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愉快なスタジオクーカ展

〇会期：２０１５年９月５日（土）～１０月３１日（土）

〇スタジオクーカについて：

スタジオクーカは神奈川県平塚市にある福祉施設／アトリエです。様々なハンディキャップを持った人が、その人の得意なこと・好きなことで活躍したり、収入を得ることを目指し、作品展の開催、パフォーマンス発表、商品化など、メンバーのやりたいことをやっています。企業へのデザイン提供も行っています。

（くわしくは右記ウェブアドレスからホームページをご覧ください→ http://www.studiocooca.com/ ）

〇作品・作家

松本倫子 matsumoto michiko

1973年新潟県生まれ／ 1997年新潟の情報誌komachiを見て新津市美術館で文殊の知恵熱公演でボランティアをして松本秋則に会う。手伝いを始める。／ 2000年統合失調症を発症／ 2006年不思議美術家松本秋則と結婚／ 2010年 studio COOCAで絵を描き始める／ 2011年ほっぺ（猫）を動物愛護協会から譲ってもらう。／ 2014年スタジオクーカでございます！（伊藤忠青山アートスクエア）／2015年 ART FAIR 東京

愛猫ほっぺを中心に2011年から猫を描いている。人間関係が苦手だが、studio COOCAで伊藤太郎の近くの席で制作すると集中できる、楽しい、と話す松本。伊藤太郎・・・自閉症の作家。世界の海洋生物の分布を暗記しており早口で常に色々話しかける。明るくひょうきんな人柄でオリジナルクマデの口上販売が人気。

「hoppe 11」松本倫子/studio COOCA ￥300,000

（上左）「hoppe 2」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

（上中左）「hoppe 3」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

（上中右）「hoppe 1」松本倫子/studio COOCA 非売

（上右）「hoppe 4」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

（下左）「hoppe 5」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

（下中右）「hoppe 6」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

（下右）「twins」松本倫子/studio COOCA ￥70,000

川村紀子 kawamura noriko

1973年生まれ。／ 2009年 KALEIDOSCOPE 6人の個性と表現（世田谷美術館）／ 2012年 studio COOCA PARTY（もうひとつの美術館・栃木）／ 2014年スタジオクーカでございます！（伊藤忠青山アートスクエア）／ 2015年 ART FAIR 東京他出店歴多数

養護学校を卒業後本格的に絵を描き始める。色鉛筆で着色しているが、筆圧が強くパステルと間違えられることが多い。特に制作初期（90年代前半）はものすごい勢いで制作していた為机の脚が曲がってしまったというエピソードもある。年代ごとにモチーフや好んで使用する色が移り変わっている。作品の人気が高まるうち、施設への来客の増加や自らも外出の要望を紙に書いて伝えられる様になり、同時に作品制作はゆるやかになるが作品の人気は衰えずstudioCOOCAの看板作家である。

（左・左上）「はだかんぼ」川村紀子/studio COOCA 非売

（左・左下）「きつね」川村紀子/studio COOCA 非売

（左・左上）「かおⅡ」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・左上）「おしり」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・中上）「みどり」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・右上）「ぼうし1」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・左中）「とり」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・中中）「MUSEUM」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・右中）「はな」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・左下）「カメレオン」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・中下）「かおⅠ」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・左中）「とり」川村紀子/studio COOCA 非売

（右・右下）「ぼうしⅡ」川村紀子/studio COOCA 非売

サイトウトシユキ saito toshiyuki

1957年生まれ。／ 2014年スタジオクーカでございます！（伊藤忠青山アートスクエア）

studio COOCAの抽象作家。ボールペン、色鉛筆、アクリル絵の具、画用紙、キャンバスなど様々な画材を用いて描かれる齋藤の作品群は一見似通っているように見えるがシリーズによって独自の技法が用いられており、画材に対するこだわりや様々な表現方法を模索する作家の姿が反映されている。また全ての作品を無題と題し、特定のテーマやモチーフを持たず自身のイメージのみで描いているというその世界は緩やかな曲線や全体に漂う独特の空気感、シュールな世界観など作家自身の性格や内面を現わしているいるように見えるが、その受け取り方はあくまで見る人の想像に任せるというスタンスを取っている。COOCAに所属する以前より創作活動を行っており当初からその作風は一貫してかわることはないが様々なシリーズを経てより深く濃密な空間、複雑な表現へと進化しており今後の活躍に期待が高まっている。