物を購入したり、友の会の医療講演会での内容を医者の許可のもと会報誌に掲載したり、製薬会社から送られることが多いそうだ。なお鹿児島県支部の発刊物は彼女の手によるものであり、医薬品や介護に関する情報は医師の講演会をまとめた完璧なノートである。


イベント多様化、より参加してもらえるように

友の会の、鹿児島県支部では毎年2回医療講演があり、月1回は友の会の交流会が行われ、医師も招くという。そのほかに不定期だがカラオケ大会、リハビリ体操など、より会員が積極的に家から出て運動や社会に溶け込むよう、ポジテイブな状態を維持できる工夫をしているという。

のり子が言うには患者が家にこもっているだけではすぐに悪化するそうだ。彼女はパーキンソン病を専門とする順天堂病院の医師が言う「出歩くだけで、病状が改善する」をモットーに鹿児島県内6つの場所で定期集会を行い、将来的には1 0の場所に増やして、少人数ながらも有益な交流の場を目指している。

そのほかに問診時間が短いゆえに、患者が多くを語れないこともある。そのため医師と製薬会社が共同開発した、病気の状態がすぐ分かる「病気日誌」をつけてもらい、診察時に医師がそれを見るようにしている。鹿児島県支部ではこれをインターネット上にアップロードして、患者にダウンロードしてもらい、スマホで記録して医師に見せているそうだ。また、患者の症状をスマホで動画に撮り、診察時に医師に提示することも勧めている。

彼女は熊本県で行われている医者が患者に付き添っていく一泊2日の旅行を参考にしたいと思っている。医者と患者の距離が縮まることによって、日頃生活での不便なところを見てもらえるからだ。

だがこのようなイベントは会員のみの参加となる上に、会員人数が少ないままでは費用が足りない。やはり会員がもっと増えた方が友の会のイベントもスムーズにいくだろう。

終わり

本部役員改選のお知らせ

2018/07/23 0:05 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿   [ 2018/07/23 0:06 に更新しました ]

平成30年6月24日開催の第9回定時社員総会において役員の改選が行われ、それぞれ下記の通り就任いたしました。

代表理事   長谷川 更正
副会長    西﨑  昭吉
副会長    錦織  幸弘
常務理事   平峯  寿夫
理 事    佐々木 正禮
理 事    岩井  悠子
理 事    高垣  照雄
理 事    織田  史彦
理 事    紅林  照代
理 事    伊藤  克義
理 事    梅田  重明
理 事    松本  盛太
監 事    堀上  江一
監 事    根本  幸男
以上

マックス第50号(2018年6月作成)が発行されています

2018/06/14 0:37 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿

今号の特集は「パーキンソン病の排尿障害とその対策」です。
マックスは、病院の先生から患者さんに、お渡しすることになっています。
希望の方は、主治医にご相談ください。

武蔵野市パーキンソン病友の会医療講演会

2018/05/07 18:49 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿   [ 2018/05/07 18:51 に更新しました ]

演題:最新外科治療「進歩を遂げる“定位脳凝固手術”」
講師: 堀澤志朗先生 東京女子医科大学脳神経外科助教  
日時: 2018年6月10日(日)14:00~16:00 (13:00開場) 
場所: 武蔵野プレイス 4F  フォーラム(JR中央線武蔵境駅・南口下車徒歩1分 )
    ℡ 0422(30)1905 
参加費: 500円(定員100名)

申し込み: 下記のいずれかの方法でお申し込み下さい。 
        FAX : 0422(54)0668 
        MAIL: musashino_idenshi2017@yahoo.co.jp
主催:武蔵野市パーキンソン病友の会(全国パーキンソン病友の会東京都支部地域友の会)

【愛知県支部公式HP開設のお知らせ】

2018/03/30 18:55 に 全国パーキンソン病友の会本部事務局 が投稿   [ 2018/03/30 18:59 に更新しました ]

全国パーキンソン病友の会愛知県支部は設立40週年を機に、この度公式ホームページを立ち上げました。応援のほどよろしくお願い致します。

URL:http://www.jpda-aichi.jp/

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