チェッカーあるいはドラフツとはどのようなゲームでしょう

チェッカーとドラフツとの相違

チェッカーとは、 日本やアメリカでの呼び名で、イギリスではドラフツ、ヨーロッパ大陸ではダーメとかダムなどと呼ばれています。またアジアの各地でも盛んで、それぞれの地 域の言葉で呼ばれたりドラフツと呼んだりしています。日本チェッカー・ ドラフツ協会では、8×8の盤で行うものをチェッカーまたはドラフツ64、10×10の盤で行うものをインター ナショナルドラフツと呼び分けています。厳密にはそれぞれドラフツ64、ドラフツ100と呼び、ドラフツ64はさらにドラフツ64(ブラジル式)とドラフ ツ64(ロシア式)とにわかれます。そして世界各地それぞれのルールで楽しまれています。チェッカーは、 ゲームの学問的な分類では、「二者完全情報確定有限零和ゲーム」と呼ばれたり、「アブストラクトボードゲーム」と呼ばれます。これをごく簡単に言うなら、 運の要素のない、実力だけで決着のつく二人用盤ゲームということです。文字通り知力の勝負なのです。 チェッカーは、日本ではあまり馴染みがなく、 チェスのおまけぐらいに思われていますが、ヨーロッパでは決してそうではありません。囲碁や将棋のように大人が真剣に 勝負にかける、文字通りのマインドスポーツとして広く認知され、 たくさんの愛好家がいて、全国大会ばかりか国どうしの対抗大会や国際大会も、盛んに開催されています。 また、中央アジアや東南アジアでも大変に盛ん で、街角ではよく大道将棋ならぬ大道チェッカーを見かけます。くわしくはFMJD(世界ドラフツ連盟)サイトhttp://www.fmjd.org/をご覧ください。


チェッカーの歴史

そもそもチェッカーの歴史は、12世紀の南フランスでチェスの 盤にバックギャモンの駒を並べてアルケルケをやったところから始まったと言われています。アルケルケは、5×5の盤に白石と黒石を12個ずつ並べ、相手の石を飛び 越すことで取れ、たくさん取った方の勝ちというスペインのゲームです。 そのスペインにはイスラム教徒がもたらしたと言われ、そのルーツは、古代エジプトの方形 盤ゲームにあるとも言われまが、決定的な証拠がなく、詳しくは不明としか今のところは言えません。

日本におけるチェッカー

チェッカーは日本においてはなぜか不遇で、これほど世界で盛んなのに日本だけ愛好者が少ないのは、謎としか言いようがありません。 かつてチェッカーの世界チャンピオンであった故 チンスレー博士は 

「チェスは海のように広いが、チェッカーは 井戸のように深い。」

と言って、その知的ゲーム性を最高度に評価しまし た。私達は今回のWMSG(注)の開催によって日本の多くの人たちに、このチェッカーの魅力を知ってもらうきっかけになればと、心から願っています。

(注)WMSG(World Mind Sports Games ワールドマイ ンドスポーツゲームズ)